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イーロン・マスクの世紀
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 30年以上前、近所の倉庫を改造したみたいな量販店でよく服を買っていた。店の名前は覚えていなかったが、安いシャツには「ユニーク・クローズィング」と書いてあった。その後、その店はなくなり、「ユニクロ」は有名になった。最近は特に安くもなく、おもしろくもない店だと思っているが、株価は異常に高く、経済ニュースでもよく取り上げられる。

 9月から絶賛世界株価暴落中である。日本の株価暴落を牽引している代表が、ファーストリテイリング「ユニクロ」である。日経平均は、額面金額の平均なので株価の高いものの動きに左右されやすい。なぜこのような衣料品の会社が、日本経済を代表しているのか。米ナスダックは、アップル、アマゾン、アルファベットなのに。

 同じく30年ぐらい前、パソコンを買い始めた頃のあこがれはアップルであった。マッキントッシュ(マック)である。ちなみにアップルもマッキントッシュも、他の有名メーカーのものなので、訴えられたはずだ。もちろんビートルズのアップルから。
(そうそう、日本ではアスキーとかソフトバンクが、がんばっていました)

 実際に買ったのは主流のNECのPC98である。マイクロソフトのMS-DOSで動いている。どっちも白黒だった。アップルとマイクロソフト、スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの覇権争いはゲイツが勝った。(ビルというのは、正式にはウィリアムの愛称みたいなものなので、友人は「ウィリアム」と呼んでいるらしい。ジョンも、古くはヨハネから来ていると思うが、ジャックの愛称)

 放漫経営のジョブズはアップルを追い出された。アップルもマイクロソフトに援助を受けるまでに弱くなった。しかしあくまでも、あこがれるのはスティーブ・ジョブズである。iPhoneというのは、電話の変種ではなくて、初代のパソコン、アップルⅡの最終形態ではないのか。


 前置きが長くなったが、そこで、現代のジョブズといえば、イーロン・マスクである(らしい)! 現代アメリカ製造業の旗手である。このところめずらしく、まともなボリュームのある本を読んだ。
『イーロン・マスクの世紀 兼松雄一朗』

現代の重要人物を、あらためて並べてみる。
アマゾン ジェフ・ベゾス
アルファベット ラリー・ペイジ
フェイスブック マーク・ザッカーバーグ
テスラ スペースX イーロン・マスク であります。

 この本の中でまず気になる項目は、「エジソンの呪い」です。とりあえず。
車がガソリンエンジンで普及する前には、100年以上前の話です、電気自動車の実験も行なわれていました。その頃から蓄電池が大問題でした。今でも、ノートパソコンのバッテリーから発火なんてありますよね。

「蓄電は科学としてはいいが、事業としては完全な失敗だ」エジソン。
今でも、軽くて長時間使える電池を量産化することは、どの企業も達成できていません。耐久性、安全性にも問題があります。ガソリンエンジン並みに発火事故を起こします。

 イーロン・マスクを代表として、米国の現代最先端技術について理解を深めてくれる本ですが、火星に行く前に、乗り越えるハードルは多いということを教えられます。それにしても、スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクのような、強引な超天才経営者がいないと、社会って進まないものなんですね。

イーロン・マスクの世紀
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[2018/11/14 15:17] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ニュージーランド観光
久しぶりに、BSでカーリングのアジア選手権をやっていた。
予選全勝であったが、決勝で、また韓国に敗れた。
あのメガネ先輩とは違う若いチームだ。
なにごとにも国際的にほとんど活躍しない韓国なのに、
なんでこんな所で立ちふさがるのか。
おかげで昨年は、世界選手権に出れなかった。
世界選手権に出ないと、オリンピック出場権もとれない。
(その前の年に、世界選手権2位だったので助かった)
アジアが難関なのである。

ほとんど取り上げたことのない、ニュージーランド観光の、
ごく普通の団体ツアーで訪れるところです。
めずらしくないのかもしれない。

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[2018/11/11 17:20] | 海外写真 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大きな桜 2
京都府立植物園にある木、の続き。
続きというと、ホワイトアルバムに入っている、「バンガロービルの話の続き」という曲名を思い出す。
「オブラディ・オブラダ」と「ホワイル・マイ・ギター~」の間に入っている曲だ。
2枚組に反対した、ジョージ・マーティンは、こんな曲をアルバムに入れたくなかったのだろう。
まあ、そんな絵のつもりです。

植物園木5

植物園木6

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[2018/11/08 17:36] | アートライブ2017/18 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
お店がなくなる
Death amazon


 何も最近に限ったことではないが、ここ何十年かかけて、周辺のお店がどんどん少なくなっている。若者が少なくなったのは、また別の話だ。

 いちばん昔から気になっていたのは、本屋さんがどんどん減っていったことだ。以前はスーパーの片隅にも小さな本屋があった。西友などのスーパー自体も減っているので、本屋は10店舗ぐらいが閉店した。日本の田舎の話ではない、30分ほどで上野まで行ける関東圏である。(田舎は、もっと、それどころではない!)

 おおむね、アマゾンや楽天のせいだと思っているが、それ以前から蝕まれていた商店街である。ブックオフも、ヤマダ電機も危ない。私もアマゾンで、カメラやビデオ機器などを買っているから、お店の助けになってはいない。

 銀行の店舗も激減している。ネットバンクで、ほとんどのことがすんでしまう。コンビニで入金する。若者の無欲化の影響もあり、車屋さんが減っているのは当然である。ネットで車も買える。買えるけれど、いまさら所有する気はない。さらに、車のためだけではなくて、生活に重大な影響があると思われるが、ガソリンスタンドが、ほとんどなくなっている。

 家や、マンション、車や保険など、必要ないという意見もよく聞く。お店をやっていても、なるべく人間は雇いたくない。いつも言っているが、そんなこと言い出したら、絶対に必要なものなど、この世にほとんどない。効率の悪いものや必要のないものを所有するのが文化ではないか。

 何かを持つと、リスクが多すぎる。そんな考えは、拝金主義につながる。お金だけ持っておいて、必要になったとき、いつでも借りればいい、のだろうか。
確かなのは、健康第一。

 なんだか知らないが、電車の踏切が閉まっている時間と、
歯医者と薬局はやたら増えている。
本当に必要なのだろうか。

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[2018/11/05 18:28] | カルトン | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大きな桜 1
見上げるような大きな桜の木です。まあ、大きさは普通ですけれども、花の色づきが違う。
京都府立植物園にある木なので、変わった種類なのだろう。
今回は、茶色で下塗りをしてみた。ジェッソが余っていたからだ。

3枚目は、キーボードでブログ用にサイズを変えていたら、
Shift+何かのキー、で特殊効果になったみたいだ。
何なんだかわからないのだが、面白いので載せておきます。
本当の色は、次回。
またねー。

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植物園木4

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[2018/11/02 20:30] | アートライブ2017/18 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
■ 世界大激変 10月の図書 ■
 10月中に、日経平均株価がバブル以来の最高値を更新するも、米ナスダック暴落のあおりを受け、3000円以上の大暴落。そんなことみんな興味ないでしょうけれど。これでも日本は、世界一まし。あいかわらず平和ですから。

 最近めっきりテレビを見なくなったが、世界のニュースなどはなるべく見るようにしている。日本のマスコミは、中国以上に言論統制されているので、誰かが死んだとか、生きてかえってきたとか、ドタキャンしたとか、貴乃花がどうした、低減税率がどうのこうのと、比較的どうでもいいことしかとりあげない。

 グルベローヴァのリサイタルはもちろん、ザ・ビートルズ(通称ホワイトアルバム)のボックスセットが発売になるなども、当然、誰も知らない。(BSで宣伝してたけど、こっちこそどうでもいい)

 世界中のパソコンやスマホなどを含む、コンピュータの90パーセントが、今や中国で作られている。アメリカの中国たたき、その技術泥棒を阻止するというのも表向きの理由の一つである。アメリカの、アップルとか、国防省などに納めたコンピュータ基盤に、設計上ないはずのチップが埋め込まれていた。3ミリほどの小さなもの。もちろん、中国の工場(国営企業)で作られたものだ。

 ついでにLINEは韓国だし、そのような問題もあり、電子部品などの製造を中国から、他の国に移そうとするらしい。ファーウェイのスマホなんて、全部筒抜けなんだろうな。


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★エディタ・グルベローヴァ リサイタル 大宮

ビートルズを聴こう 中公文庫 里中 哲彦 遠山 修司
ビートルズサウンズのツボ  チャック近藤
ザ・ビートルズ・サウンドを創った男 -耳こそはすべて- ジョージ・マーティン
真実のビートルズ・サウンド 川瀬 泰雄

幸せとお金の経済学 ロバート H.フランク
英EU離脱の衝撃 菅野 幹雄
この時代に投資家になるということ  正田 圭
不機嫌は罪である 齋藤 孝
アフター・ビットコイン 中島 真志
老眼のウソ 平松 類
ビジネスパーソンなら知っておきたい仮想通貨の本当のところ 尾河 眞樹
岩合光昭の世界ネコ歩き
世界大激変  長谷川 慶太郎
スマホは人気で買うな! 吉本佳生
選ばれる技術  信長

青春歌年鑑 70年代総集編
演歌魂
帰郷 さだまさし1986
ひきがたり 吉田拓郎2002
ぷらいべえと 吉田拓郎
時のないホテル 荒井由実
悲しいほどお天気 荒井由実

交響曲第36番第41番 KARAJAN70
ベ-ト-ベン第9番 宇野功芳 新星日響
マーラー第9番 バーンスタイン ACO
マーラー第9番 バーンスタイン BPO
マーラー第9番 テンシュテット
ブランデンブルク協奏曲 カラヤン
ブランデンブルク協奏曲 アーノンクール
ブルックナー第8番 JochumBPO64

TELEMANN - 12 Fantasies for Viola Solo
Tristan 4 Goodall80
Un Ballo In Maschera Muti
Vivaldi: 6 Cello Sonatas, Op. 14 Ofra Harnoy
Tristan3 フルトヴェングラー52
Protich Plays Mozart90
The Gulda Mozart Tapes 2 [Disc 1]
Lucia Popp Opera Arias
Die Hochzeit des Figaro 3 Suitner64
TURANDOT 2 Karajan80

Joao Gilberto The Legend
Paul  Chaos and Creation in the Backyard
Parsley,Sage,Rosemary and Thyme +2
Real live 1984 Bob Dylan
BeatleJazz A Bite Of The Apple

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[2018/10/30 17:05] | 今月の図書2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
悠彩会絵画展
悠彩会絵画展 中継。
ちょうど良い季候です。
やはり、金曜日の来場者がいちばん多かった。

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悠彩展3

悠彩展4

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[2018/10/28 09:35] | 展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
悠彩会絵画展
悠彩会絵画展、春日部中央公民館10月25日から。

「ヴェローナのギリシャ劇場 take95」の、オイルあえです。


悠再会はがき

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[2018/10/24 17:18] | 展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
最後のグルベローヴァ 行ってきた!
グルベローヴァ

奇跡のソプラノ エディタ・グルベローヴァ ~最後の日本リサイタル~
10月18日、大宮ソニックシティホールに行ってきました。
コンサートは数年ぶりです。
たしか、トリノ歌劇場の『仮面舞踏会』以来だったような。

それはそれは35年ほど前とは、違っていますが、強力な高い声は健在です。

J.シュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」
ロッシーニ:オペラ『セヴィリアの理髪師』より「今の歌声は」
ヴェルディ:オペラ『椿姫』から「ああ、そはかの人か」「花から花へ」
サン=サーンス「ナイチンゲールと薔薇」
ベッリーニ「テンダのベアトリーチェ」より最後のシーン
トマ:オペラ『ハムレット』より「オフィーリアの狂乱の場」

アンコール2曲目におなじみの(1曲目は知らない曲)
J.シュトラウスⅡ:オペレッタ『こうもり』からアデーレのアリア「いなか娘の姿で」


以下、先日出したものを、もういちど。

奇跡のソプラノ エディタ・グルベローヴァ
~最後の日本リサイタル~

 美術展にもめったにいかないのだが、最近NHKやサントリーホールなどの都心のコンサートに出て行くのがしんどい。大宮ソニックシティのコンサートパンフレットを見ていたらグルベローヴァが来るという。県民特別料金(今まで聞いたことがないが)で、S席16,000が半額になると書いてある。というわけでチケットを取りました。

 会員優先販売なので、一般申し込みではひどい席しか残っていないのではないかと心配していたのだが、12列目というそこそこ、なかなか悪くない席が取れた。あれっ!もしやあまり売れていないのではないか。たしか5回は聴いたが、以前聴いたのは30年も前だから、今ではもはや有名ではないのかもしれない。

 古いところでいうとメニューヒンも、ニコライ・ゲッダもレオニー・リザネクも、聴いた。その当時から、まだ生きていたのか?とびっくりしたものだが、まさか、若かったエディタ・グルベローヴァが、こんな感じになるとは思わなかった。ちゃんと歌えるのだろうか。

 グルベローヴァ5回聴いたことがあるけれど、最初の頃、聴いたときの広告を見てみた。
(1回目から3回目でがごっちゃになっているが)

サントリーホール1周年記念コンサート
エディタ・グルベローヴァ「オペラ・アリアの夕べ」 1987年10月13日 (たぶん2回目)


ロッシーニ:オペラ『セビリャの理髪師』から「今の歌声は」
ベッリーニ:オペラ『夢遊病の女』第1幕からアミーナのアリア「愛する仲間の方々~気もはればれと」
ヴェルディ:オペラ『椿姫』から「ああ、そはかの人か」「花から花へ」
ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』から「優しいささやき」
トマオペラ『ハムレット』からオフェリア狂乱の場「遊びの仲間に入れて下さい」
R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』から「私はひとりだけのもの」
オッフェンバック:オペラ『ホフマン物語』からオリンピアのアリア「森の小鳥はあこがれを歌う」
J.シュトラウスⅡ:オペレッタ『こうもり』からアデーレのアリア「いなか娘の姿で」

 なんといっても『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタのアリアは圧巻ですね。オリンピアも。他の誰にも歌えないと思います。サントリーホールが出来た頃で、31年前じゃないですか。1970年代後半に登場して、すでに10年以上経っていた。だんだん普通のソプラノに近づいてきたようだが、最初の頃は半端ではなかった。とても人間とは思えない。

 その時の広告の裏に載っていた紹介文から、

史上最高のコロラトゥーラ・ソプラノ!
 ショパンが弾くピアノを聴けないのを残念に思うことはあっても、あのスウェーデンのナイチンゲール、ジェニー・リンドの歌が聴けないのを、悔しいと思う必要はもうなさそうだ。エディタ・グルベローヴァを聴けるのだから。

 あの作曲者リヒャルト・シュトラウスでさえ想像もつかなかっただろうツェルビネッタを、ウィーンの人たちだけでなく、世界中の人たちが聴いた。あと30年生き延びられたら、全盛期のエディタ・グルベローヴァを聴いたことがあるぞ、オペラも聴いたし歌曲も聴いたぞ、と言ってやろうと思う。

 (追加、 言う相手が、未だ、いない!)

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[2018/10/21 15:47] | カルトン | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
神苑裏桜 2
 何度も言っているような気がするが、テレビのニュースが面白くないので、ユーチューブばかり見ている。

 世界中の嫌われ者である中国が破産、崩壊、習近平失脚、などの論説がいっぱい出てくる。図書館に行ってみると、中国や韓国は崩壊するという本が、5年前ぐらいからやたらとたくさん出ている。(ドル暴落、円暴落、預金封鎖などの本は、ずっと前からあるから驚かない)中国は本当にダメだろうと思う。
 
 そういえば、世界中を敵に回しているようなトランプさんだが、安部さんにだけはやさしい。日本にはなにも手を出さない。イギリスもユーロも大変なのに。株価も、アメリカと日本だけは、(ちょっと暴落?したものの)順調に成長している。配当多い。外国へ逃げ出す人が、ほとんどいない。

 毎年、京都などへ行けるのは、ほんとうに不思議なことである。

 「もののあわれを知る、平安神宮神苑裏の桜散る」の続きです。

平安5

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[2018/10/18 19:32] | アートライブ2017/18 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
神苑裏桜
たぶん30年ぐらい前に模写しようとした、モネのオンフルールあたりの海岸の絵。
その上から、平安神宮神苑の裏?というのか、人の全くいないところがあったので描いてみます。青いところは、水たまりです。

平安1

平安2

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[2018/10/14 09:21] | アートライブ2017/18 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
もう、怒らない 2
もう怒ら2


  「他人のことは気にするな!」という意見も何度か採り上げましたが、私たちは普段の生活で、まわりの空気を読む、忖度する、迎合するなど、社会の同調圧力に流されて生きています。言いたいことがあっても、めったに言えません。嫌われているわけではないにしても、自分は阻害されている、慕われていない、愛されていないと感じることはよくあります。

 必ずしも、ウソをついた子どもを声を荒げて怒るようなことではなくて、自分の思ったようにならない負の感情がここで言う「怒り」なのです。

 仏教的な説明では、スリランカ上座部仏教、スマナサーラさんの怒らないことシリーズなどもありますが、小池さんの一連の本の方が、一般にはわかりやすいと思います。仏教系の本は、たとえこのようなタイトルでなくても、欲望の無情さや、今の現実に集中することで心の平安や活力を保つことが書いてあります。

 このようなブッダの言質、仏教の信条、そのままとしか思えない、今はやりのマインド・フルネスという瞑想法も、ほぼ同じでしょう。(瞑想用のCDなどは使っている)

 小池龍之介の『もう、怒らない』を再度、読んでみました。
読み返してみて、以前とは違うところが気になりました。

 「物事が退屈なのは、きちんと観察しないから」

人間の脳は、省エネに徹していて、一回見たものは、二度目はちゃんと見ないといわれています。過去の記憶を駆使して、見たことにしているようです。意識して見ようとしなければ、見ていないのです。今、見ている場所が、よほど以前と変わった状況になっていなければ、気づかないのです。

 まだパソコンの性能が弱かった頃の、動画録画システムに、前のコマから変化した部分のみ記録していくというのがありました。(使ったことがないので、うろ覚え)一秒間に何十コマの画像を連続して記録していくわけですが、当然ですが、前のコマと次のコマの画像の違っている部分は、ほんの僅かです。見比べてみても、ほとんど違いはわかりません。人が喋っている部分なんて、背景はずーっと変化がなかったりしますよね。その無駄をなくすのです。そうすると、ずっと前のコマからの記録がごっちゃになっているためか、編集時の制約があったはずです。(今でもあるのか、しらんけど!)

 人間の脳も、極力、過去の記憶で処理しようとします。見ているつもりでも、ザルのように盲点があったり、わざと現実を直視しないのようにしているのです。潜在意識の、現状維持メカニズムも強力ですね。

 昨年の展覧会に、どこかのテレビ局が来て、インタビューを受けました。いきなり「絵を習うと、いったいどういう役に立つんですか?」とマイクを向けられました。なんて哲学的な。「人生に目的はあるのですか?」みたいなことではないですか。

 そんなこと急に言われたって答えられるわけないじゃないか、「この世に、役に立つことなんてほとんどない」とか何か適当に言っておこうとあきらめてしゃべり始めました。(国会答弁みたいだが)その時の記憶はほとんどありません。

 後で、放映されたビデオを見て、なるほど!と感心しました。(編集のせいかも)展示されている絵画作品を写しながら、「絵は離れてみた方がいい」なんて、私が絶対に言わないセリフを、ナレーターが入れている部分もありました。
その時、映像の私はこう言っていました。

「私たちは普段、回りのものをちゃんと見ていません。絵を描くことによって、回りの物事を、正しく見るように努めるのです」

 芸術作品は、私たちに、正しくものを見、正しく感じることを教えてくれているものなのですと、小林秀雄が言っていたような気がします。


もう、怒らない (幻冬舎文庫)

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉

怒らない技術 (フォレスト2545新書)

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[2018/10/11 18:01] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ゴトビキ岩
熊野速玉大社の摂社? だそうで、
新宮に行ったとき、熊野速玉大社に行ってから地図を見て、住宅街の中を通り神倉神社に向かった。
鳥居があったが、鳥居の向こうは石が積んであるかのような石段。
鳥居の前におばあさんがいたが、「あんたなら上れるだろう、わたしにはむりや」と言っていた。普通の石段より大きめのバラバラの石なので、階段とも言えない。山登りしているみたいだ。山の上にあるのがゴトビキ岩という。雨が降ってきて、足下がすべって怖かった。熊野の有名な大社類よりも、印象深い。


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ゴトビキ岩2

ゴトビキ岩4

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[2018/10/08 19:41] | 国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
■ ひとまず信じない 9月の図書 ■
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岩合光昭の世界ネコ歩きの写真を見て描いた。


 正式になんと言うか難しくなってきた、TV用BD&ハードディスクビデオ録画プレイヤーが壊れてから、テレビを見ていると、録画したいモノがほとんどないことに気づいた。それまでは、毎日、2時間ぐらい録画していたのだ。
1ヶ月ぐらいがまんしていたら、なにも録画したくも、見たくもなくなってきた。
それで、今まで録り貯めたブルーレイディスクを見るための、プレイヤーだけを買ってきた。これだと8千円ぐらいで買えた。


須賀敦子 静かなる魂の旅 90m全3回
第1話 トリエステの坂道
第2話 アッシジのほとりに
最終話 ローマとナポリのはてに

NHKスペシャル 世紀を超えて 地球・豊かさの限界 5h20m 1999
NHKスペシャル 世紀を超えて 地球・ビッグパワーの戦略 5h 2000

★生きる技法 安冨歩
集中力はいらない 森 博嗣
余剰の時代 副島 隆彦
ひとまず、信じない  押井 守
運の技術 角田 陽一郎
毒だらけ 内山 葉子
斎藤一人 人間力 -一人さんと二人で語った480分- 信長
デリバティブ汚染 吉本 佳生
「腸の力」であなたは変わる デイビッド・パールマター
「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である  宗田 哲男
ホリエモン×ひろゆき 「なんかヘンだよね…」
誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書 清泉 亮
岩合光昭の世界ネコ歩き

島田紳助 講演 才能と努力 
加藤和彦ベルリンベスト
A Kind of Hush Carpenters
Beatles Anthology 2-2
Beatles Anthology 3-2
COBALT HOUR 荒井由実
14番目の月
Janis Ian 1972-1981
Paul Is Live 93
The Gulda Mozart Tapes 2
Joao Gilberto The Legend
The Beatles
R.Strauss: Oboenkonzert 広田智之09
パルジファル ティーレマン

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[2018/10/05 08:42] | 今月の図書2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
生きる技法

 人に迷惑をかけないで、自分で何でもやってしまうことが、自立することだと思ってませんか。私たちは、家族に十分なお金を稼いだり、自分だけではなくて、他の人の世話までしたりすることが、自立することだと思っています。そのように教育されて、あるいは洗脳されているからです。

 自分の生きる目標などを、すらすら明確に言える人ほど、要注意です。社会から押しつけられたものではないですか。自分で考えたと思っているでしょうが。

 というわけで今週読んだ『生きる技法 安冨歩』です。

 この作者の考える「生きるための根本原理」は、社会で巧妙に隠蔽されているようで、40過ぎて離婚もして、気づいたと言っています。(大雑把に書きました)
「自立とは多くの人に依存することである」
(依存する相手が増えるとき、人はより自立する)
「従属とは依存できないことだ」
(少数の他者に依存するという状態こそは、他者に従属している状態)
「助けてください、と言えたとき、あなたは自立している」

 私は、10数年前に車を盗まれ、それから車に乗らなくなりました。あるべく歩くようにし、まれに必要なときは、人の車に乗せてもらうようになりました。

 それまでは、自分の力の過信といいますか、何でも自分で出来るからいいやと、人に相談することなどありませんでした。車も自転車も止めたら、不自由なことがいっぱいあります。やりたいことをあきらめることが、何度かありました。それから、知り合いに、相談したり、頼んだりするようになりました。

 人にお世話になると、なんらかの恩返しをしなければなりません。あたりまえのことですが、以前はほとんど考えていませんでした。(お年玉はもらうもので、あげたことはほとんどない)人に会うたびに、この人には何をすれば、何をプレゼントすれば喜んでもらえるか考えるようになりました。

 もちろん人から自分に与えられるものが多くて、私がお返しできるものは微々たるものです。しかし、自分が変わったのでしょうが、周りの人が以前よりも親切になったような気がします。


そのほか、こんなのも書いてある。読んでみてくだされ。
「誰とでも仲良くしてはいけない」
(嫌いな人と、仲良さそうに装ってはいけないということだと思う)
「人を愛するためには、自分を愛さなければならない」
(たいていの人が、人を愛したことがないと思うが?)
「自由とは、選択の自由のことではない」(選択肢があるかないかではない)
「選択という設定自体が危険である」(それが自由ではない)
「どれを選ぶかは問題ではなく、どのように選ぶかだけが問題である」
(どれを選んだ方が良いのかは、結局はわからない)


生きる技法

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[2018/10/02 18:23] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
エボラの路地裏 2
2011年の作品、なんとなく手を入れてみました。

エボラとは、ポルトガルの海沿いの町。

2011-13☆ebo5

2011-13☆ebo15

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2018/09/29 15:17] | タンホイザー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
Strawberry Fields Forever 2
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 Let me take you down 'cause I'm going to Strawberry Fields
Nothing is real And nothing to get hung about


この曲の最初の印象が悪かったのは、今までの曲と違って、メロトロンという変わった音の出るオルガンみたいな楽器のせいが大きいのではないかと思います。その上で、ジョンが「I Am The Walrus 俺はせいうち」みたいな電気加工された声で歌います。違和感ありあり。

 コンサートツアーを止めて、レコーディングに十分な時間を取れるようになったために、かつてない多重なオーバーダビングや、テープ切り離しや逆回転などの技巧の限りをつくしたサージェント・ペパーセッションの中でも、特に力を入れている曲です。

『ANTHOLOGY 2』には、なんと特別扱いとしか思えないが、3つのバージョンが入れられています。ジョージ・マーティンも気になっていたのだろうか。
1.Strawberry Fields Forever (Demo Sequence)
2.Strawberry Fields Forever (Take 1)
3.Strawberry Fields Forever (Take 7 and Edit Piece)
(正確には、ポールのベースが入ったTake7のモノヴァージョンに、最後尾のドラム部分などを加えたもの)

Strawberry Fields Forever  [Magica Mystery Tour]
この正式発売盤はTake 7にTake 26がつなぎ合わされたもの。
(Take 26はベースなしで、低弦、たぶんチェロ)

 ジョンは、完成したTake 26は、勢いが、圧力が強すぎると感じたようで、ちょっと弱めのTake 7で、開始したかったのでしょう。(しらんけど!)

 ジェフ・エメリックによると、開始からちょうど1分の所、このピッチを変えてテープをつなぐ編集は、エンジニアがやったもので、ジョージ・マーティンはいなかったかのように書いてある。ちなみに、ビートルズとプロデューサーが関与したのは、モノミックスまでで、ステレオ盤は、エンジニアが楽しく作ったそうだ。ほんまかいな。クラシックなんて、1955年からステレオ録音ですけど!

 ジョージ・マーティンは後で、こう回想している。
「実は今になって、あのときこう言えていたら、と思う。今聴いたままの歌で十分だ、と。あのときのまさに初めて通して聴いた音をテープに録音して、それを発売したかったと、どれほど残念に思ったことか」


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テーマ:The Beatles(ビートルズ) - ジャンル:音楽

[2018/09/26 18:08] | ビートルズ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
Strawberry Fields Forever 1
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 こんばんは、ビートルズ大好き絵描きのニケです。
 どういうわけか長年、この絵のサブタイトルを「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」としている。たいていの絵に、何らかの曲が関連づけられている。(のであるが特に公表はしていない)
ニケ邦題 「いちご畑でつかまえて」


 初めて聴いた頃は、特に何とも思っていなかったというか、どちらかといえば嫌いな曲だったのだが、時間が経つにつれて、自分にとってかけがえのない曲になっているものがある。初めて中学生の時に友だちに聴かせてもらったときは、ビートルズの曲なのに嫌な曲だった。ところが何十年も経って、いまだに散歩中に聴いていて飽きない。


 たしか以前、ブログに載せたはずの以下の本が、ビートルズのカテゴリーに入っていないので、自分でもわからない。この本の、記憶によっているところが多いと思う。
ジョージ・マーティンの『メイキング・オブ・サージェント・ペパー
ジェフ・エメリックの『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実
レコーディング記録としては、ジョン・カルショウの『リング』並におもしろい。

「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」(Strawberry Fields Forever)は、1967年2月にビートルズが発表した14枚目のオリジナル・シングル曲である。両A面シングル曲で片面は「ペニー・レイン」
Strawberry Fields Forever / Penny Lane」
アビー・ロード・スタジオ(1966年11月24日 - 12月21日)
チャート最高順位2位(イギリス)8位(アメリカ)

「ラブ・ミ・ドゥ」以外の、ビートルズのシングルで、初めて1位にならなかった。両A面という形式にチャート計測が対応していなくて、片面だけカウントされたのではないかという説もあるが、今までの曲に比べて人気がなかったのは確かだ。

 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の収録の最初に録音されたのがこの曲である。3曲目が、「ペニー・レイン」、2曲目が「64歳になっても」だ。(英文で打つのが面倒なので、勝手に訳した)

 2曲目は、ポールが10代の頃に作った曲。だからして、このアルバムは当初、リヴァプールを回想したようなコンセプトだったのだ。ところが英EMIのごり押しで、先行シングルを出さなくてはいけなくなった。残念なことである。

 ジョージ・マーティンは、アルバムのB面真ん中あたりに、比較的出来の悪い曲をならべる傾向がある。「64歳になっても」は、好きではなかったようだ。明らかにビートルズらしくない、ジョージの曲の後の、口直しに入れているようだ。リヴァプールにもどりますよ!

 後年、元気いっぱいコンサートツアーを行なっているポールは、「64歳になっても」変わらない、と言っている。(私も「神田川」の世界から、あまり変わっていない)

 アルバムコンセプトも、タイトルのように変更になった。(ゲット・バックがレット・イット・ビーになったのとは違うが)おかげでアルバムから、いちばん良い曲が抜けることとなった。だから演奏の凝り方はすごいものの、楽曲じたいは、他のアルバムに劣ると思っている。再度、残念なことである。


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[2018/09/23 17:41] | ビートルズ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ポルトワインの船 4
 先日は、ボナールの猫を描いてましたが、わずかながらずつ進んでいます。

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 途中で中断することがどれほどマイナスになるか気がついている人はあまりいません。知的な想像力を働かせる研究者にとって、中断された思考は、そんなうまい具合に元通りになるものではないのです。それは絵が破られるようなもので、二度と再び元には戻りません。(ハマトン)

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[2018/09/21 19:21] | アートライブ2017/18 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
■ 逃げられない世代 8月の図書 ■
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 ここ何十年の間に、巨大地震が来る確率がものすごく高いと言われている。ところが関東大震災などは、周期が決まっているから、クルゾクルゾと言われていたが、期限はとっくに過ぎてしまった。予想されていなかったところで、大地震が起きている。石油の枯渇期限も、とっくに過ぎていて、最近は、一万年は持つなんて言われている。

 年金破綻や、国債暴落、預金封鎖なども20年ぐらい前から、毎年のようにそんなテーマの本が出ている。地震などの天災に比べれば、もっと早めに、いつ来てもおかしくない。しかし、生きている間、何十年かは、大丈夫かもしれない。こんなことを考えるのは、生活に余裕があるからにちがいない。


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1.1日で50億円失った男
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人口減少社会の未来学 内田 樹 池田 清彦
池上彰の世界の見方 ドイツとEU
ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること 苦瓜 達郎
逃げられない世代 宇佐美 典也
村上春樹は、むずかしい 加藤 典洋
これからの未来を生きる君たちへ 茂木 健一郎
仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術

成功は「気にしない人」だけが 信長 再
逆説の日本史9 戦国 井沢元彦
超AI時代の生存戦略 落合陽一
なぜビールは値上がり続けるのか 吉川 尚宏
若者わからん! 原田 曜平
ユーロ恐慌  副島 隆彦
専業主婦は2億円損をする 橘 玲
甘いもの中毒 宗田 哲男
テキトーだって旅に出られる! 蔵前仁一
リスクをヘッジできない本当の理由 土方 薫
なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか 藤巻


アリス Golden Best
Best of HOLIDAY tunes
Girls On The Rock
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マーラー第5番Tennstedt88LPO
Beethoven ピアノ協奏曲 第1・4番 Gould58
R.Strauss: Oboenkonzert 広田智之09
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[2018/09/19 16:41] | 今月の図書2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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