情報が多すぎる
%はスルー


 そんな人も増えていると思うが、最近テレビを見なくなった。新聞、雑誌などは元々見ない。ラジオは学生の頃は(他に何もなかったので)よく聴いていたが、長い間聴いていない。ハードディスク・ウォークマンが出てきてから、CDや(むろん)カセットテープも聴かなくなった。

 さんざん録画したVHFやベータなどのビデオテープは、無情にも捨てた。いまやユーチューブなどでたいていのものを見ることが出来る。写真アルバムやフィルムや、DVDなどに保存している膨大な写真は、ほとんど見ることがない。

 だいぶ前から恐ろしく感じていたのは、カメラの記憶メモリーだ。初めて買ったときのデジカメは、2メガのメモリーだった。さて、記憶容量は10年で何倍になったでしょう?、と質問しても、持っていない人はまったく当てられない。今から10年前の段階で、カメラの記憶メモリーは2ギガだった。5年前に買ったハードディスクは2テラバイトだ。

 日本の単位では「円、万円、億円」というふうに一万倍ごとに単位が変わる。西欧では千単位だ。(金額を書くときに点を入れる位置)だから「2バイト、2メガ、2ギガ、2テラ」は、それぞれ千倍になる。

 カメラの画素数は、すでに15年前から、これ以上増えても意味がないと言われていた。逆に一つあたりのCCDの面積が微少になることから、画質が悪くなるとも言われていた。さすがに画質は進歩したが、あんな画素数はいらないだろう。メモリーもたくさんいるし。たださすがに、画素数は10倍単位ぐらいでしか増えていない。ただ写真は、毎年、一万枚ぐらい増え続けている。(音楽CDも一時期は、毎週5枚ずつ増えていた)

 というわけで、あまりにも私たちの回りの情報が増えすぎて、結局スルーしてしまうというお話です。(LINE既読スルーもそうかな)本の中で特に驚いたのは、インターネットの発達などにより、1999年~2000年の一年間に、有史以来から1999年まで蓄積された情報と、同じ量の情報が増えたそうだ。

 そこで、この本のタイトルだ。私たちの回りの情報が増えすぎた結果。一人の人間が見たり聞いたりすることのできる時間や能力は、昔とほとんど変わっていない。アナウンサーの喋るスピードが速まったなどの、若干の進歩は見られるが。

 この世にある情報の中で、私たちが接することができるのは、たったの「0.004%」だそうなのである。だから「99.996%はスルー」となる。


「本当に情報は爆発しているのでしょうか?(ええと、してます…) しているとしたら、その膨大な情報は、どれくらいスルーされているのでしょうか?(ええと、99.996%がスルーされてます…) この本には、うまく情報をスルーしつつ、自分はスルーされないための『基本情報』が詰まっています。」(竹内 薫)

99.996%はスルー 進化と脳の情報学 竹内 薫 丸山 篤史
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[2018/07/20 19:31] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
武田邦彦の科学的人生論
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 フジテレビ「ホンマでっか!?TV」で大活躍の武田邦彦先生です。同じ番組で横に座っている池田清彦さんも、ほぼ同じようなスタンスで、「環境問題のウソ」「生きにくい世の中で気楽にたのしく生きる方法」のような本をたくさん出しています。


 この番組では、「健康に良い食べものなど無い」とか一般常識の間違いを指摘している。武田さんはよく、女性は年を取っても孫を育てるという役割があるが「50過ぎた男は人間社会に必要ない」と仰っておられた。(楽しそうに)そんなことを言ってはいけない。世の中、必要のないものだらけだ。とはいえ、おもしろき事のなき世をおもしろく、することに貢献している武田先生であります。

 最近、ユーチューブをよく見る(ほとんどラジオみたいに聴いているんだけど)。武田さんの世の中を考察した話はおもしろい。原子力に関しては、大前研一の方が納得できるけれど。どこかで言っていたが、科学者というものは自分が間違っていること承知しているそうだ。今はこう主張しているが、数年すれば新たな説が発表されて、間違いが指摘されるのが当然ということだ。

 小林秀雄が講演が話していたことです。最近の学者は人間のことを考えない。私が研究していることは、学問上の問題であって、君たちの幸不幸にはいっさい関係ないといった態度だ。何百万光年先に地球に似た組成の惑星があったからって何ですか!(そんなことは言っていない) たかだか何十年、生きてきて、幸せでなかったらどうしますか。われわれの幸福を考えてくれないような学問は、学問じゃないね。と言っています。

 ということは、武田さんのような人こそ学者の鏡ではないか。

 ほんとうは、「小説が死んでいるのは私達が死んでいるから」という目次について書こうかと思って始めたのであるが、それはまたあとで。
以下、目次より。

人は「真実であって欲しい」と願うことを信じる
他人のことを第一にすると幸福になる
今日一日生きられればそれで幸福
心を持たない人間が大好きな言葉「コストパフォーマンス」
コツコツ貯めたお金で遊んでも楽しくない理由
「水が低きに流れる如く」――何も考えずに動く
幻の疲労感――人間は疲れない
35歳脳死説――努力は出世のためでなく
忙しい割に儲からない状態が一番
行為そのものを目的にすると「失敗」がなくなる
頭で考えたことは間違っている
人間の頭脳が「良い」と考えた方向に行けば人は滅びる!?
努力は欲を強め、欲は絶望を招く
小説が死んでいるのは私達が死んでいるから
現代の教育は人間を野獣にする
法治国家は原始的国家である――法律に勝る日本の「駅伝精神」


武田邦彦の科学的人生論 『武田先生、ホンマでっか! ?』
科学者が解く 「老人」のウソ



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[2018/07/16 16:42] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
テロメア・エフェクト
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 人間の能力や運命、あるいは健康状態は遺伝子DNAによって決まっていると思われて久しい。人間の寿命は100歳、あるいは120歳まで生きられるという説も、なんだか本当らしい。なにしろ何十年か前まで、日本のサラリーマンの定年は55歳だったのだ。子どもの頃見ていた50歳というと、もう完全にお年寄りといった風体だった。

 ここ5年ぐらいの健康に関する本に、テロメアという言葉が出てくるようになった。染色体の末端にあるテロメアの長さが、人間の寿命を決めていて、生まれたときから年を取るごとに、段々短くなっていくそうだ。そもそも動物の寿命は、一生における呼吸の回数、心臓の鼓動の回数によって決まっているという説もある。ネズミなどの心拍数の早い動物は寿命が短く、像などはひどくゆっくりなので長生きだという。

 いくつかの健康本に、ちょっとだけ取り上げられていたテロメアであるが、もうちょっと詳しく知りたいという人に。(そんな人いないかもしれないが)真正面からテロメアのことだけを取り上げた本である。


細胞から若返る! テロメア・エフェクト 健康長寿のための最強プログラム
エリザベス・ブラックバーン (著), エリッサ・エペル (著), 森内 薫 (翻訳)

「テロメア」とは染色体の先端部分を指し、寿命を司り、加齢とともに短くなるとされてきた。しかし最新科学によれば、生活習慣しだいでテロメアを保持したり、伸ばすことさえできるという。私たちが日々の行動や思考法を正すことで細胞を若返らせ、健康寿命を延ばすことができるのだ!テロメア研究によりノーベル賞を受賞した著者自らが、そのしくみを解説するとともに、科学的に効果がある最強の健康法を紹介する。


 その中で特に気になったのは、
「極度のカロリー制限(断食や小食)が人間以外の動物では健康と長寿に貢献するのは間違いないが、テロメアに関してはそうではない。」
 「母親の短縮したテロメアは、子どもに受け継がれることがある。」
というところであるが、内容はそれほど説得力がないように思う。

 なにか画期的対処法があるのかと思って期待していたのであるが、アメリカ人の話である。アメリカ人の食生活などはひどいものだ。当方にとっては、病気をしないような、ストレスの少ない、健康的生活を送ることがテロメアを短くしない秘訣という当たり前な結論になってしまう。

 だから、甘いもの食べ過ぎちゃダメだよ。


細胞から若返る! テロメア・エフェクト 健康長寿のための最強プログラム

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[2018/07/13 18:05] | 健康的生活 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
新しい命
 ツール・ド・フランスが始まった。
昨年までは毎日の放送が夕方だったが、今年は深夜だけなので、まだ二日目しか見ていない。例年、初日はそれほど面白くないし、チームタイムトライアルも、それほど面白くない。相手と直接競争しないからだ。今年は、第一戦目も短めの普通のレースだったようだ。

 初日は、なにしろフェルナンド・ガビリアという知らない選手が、サガンに競り勝って優勝マイヨジョーヌ。2戦目は普通のレースなので、ゴールスプリントでサガンが優勝。第三戦はガビリアのチームが好成績。キンタナもフルームも、それどころか他のスプリンターも、ほとんど話題にならない。第4戦、またまたガビリアが優勝。マイヨジョーヌはチームメイト。

 F1とか、他のジャンルと違って、放送局に忖度しないのか、放映よりもずいぶん早めにヤフーニュースで結果を知ってしまうのである。第4戦は今夜見る、かもしれない。


 というわけで、新年早々に描き始めた睡蓮の絵です。

千田睡蓮

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[2018/07/11 19:47] | 絵画作品2017/18 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
最後のグルベローヴァ
グルベローヴァ

奇跡のソプラノ エディタ・グルベローヴァ
~最後の日本リサイタル~

 美術展にもめったにいかないのだが、最近NHKやサントリーホールなどの都心のコンサートに出て行くのがしんどい。大宮ソニックシティのコンサートパンフレットを見ていたらグルベローヴァが来るという。県民特別料金(今まで聞いたことがないが)で、S席16,000が半額になると書いてある。というわけでチケットを取りました。

 会員優先販売なので、一般申し込みではひどい席しか残っていないのではないかと心配していたのだが、12列目というそこそこ、なかなか悪くない席が取れた。あれっ!もしやあまり売れていないのではないか。たしか5回は聴いたが、以前聴いたのは30年も前だから、今ではもはや有名ではないのかもしれない。

 古いところでいうとメニューヒンも、ニコライ・ゲッダもレオニー・リザネクも、聴いた。その当時から、まだ生きていたのか?とびっくりしたものだが、まさか、若かったエディタ・グルベローヴァが、こんな感じになるとは思わなかった。ちゃんと歌えるのだろうか。

 最初に聴いたときの広告を見てみた。

サントリーホール1周年記念コンサート
エディタ・グルベローヴァ「オペラ・アリアの夕べ」 1987年10月13日

ロッシーニ:オペラ『セビリャの理髪師』から「今の歌声は」
ベッリーニ:オペラ『夢遊病の女』第1幕からアミーナのアリア「愛する仲間の方々~気もはればれと」
ヴェルディ:オペラ『椿姫』から「ああ、そはかの人か」「花から花へ」
ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』から「優しいささやき」
トマオペラ『ハムレット』からオフェリア狂乱の場「遊びの仲間に入れて下さい」
R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』から「私はひとりだけのもの」
オッフェンバック:オペラ『ホフマン物語』からオリンピアのアリア「森の小鳥はあこがれを歌う」
J.シュトラウスⅡ:オペレッタ『こうもり』からアデーレのアリア「いなか娘の姿で」

 なんといっても『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタのアリアは圧巻ですね。オリンピアも。他の誰にも歌えないと思います。サントリーホールが出来た頃で、31年前じゃないですか。1970年代後半に登場して、すでに10年以上経っていた。だんだん普通のソプラノに近づいてきたようだが、最初の頃は半端ではなかった。とても人間とは思えない。

 その時の広告の裏に載っていた紹介文から、

史上最高のコロラトゥーラ・ソプラノ!
 ショパンが弾くピアノを聴けないのを残念に思うことはあっても、あのスウェーデンのナイチンゲール、ジェニー・リンドの歌が聴けないのを、悔しいと思う必要はもうなさそうだ。エディタ・グルベローヴァを聴けるのだから。

 あの作曲者リヒャルト・シュトラウスでさえ想像もつかなかっただろうツェルビネッタを、ウィーンの人たちだけでなく、世界中の人たちが聴いた。あと30年生き延びられたら、全盛期のエディタ・グルベローヴァを聴いたことがあるぞ、オペラも聴いたし歌曲も聴いたぞ、と言ってやろうと思う。

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[2018/07/08 16:37] | コンサート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ゴルド3
 今年は、今までそんなことあったのか覚えがないが、ワードカップ終了を待つために、ツール・ド・フランスの開始が、一週間遅くなった。

 中島悟のフル参戦に始まったF1の地上波での中継はなくなった。紆余曲折はあったものの、同じ頃中継が始まったツールは、未だに(BSだけれど)放映されている。(NHK受信料のことを無視すれば、タダでみれる)

 NHKも、国家予算のようにリストラしろよ!(受信料を安くしろということ)とは思うが、どう考えても人気のなさそうなツール・ド・フランスとカーリングと、放映権料が高いであろうオペラを映してくれることに感謝している。


ゴルド3

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2018/07/05 18:03] | タンホイザー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
私は戻ってこない。
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 日本人は恐らく、「塞翁が馬」という言葉があるように、良いこともあれば悪いこともある、勝つこともあれば負けることもある、と思っている。 立て続けにうまく行きすぎているものは失速するだろうし、どん底の状態もやがて好転する時が来る。上がったり下がったりを繰り返すものだと思っている。

 日本人は平均・普通であることを好むんですね。実力や人気のありすぎるものを嫌ったり、判官贔屓のような、不当な扱いを受けた弱者を応援する。だからホリエモンみたいな突出した人の頭を押さえたくなる。ドコモとAUとソフトバンクが、うまい配分で共存することを望む。(安部政権が強すぎるのをひどく嫌う)

 仮想通貨の本などを読んでいると「日本人の逆張り、外国人の順張り」という言葉が目に付く。日本人は、上昇を続けたものは、反転して下落すると思い、外国人は突出して上がったものは実力があるのだから、さらにもっと上昇すると考える傾向がある。アップルやアマゾンの影響力は、さらに拡大すると考える。(ダメな会社は無くなっていい)

 日本人にとって、紆余曲折があっても、元に戻るということが、なんとなく当たり前だと思っているが、外国人はそうではない。彼らは、ちょっとでも条件のよいところがあれば、躊躇無く会社を辞める。どんどん変わっていく、あるいは上昇していくのが当然だと考えている。

 かつてターミネーターは「アイル・ビー・バック」と言って(たぶん)溶鉱炉の中に沈んでいった。だが通常「バック」と言う言葉には、ネガティブなイメージがあるそうだ。
過去を振り返ってはいけないのだ。

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[2018/07/01 18:16] | 資産運用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
円光寺こけ
 サッカーのワールドカップは、試合の間が開きすぎ。
なんとなく熱が冷める。
野球の日本シリーズとか、総当たり戦みたいに、毎日Japanが出場すればいいのに。
選手は大変だが、みんな同じ条件なんだからいいだろう。
カーリングも、一日に二試合とかするし、
ツール・ド・フランスなんて、毎日6時間も走っているではないか。

こけF3

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[2018/06/29 20:36] | アートライブ2017/18 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北野天満宮 2
  いよいよ、奥のおどいの方へ向かいます。
御土居は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が,長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と,鴨川の氾濫から市街を守る堤防として,天正19年(1591)に多くの経費と労力を費やして築いた土塁です。

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[2018/06/26 11:07] | 奈良京都旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
第25回 アトリエ・K 展覧会
だいぶご無沙汰のようなきもしていたがそうでもない。いつの間にか作品展が始まって、もうかなり過ぎてしまった。ここは1年おきだが、いつものように、春日部中央公民館ギャラリーで、24日の日曜日まで。

 案内葉書の印刷は、今月株式上場を果たした、「ラクスル」に頼みました。

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[2018/06/23 18:35] | 展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
北野天満宮 1
 紅葉といえば「北野天満宮」というようになったのは、数年前でして、桜の「原谷園」のように、以前のガイドブックには載っていなかったものです。最近、「もみじ園」を公開するようになったので、もう3回行きました。

 豊臣秀吉が京都城塞化計画で作った、堀と土塁の跡が残されています。
天満宮の外見とも、京都の普通のお寺とも違い、高低差のある広い敷地です。
もちろん紅葉、真っ赤や黄色の色彩もふんだんにあります。
最後にお茶で一服も付いているので、満足度は非常に高いです。

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北野天満宮4

北野天満宮5

北野天満宮6

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[2018/06/19 10:54] | 奈良京都旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
テレビを見てはいけない!
古いテレビ


 先月、正式名称はわからないが、BDハードディスクビデオレコーダーが壊れたので、ハードディスクだけ抜き出して捨てた。中を見ると、ほとんどパソコンに近い。ハードディスクも昔ながらの、デスクトップパソコンのものと同じ。

 今まで毎日、3から5時間ぐらいは録画していたのだが、そういうわけで録画しなくなた。今まで録画して貯めていたのが見れなくなったのは残念だが、新たに録画したい番組はほとんどないことに、気づいた。

 テレビは洗脳の道具だから見てはいけない、という説は聞いていたし、知り合いに一人暮らしを期に、テレビを持たないことにした人もいる。なによりテレビ番組がつまらなくなった。一説によると、日本の報道番組の自由のなさは中国政府の締め付けよりもひどいという。テレビ局だって何かに忖度して、自主規制しているのだろう。

 というわけで一ヶ月、録画しなくても一向に困らないことがわかった。(カーリングの深夜中継があるときは困るけど)今まで録り貯めた、DVDとBDを見るために、再生専用プレイヤーだったら、1万円ぐらいで買える。それも見るかどうか。


 昨日絵画グループの年配の方と話をしていたら、昔のSPレコードやラジオの話が出た。SPのことは別にして、ラジオが珍しかった頃の話が出た。オリンピックなどのイベントがある時には、ラジオがある家によその家の人が集まってみんなで聴いたそうだ。力道山のプロレス中継かワールドカップのライブビューイングか。

 それで思い出したのだが、子どもの頃、夕方になると時々、近所の子どもがテレビを見に家に来たことを思い出した。もちろん自宅にテレビのない家の子どもだ。サリーちゃんなどの、テレビを見るだけで、晩ご飯の前に帰る。わたしもよその家にいってテレビを見たこともある。

 わりと気軽に、人の家のお茶の間に入ることができた。だから家に帰ると、知らない人がこたつに入っていたりもする。このような偉大なテレビであったが、今でもお茶の間ではみんなで、あるいは一人でテレビを見ている。他にすることがないのかもしれない。

 ちょっと普通には考えられないことだと思うが、田舎の家は、「玄関に鍵をかけない」とかいうレベルではなくて、「そもそも鍵が付いていない」。旅行中であろうが、何だろうが、夏場の窓は網戸、玄関に鍵はない。だからテレビは見放題か?。

 残念ながら、テレビを見ない代りに、ウォークマンかユーチューブをかけっぱなしにしていることが多い。
これではいけない、沈黙のススメ。
瞑想でもした方が、いいんだろうな、きっと。

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[2018/06/16 11:16] | カルトン | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
毘沙門堂

 山科駅近くにある「毘沙門堂」です。
近年観光パンフレットにも、石段が真っ赤になってる写真が出るようになってきましたが、それでも参観者は少ないです。
この日は、小雨が降ったりやんだり、今にも土砂降りになりそうな曇天で、写真がものすごく暗く映ります。そこで、カメラ付属のドラマチックトーンを使って派手な色彩にしてみました。最後の写真だけ、処理していない普通に映っているものです。天気が良かったら綺麗だったはず。


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毘沙門堂4

毘沙門堂5

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[2018/06/13 19:05] | 奈良京都旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
何がお得か、NISA?
 気分転換に、いつもと全然違うことを書いてみる。書いてみないと、どうなるかわからないし、思ったよりも話が進むかもしれない。こんな事が気分転換なのかと思われるかもしれないが、ふだん絵を描いたり、散歩をしたり(昼寝をしたり)しているので、収入は少ないのである。(断言するな!)年金がもらえないかもしれないなんてことは、忘れるように努めている。

 だからして、一般のビジネスマンが考えているらしい?(考えてないかもしれない)仮想通貨などについて調べてみた。それというのもiPhoneみたいな「iPod」を手に入れたら、毎日いろいろなニュースが入ってくる。年始にはやたらビットコインの記事が目に付いた。

 その他、NISAだとか、つみたてNISA、確定拠出年金iDeCoなんてのも目に入っていた。ずっと以前に、個人年金というものに入っていたが、10年経ったら損保業界再編で保険会社が吸収合併され、予定されていた保険料率が大幅に下げられたため解約した。解約料は高くてひどく損をした覚えがある。

 仮想通貨なんて買ってはいないが、これからの世の中の変化に付いていくために、知っておかなくてはいけないと思い始めた。(たぶんチューリップバブルの)ビットコインの、その次に来るものはみんなが普通に使うようになると思われる。

 そこでもっちょっと現実的な「NISA」を調べた。要するに株式投資優遇税制だ。何冊も本が出ているが、要点は短い。(ビットコインの本もそうだが)そもそも株式投資を知らない人のための説明が多くて、実質が少ない。一応、優遇税制の体はとっているが、不利というか不当な点も多い。そして不都合なところはあまり語られない。


 そこで「NISA」の要点。
① 購入金額が年間120万まで。(累積600万円)(売った分再購入はできない)
② 最長保有期間が5年。(たとえば2018年6月~2022年12月まで)
③ 2023年開始まで有効。(2023年1月~2027年12月まで)
④ 通常税率約20%(復興税などあるかも)の、値上がり益と配当が無税となる。

 以上は、株価が値上がりすること前提である。いくらアベノミクスで株価が上昇しているからといって、これからどうなるかわからない。バブルだという説もある。だいたい一般庶民が、こんな少額投資なんて庶民だ、株を買おうと思うなんて、バブルの兆候だ。

 税制上・非常に不利なところ
⑤ 通常株の売却損は、他の利益と相殺できるが、この場合税制上の優遇はない。そのままの損。 
⑥ 5年経って値下がりしていて売らない場合、一般口座に移行になるが、その値下がりしている価格が取得価格と見なされる。元の値段に戻って売っても、値上がり益の税金を取られる。

というふうに、株価が値上がりすること前提でおすすめしている商品だ。小泉政権当時の低株価の時だったら、こんなもので得するなんて思えなかっただろう。だだここ数年、米国株に影響されたか、高配当のものがあるので、配当や優待ねらいだったらいいかもしれない。

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[2018/06/10 15:49] | 資産運用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
今熊野観音寺 2
 帰り道に通過した紅葉の名所「東福寺」、とその入り口の道(上の2枚)を入れてみました。
やはり今熊野観音寺の方が、圧倒的だと思います。



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[2018/06/06 17:47] | 奈良京都旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
今熊野観音寺

 京都駅からごく近い紅葉の名所「東福寺」、何度も行きましたが、2007年以降、パッとしないようです。
それにしては、人が多すぎて、電車もバスも(歩いていっても)混雑しています。その横にある、ついでに行きがちな「泉涌寺」も、人が少なくていいのですが、さらにその横に、目立たないけれど紅葉の素晴らしいお寺があります。

 けっこうな規模のあるお寺で、以前から紅葉の名所となっていますが、地図上では小さくしか書いてありません。紅葉まっだだなかの夕方、ふだんなら絶対に歩いていくぐらいの、京都駅から南口の泉涌寺と東福寺入り口まで、往復路線バスに乗ってみました。(市バス一日券を買っているので、使いたいのだ) バス停も、バスの中も人でいっぱいでしたが、どういうわけか両方とも座れました。ただやはり渋滞のため、バスは歩くぐらいの早さです。JR奈良線と京阪本線が交差する東福寺駅から行くよりも、よかったです。

 帰り道に東福寺も通過しましたが、「今熊野観音寺」の方が、圧倒的によかったです。


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[2018/06/03 10:11] | 奈良京都旅行 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「学問ノススメ」3
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この番組では、どういうわけか最後に「いちばん好きだった先生は?」という質問を、たいていしていた。そして、このときも、司会者がお決まり(らしく)質問をした。
「いちばん好きな画家は誰ですか?」

 『そんな「聞き分けのない女」みたいな言いぐさに、みんなよく答えてるよね。「誰が一番好きなの」「どっちが大事なの」。そんなこと決められないですよ。時計にしたって、どれが一番だなんて。』

 私が思うに、これは「信じることと知ること」に似ているようです。「私は地球が丸いって信じてる」と言う人は、今時いないでしょう。2000年前だったら別ですよ。地球が丸いことは、知っているものです。信じることではありません。マリア様を信じてるのは、イイかな?。全員がマリア様を信じていたら、そんなこと言わないでしょう。

 ですから、偉大な画家に対して「この画家が好き」とか「この絵が好き」とは使う気になりません。「私は、空気を吸うことより、水を飲む方が好きです。だから空気は吸いません」そんなわけないでしょう。好き嫌いの問題じゃない。しかし「AKBが好き」「ジミー大西の絵が好き」というのは、当然、ありです。

 たとえば「ルノワールが好き」なんて気軽に言う人は、ルノワール周辺以外の画家をろくに知らない人が多いような気がします。レンブラントもルーベンスも、ベラスケスもデューラーも、ボッスもティントレットも見たことがない人が多い。近年やたら、「フェルメールが好き」な人が増えたと思う。

 そうはいっても、質問に答えないわけにはいかないので、山田さん、しぶしぶ「こういうときは、この画家だと言ってます」と言い出した。そういっている間、私の方でも、答えを考えていたのだが、山田さんの答えと、まさに同じだった。音楽でいえば、バッハやモーツァルトのようなものです。失礼ながら、山田五郎を見直したところです。

 その答えとは別ですが、印象派付近では「マネ」の絵が好きです。

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[2018/05/30 21:42] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「学問ノススメ」2
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 留学してはみたものの、専門分野が決まっていなかった。たとえば、「北欧ルネサンス絵画」とか「アルカイック期のアテネ彫刻」とか「村上隆とアニメ」のようなテーマですね。ただ美術史を学ぶならば、日本でも出来る。せっかくザルツブルグに1年間すんでいるのだから、ヨーロッパの美術館を見まくる、ということになった。

 まあその当時も、イギリス(特に大英博物館)やドイツの美術館は、エジプト、ギリシャや近隣ヨーロッパなどの世界各地の美術品を盗んできて展示していると(悪い奴らだと、陰で)言われていた。

 美術館側に言わせると、現地のあいつらに持たせておいたら、作品が盗難にあったり、壊れてしまったりする。管理が出来ないのだ。その点、保存状態も完璧にし、一般に広くく展示もしている。ロンドンの公営美術館は、原則無料で見ることが出来る。文句があるかと、いうことらしい。

 彼がローマの町を散歩しているときに、公園にあるベルリーニの彫刻に、立ち小便をしているおじさんがいた。なんてことをする!と英語でつぶやいたところ、英語がわかったらしく返事が返ってきた。

 「おれたちには、こんな彫刻いくらでも作れるんだ。壊れたらまた作ればいい」子どもたちも、彫刻の上に乗って遊んでいる。「イギリスの奴らは、人から盗っていくだけで、自分で作れないもんだから、後生大事に美術館なんぞに入れてあるのさ」

 美術品や骨董品などというものは、元々、家庭で使うために作ったものだ。飾ってないで、お茶を飲め。同情するなら瓶をくれ。(つづく)


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[2018/05/29 21:27] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ラジオ版「学問ノススメ」
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 ユーチューブでいろいろ検索していたら、ラジオ版「学問ノススメ」というのがたくさん出てきた。正式には、「ラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」のスペシャルエディション」。最初は確か「勝間和代」で出たのだと思うが、毎回ゲストが来る。香山リカ、よしもとばなな、三浦しおん、原田マハ、江國香織、山田詠美、川上美映子、西原理恵子、角田光代、川上弘美、と自動的に聴いてみた。
 
 だいたい一本1時間ぐらいかかるが、今はビデオレコーダーがなくなったので、時間がある。今までと違うことをしてみているのだ。iPodのおかげで、どこでも聴ける。

 その後、茂木健一郎、竹内薫、横尾忠則、島田裕巳、名越康文、小池龍之介、内田樹、養老孟司、と聴いてみた。その中で、山田五郎の話が、美術についてだった。

 山田五郎というと、最近では、「ぶらぶら美術館・博物館」という、某「日曜美術館」のように毎週1時間で放映している番組である。直近の展覧会を取り上げるので、内容がかぶることも多い。知り合いに、この番組の愛好家が少なからずいる。

 テレビのコメンテーターの発言は、普通のワイドショウでも聞きたくないが、美術について語られると、気分が悪くなることが多い。「ぶらぶら美術館・博物館」も、最初の頃は毛嫌いしていたが、最近は諦めて、他の報道番組よりもましだから見るようにしている。山田五郎の滑舌にも慣れてきた。

 それで「学問ノススメ」での山田五郎の発言は、意外なことにおもしろかった。

 若い頃、美術の勉強をしに1年ほどオーストリアの大学に留学したが、指導教授に言われたのが、時間が短いから、学問的な勉強をするよりも、ヨーロッパ中の美術館を見て歩いた方がいいということだった。(つづく)

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[2018/05/28 11:22] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ばらの騎士 フレミング2009
バラの騎士2009


 『ばらの騎士』といえば、その昔、カラヤンがザルツブルグで上演したときの、旅行会社企画のパックツアーに申し込んだことを思い出す。申し込みはしたものの、あまりに高価すぎたので、結局キャンセルした。実のところ、それほど好きでもない。「影のない女」や「サロメ」などの方が好みだ。たぶん。

 それから、サヴァリッシュがミュンヘン夏の音楽祭で、R・シュトラウスのオペラを全曲を舞台にかけるというので、行こうかなと、思ったりもした。それから「影のない女」(4回)や「サロメ」(2回)、「アリアドネ」「ダフネ」は劇場で体験したのだが、「ばらの騎士」は2007年、チューリッヒ歌劇場来日公演でやっと、生で見た。

フランツ・ウェルザー=メスト指揮 チューリッヒ歌劇場 
2007年9月8日 オーチャードホール スヴェン・エリック・ベヒトルフ演出
オックス男爵=====アルフレート・ムフ
マルシャリン=====ニーナ・シュテンメ
オクタヴィアン====ヴェッセリーナ・カサロヴァ
ゾフィー=======マリン・ハルテリウス

 その準備で、有名な12種ほどのレコードとビデオを視聴した。「ばらの騎士」は、だから、10年ぐらい視聴していない。先日、ルネ・フレミングの歌う「椿姫」を見たら、思いのほか良かったので、借りてきました。

 ルネ・フレミングという歌手は、キリ・テ・カナワと同じような印象を持っている。歌は素晴らしいのだが、歌っている姿はあまり見たくない。と言っても、それほど彼女たちを貶めているわけではない。ほとんどの歌手は(歌手に限らないが)アップで見るのに耐えない。ちゃんと見ています。

 ビデオでは、音楽よりも映像の方が気になってしまう。シュワルツコップやデラ=カーザ、ジョーンズとポップなんていいですね。チューリッヒ公演の時は、ゾフィーのマリン・ハルテリウス。

 今回は、第3幕を見ただけだけど、とても良かったので書いている。
オックス男爵=====フランツ・ハヴラタ
マルシャリン=====ルネ・フレミング
オクタヴィアン====ゾフィー・コッホ
ゾフィー=======ディアナ・ダムラウ
歌手がなんと、カウフマンだそうな。

 そうでした、忘れちゃいけないティーレマン指揮によるミュンヘン・フィルです。ここ数年、いちばん聴きたい指揮者ですね。演出というか、舞台装置、背景がペラペラで貧相で、歌手の見た目も今ひとつだが、ティーレマンとフレミングはとても素晴らしい。以前レコードを聴きまくった時には、案外ベームの演奏がいいと思ったけれど、ティーレマンも(いつもと違って)、フレミングも、奇をてらったところのない、正統でまっ正直な公演だと思いました。

R.シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》 [DVD]

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[2018/05/24 17:54] | ばらの騎士 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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