
「東京ドーム」などでお馴染みの「ドーム」 このドームといわれる丸天井が史上初めて(かどうかは知らないが)かつ、唯一の建物であったのがローマのパンテオンです。ほぼ紀元ごろ、アウグスティヌスの将軍であったアグリッパによって建てられたものです。この時代以降、誰もこんなものは作れませんでした。
15世紀のフィレンツェに天才建築家ブルネレスキが現れ、サンタ・マリア・デル・フィオーレ(花の聖母教会)の丸天井を設計しました。その後、ミケランジェロがサン=ピエトロ寺院を設計しました。
このフィレンツェの大聖堂は通常「ドゥオーモ」と呼ばれています。日本語の「どうも」に近い感じがします。フィレンツェよりもはるかに大きいミラノの大聖堂も「ドゥオーモ」です。これがドイツに行くと「ドム」となります。
ウィキペディアで調べてみると−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
『ドゥオーモ(Duomo)はイタリア語で、イタリアでの街を代表する教会堂の事である。 ローマ以外での司教座聖堂の大聖堂にほぼ同じ。 ラテン語のDomusが語源で、神の家を意味する。』
『旅行ガイドなどにはドゥオーモとそのまま書いている。ドゥオーモと呼ばず司教座聖堂の意味のカッテドラーレ(cattedrale)と呼ぶ地方もある。』
『大聖堂(だいせいどう)とは宗教建築の種別のひとつで、通常はカテドラルの訳語として用いられている。』 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この「ドゥオーモ」ですが、イタリアも南の方へ行くと「カテドラル」と呼びます。ギリシャとかフランスでもそうだと思います。この日本語で言う「大聖堂」は街の中に1つしかありません。教会は、日本のお寺と同じく、街の中に何十とあります。これは大きさの違いではありません。教会よりも小さな「大聖堂」も見たことがあります。「カテドラル」が司教の椅子の名前からきていることは知っていましたが、ウィキペディアの説明では納得できません。
団体ツアーでは通常、添乗員の他に、現地人ガイドとその通訳もかねる現地日本人ガイドの3人が案内をしてくれることがよくあります。フィレンツェで、わたしはこの件について、添乗員と現地日本人ガイドに尋ねてみたが、二人とも「場所によって呼び名が違うのではないか」とあやふやな答えだった。
そこでフィレンツェに詳しそうな現地イタリア人ガイドに訊いてもらった。彼女は、良い質問をしてくれたといわんばかりに雄弁に語りだした。日本人ガイドの通訳によると
『「ドゥオーモ」と「カテドラル」は、その地域を担当している司教さまの位によって呼び名が変わってくるのです。』 『ここサンタ・マリア・デル・フィオーレは「ドゥオーモ」であり「カテドラル」でもあるのです。』
その後、彼女はさらに話をどんどん進めたみたいだが、日本人ガイドは同じ言葉を繰り返すだけだった。絶対もっと難しいことを言っているに違いない。日本人の教養では知らない言葉が出てきて意味不明で訳せないんだ。日本語にそんな言葉がないのかもしれないし。そんなふうに疑ってしまった。イタリア人ガイドは、たくさんしゃべったので満足げであったが、私はもの足りなかった。
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