
やっと行ってきました、国立新美術館。千代田線乃木坂駅から美術館直結通路をとおって、入り口は比較的地味でした。ロッカーに荷物を入れて、トイレに行ってからと、おや、どちらもすごく狭い。不思議に思っていたら、両方とも小さいのが何カ所もあった。ガラス板を組み合わせた壁面と大きな筒が二つある吹き抜けのロビー、天井が高いせいか、細長くて狭いような圧迫感がある。
大モネ展は、数年おきにどこかの美術館で催されるので、内容自体は普通よりもちょっといい、といったぐらい。いくらなんでも『大回顧展』は大げさなのでは。モネ展自体はそんなに広くない会場だが、1階にはあと二つギャラリーがあり、2階、3階もあるのだから、かなり大規模な美術館だ。そのわりにはロビーが狭い。絵が展示してある壁は、上から吊ってある移動式のもので、催し物ごとに変えられるようになっている。
今回のモネの作品で、目立ったもの。 「日傘の女性」は、3点ある内の1点だけ。いちばん地味目のヤツ。 オルセーにある雪景色のおなじみ「かかさぎ」。こんなタイトルだったとは知らなかった。 「マルタン岬から見たマントンの町」はめずらしいタイプの絵だ。見たことない。 茨城県立美術館「ポール=ドモワの洞窟」これも、よくモネ展で見かけるが、やっぱりいい。 「アルジャントゥイユのレガッタ」もおなじみで目立つ。 西洋美術館の「船遊び」はやっぱりとてもいい。対になっている完成度の高い「睡蓮」はなぜか出ていない。 「エプト川のポプラ並木」このシリーズ中いちばん好きな絵だが、所蔵が「イセ文化基金」となっている。始めて聞く名前だ。 おなじみ「積みわら」。ボストンのもオルセーのも、とてもいい。 「サン・ラザール駅」。有名なオルセーのものより、ポーラ美術館のものの方が気に入った。 これも何度も見ている絵だが、サントリーミュージアムの「ウォータールー橋、曇り日」と個人蔵の「曇天のウォータールー橋」とてもいい。 モネの自宅庭園の絵では、マルモッタンの「日本風太鼓橋」と「モネの家」が斬新で良い。ヴェルディ「オテロ」の嵐の場面みたいだ。
最後にものすごくおなじみ「睡蓮」。ポーラ美術館のものは薄味の繊細な表現。今回初めてみた鹿児島県立美術館のものは花が二つだけ、葉が数枚しか無くて、とても細かく筆を動かしているのがめずらしい。所蔵がアサヒビール株式会社となっているものは大きくてダイナミック、剛胆で気持ちがいい。しかし、「睡蓮」ではやっぱり国立西洋美術館の「船遊び」のとなりに並んでいるのが、いちばんいいとおもう。 その他、ちょっと関係のある作品が、小部屋に展示されていた。スーラ、ボナール、ルイス、そのほか現代作家のものなどあったが、アンドレ・ドランの「ロンドン、ウエストミンスター橋とテムズ川」が面白かった。
見終わって、1階のカフェテラスは圧迫感と人通りが多いのでやめて、地下にあるカフェテリア・カレで、セルフサービスだったが、おにぎりとコーヒーをとって休憩した。すわったときが11:30だったのでまだ空いていて、他のテーブルと同じように、1人で6人掛けのテーブルを使っていたら、だんだんお客が増えてきて、各テーブル相席になった。なんだか、自然に知らない人と相席になって、こういう雰囲気もめずらしいと思った。外へ出て外観の写真を撮って、地下鉄で新宿御苑へ向かった。 テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
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