チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
ハーン、チャイ



 「音楽の友」の特集で毎年やっている、あなたの好きな曲は。その中の協奏曲部門、何年か続けてチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が一位だった。数多いモーツァルトの協奏曲や、その他の交響曲などと違って、ヴァイオリン協奏曲は、たいていの作曲家が1曲しかない。だから票を集めやすいとしても、名曲には違いない。いや、大好きだ。

 それとは別に、ヴァイオリニストの人気では、ムターが2位なのはいいとして、ヒラリー・ハーンが3位になっていて驚いた。そんなに有名ではないと思っていたのに。逆に、ギル・シャハムの名前が出ていなかったのにも驚いた。


最近聴き直した演奏は。
★アンネ=ゾフィー・ムター プレヴィン指揮 ウィーンpo 2003
★ギル・シャハム シノーポリ88
シェリング76 ハイティンク
★アイザック・スターン ロストロポーヴィチ
アナスタシア・チェボタリョーワ03
ヴィクトリア・ムローヴァ 1985小澤
諏訪内 晶子 アシュケナージ2000
チャイコフスキーコンクールガラ:諏訪内 晶子1990
五嶋みどり、クラウディオ・アバド指揮BPO 1995
ヒラリー・ハーン
ジャン-ジャック・カントロフ
レオニード・コーガン56

 日本人の諏訪内晶子も借りてきたが、ジャケットが顔のアップでビックリした。これはもちろんCDサイズが小さいから許されることで、LPだったら考えられない。フルトヴェングラーやワルターやカラヤンだったらともかく、いや違う、最近手にしたアンナ・ネトレプコだったらともかく、なんとなく気分が悪い。演奏はとてもいいけど。この諏訪内晶子はアシュケナージのと、チャイコフスキーコンクール優勝の時のライブと、日本人演奏家にはめずらしく2枚もある。それにしても、あらためて、女性の演奏家が多い。

とりあえずは ギル・シャハム シノーポリ88 が
意外なところがなく安心して聴くことが出来る。

これから聴く予定。
前橋汀子 エッシェンバッハ84
チョン・キョンファ(vn)デュトワ指揮 モントリオール交響楽団1981
チョン・キョンファ(vn)プレヴィン指揮
ヤッシャ・ハイフェッツ(vn)ライナー指揮 シカゴ交響楽団1957
アンネ・ゾフィー=ムター カラヤン指揮
アイザック・スターン オーマンディ
庄司紗矢香, チョン・ミュンフン,フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
オイストラフも。


  この曲を聴くと、ツール・ド・フランス「Tour de France 英雄たちの夏物語」のエンディングテーマを思い出す。確か『The Right Stuff』という映画で使われていたビル・コンティ作曲で「Jeager's triumf」という曲のようだが、これが似ているのだ。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の第一楽章6m30sあたりから出てくる主題と同じような部分と、その変奏みたいなところと、最大に盛り上がる部分が似ているのだ。この点について言及しているものを見たことがない。

もうちょっと聴いてから、つづく予定。




スポンサーサイト

テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

[2015/03/13 22:18] | レコード | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
窓 谷山浩子



かつて「ポプコン」という番組というかイベントがありました。
ヤマハポピュラーソングコンテストを縮めたタイトルだと思います。
ラジオで熱心に聴いてました。
若き中島みゆき、世良公則&ツイスト、なんかも出ていたけれど、有名なので止めておくか。コッキーポップとか世界歌謡祭とかもやってましたね。

「 POPCON シングルコレクション 70's 」というCDを見つけました。
よく知っているところではこんな曲がありました。
御案内 ウィッシュ
あなた 小坂明子
わかって下さい 因幡晃
グッドバイ・モーニング サンディー
夢想花 円広志

その中に、おおっ、
「お早うございますの帽子屋さん」 谷山浩子です。
「猫の森には帰れない」もいいけど、たぶんぜんぜん有名でもない
「窓」が好きです。その歌詞の一部を。


  教室の窓から見る秋は
   いつも不思議に光ってた
   北向きの窓のすリガラス
   ギリシャの海も見えた

  授業をひとりでぬけ出して
   空き部屋の窓から空を見た
   幾億年もの時の彼方
   空翔ける船を見た

   やさしい時代を置き去りに
   やがて街へとび出した僕には
   教室の窓がもう見えない
   夢の行き場がどこにもない

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

[2014/08/24 17:44] | レコード | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
今年もよろしくお願いします。
furu9.jpg
フルトヴェングラー1942年の第九。
サヴァリッシュのサイン、R・シュトラウス教会 オープニングパーティーで。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2014/01/01 00:46] | レコード | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
そうなんだ!あなたが好きな声楽家は?
ポップCD1


ふーん、そうなんだー。のつづき。

 ところでこのブログは、なんといってもオペラです。
 前回に引き続き、「音楽の友」クラシック音楽ベストテンより。

 これがまた呆れかえったことに、このアンケートも27番目という、最後の方になってやっと「あなたが好きなオペラは?」というのがありました。
どれだけ交響曲などよりも低く扱われているのでしょう。

 1位から順番に並べますと、ボエーム、魔笛、トスカ、カルメン、フィガロの結婚、椿姫、トリスタンとイゾルデ、ドン・ジョヴァンニ、バラの騎士、アイーダ……
もうどうでもいいような気がしてきた。

 過去3回は、魔笛、フィガロの結婚、椿姫で同じ。
今回、ボエームとトスカが大躍進しているというわけですね。
まあ、しかし、他の部門に比べれば、そんなに不満があるわけじゃない。
オペラの大曲というのは数が少ないからね。

 そこで、ピアニスト以上に、気分がふさぐのは、「声楽家」です。
なんと1位が、(信じられない!)パヴァロッティ、2位ドミンゴ。
3位は納得のグルベローヴァ。
20位までには、ネトレプコやカウフマンなどの、新しい人も入っているが、ほとんどはパヴァロッティなどの過去の人です。

 6位ディースカウ、7位カラスと、過去の偉大な歌手も入っている。
しかし、やっぱり、ふだんよく聴いている歌手が入っていないぞ。
生で聴いたことがある、コッソット、プライス、ギネス・ジョーンズ、トモワ=シントウ、テオ・アダム、スパス・ヴェンコフ、リッチャレッリ、ライナー・ゴールドベルグ、リザネク、シュライアー、ロスアンヘレスなどなど。

 パヴァロッティやドミンゴが入っていて、なぜ?
明らかに上記の仲間である、ヘルマン・プライが9位に入っているのが不思議だが。

 さらには、カラスが入っていて、フラグスタートやシュワルツコップ、ニルソン、ヴァルナイなどが入っておらず、クリストフ、メルヒオール、ピンツァ、シエピなども入っていない。指揮者編では、フルトヴェングラー、ベーム、クレンペラーなども入っているのに。

 敬愛するドナルド・キーンさんによれば
いちばん優れた歌手は キルステン・フラグスタート
男声歌手で最高なのは エツィオ・ピンツァ だそうです。

 そういやあ、ヤノヴィッツもスチューダーも、 なにより、ルチア・ポップが入ってない。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2012/06/15 21:26] | レコード | トラックバック(1) | コメント(2) | page top
生でないと本質は伝わらない。だけど…
チェリDG

チェリEM2



 セルジュ・チェリビダッケのCDをいくつか聴いています。みなさんご存じの、ドイツ・グラモフォンから出ている、シュトゥットガルト放送交響楽団とのブルックナーシリーズ。EMIから出ているミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のものです。どのような理由で録音されたものかわかりませんが、ライブ録音です。

 彼のCDで聴いたことのあるものは、ベートーベン、ブラームス、ブルックナーだけだと思います。そして、とても素晴らしいと感じる数少ない曲もある反面、繊細ではあるが、遅くて生気のない演奏に感じる場合がほとんどでした。

 今回チャイコフスキーの第6交響曲を聴いて、あらためて驚きました。他の演奏とあまりに違う。異常なテンポのバーンスタイン盤と比べても、さらに独特のテクスチャー(という感じなのだ)を持っている。ダルく感じる部分もないわけではないが、一度きりのライブだったら、そうとうな感銘を受けたことは間違いない。

 
 生前、スタジオ録音に限らず、録音を嫌っていたチェリビダッケです。録音は音楽の本質を破壊するもので、本物の音は生の空間でしか体験することができないと。

 双方のリブレットには、父の意に反して、CD発売を許可した息子の、かなり丁寧なコメントが添えられています。EMI盤の方から要点を書き出します。

 録音というものは、現実を歪曲して伝えるものであり、一人の人間として与えられた限られた人生において、ためになるようなものではない。

 テンポは譜面の複雑さや副現象によって、微妙に変化します。録音は、会場で聴かれる現象のわずか数パーセントしか再現されないため、CDのテンポは常に「遅すぎる」印象を与えてしまう。

 父の写真は、父本人ではないけれども、父を思い出す手助けをしてくれる。録音されたものは「音楽そのもの」ではないけれど、父の演奏が「真の音楽」であったことを思い出させてくれる手助けとなる。

 その他、著作権、劣悪な音質の海賊版対策。


 かつて、カラヤンが夏休みの間だけ、ベルリンフィルのメンバーとサンモリッツでレコーディングをしていました。そのテープを後で、ベルリンに戻って聴き直してみると、印象が全然違うのだそうです。恐らく、高地による気圧の変化と、それによる心拍数の違いなどによって、ベルリンで聴くと、心地よくない演奏に変容してしまう、というようなことが、どこかに書いてありました。


 以前書きましたが、プラトンが著書の中で、本質的で大切なことを言っています。
「文章では、哲学の第一義は伝わらない。」
 言葉や文章や本のような形では、本当に大切なことは人から人に伝わらない、と言っているのです。心を開いて語り合う、二人の人間の対話の中でしか、本質は伝わらないのです。

 実際の対面の場合、その時の気候状況や、相手の顔色を見ながら、声の高さや力の入れ方を、臨機応変に変えますよね。相手に伝わっているか確認しながら、繰り返したり、さらにかみ砕いたり、大事なことをさっと通りすぎたり、そのとき次第で変わっていきますよね。

 つまり、十分な準備をしているにしろ、音楽が始まってしまったら、テンポやバランスなどの流れは、そのとき次第。ということをチェリビダッケの演奏に感じます。
 
 家庭で、レコードなんぞで音楽を聴いてたって、本質は伝わらないのです。
これは、写真と絵の関係、あるいは、本物の絵と画集で見る絵についても、そのような問題が生じています。

 しかし、、私たちには、経験に裏打ちされた、想像力というものがあるのです。



  

  

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2012/01/18 21:10] | レコード | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ベートーヴェン:交響曲第2番 シェルヘン RPO 1954
シェルヘンべ2



 うちの近所にある、市立図書館の出張所みたいな、小さな図書館には、オペラの全曲番など置いてなくて、10組ほどのハイライト盤があるだけだ。ところが、たった一つのオペラだけ全曲盤がある。歌劇『賢者の石』である。これは以前紹介した。

 その図書館で、またまた発見。交響曲のCDなど50枚ぐらいしかないが、聞いたことのない指揮者(実は、聞いたことぐらいはある)の古い録音のCDがあった。

 なにを今さらのベートーヴェン:交響曲第2番である。この曲は、朝比奈とか、チェリビダッケとかクナッパーツブッシュの、要するに遅めで粘りのある演奏で楽しんでいる。速めの普通の演奏は、あまり面白く感じないのだ。そして、録音も古いし、期待しないで聴いてみた。

ベートーヴェン:交響曲第2番・第8番(録音時期:1954年9月)
ヘルマン・シェルヘン指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 解説によると、この時代に、ベートーヴェンのメトロノーム表記に忠実に演奏した部分があるとかないとかの、変わりダネの演奏のようだ。聴いてみたら、ものすごく速い。印象が一番近いのは、カルロス・クライバー&バイエルンのライブによる交響曲第4番の演奏。速すぎるせいか、他の演奏と違った音も聞こえる。

 いつもうっとりする、チェリビダッケの第1楽章コーダでの、涙が出るような金管の咆吼……も快速ですっ飛ばす。速いからと言って、薄味になるようなことはない。あっという間に終わって、おいて行かれてしまうような。

 ふだんあまり速い演奏は好きじゃないし、そもそもベートーヴェンって聴かないが、トスカニーニのヴェルディとか、クライバーの第4番、第5番なみの、衝撃的名演だと思う。



  


テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2011/03/30 18:26] | レコード | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
大晦日は第九で
第九1942

ことしも、ありがとうございました。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2010/12/31 20:03] | レコード | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
オペラ座の怪人もライブがいちばん!   
オペラ座の映画




 先日、図書館で古い「オペラ座の怪人」DVD、たぶん60年くらい前のを発見して、借りた。ところが一週間後の返却予定日に図書館が休みで、その日に返却できない。週に一度しか来ないのだ。2週間後になると、延滞することになる。したがって、そんな言いわけをして、すぐに、返却してしまった。

 そしたら、近所の別の市の図書館から、新しい方の「オペラ座の怪人」が届いた。2004年の映画であるが、VHSだ。DVDは予約が多すぎて借りれない。それを見て思った。

 映画版って、やっぱり、つまらない!

 でも、最近見た映画の中では、とびきり面白いものだった。とても感動した。

 悪いのは、「オペラ座の怪人」ではなくて、「映画」ってとこだろう。オペラでも、テレビ中継されたモノは、面白いが、映画版になると、とたんにつまらなくなる。天才演出家、ポネルであろうと、ゼッフィレッリであろうと、ダメだ。

 プロのカメラマンの写真に、絵になるモノがめったにないのに似ている。カメラマンと画家では、画像に求めるものが、ぜんぜん違うのだ。劇場と映画では、制作者の考え方が違うのだ。

 まあ、劇場でも、慣れるまで、スピーカーから出てくる巨大な声に、非常な違和感を感じたけれど。「キャッツ」の時は、そんなにわからなかったのだ。つまり、生で歌っているのかな?と、思わせるぐらい、マイクとスピーカーがさりげなかった。

 結局のところ、家では、ロンドンオリジナルキャストによるCDを聴いているのが一番。
しかし、こんなものはなんでも、ライブがいちばん!。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2010/06/26 09:36] | レコード | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
2007年度 レコード・にけデミー賞 ノミネート作品
にけデミー賞



 ノミネート作品は、今年発売されたものではなくて、『今週の図書館』および「このブログ」で取り上げたものの中から、特によかったものが選ばれています。CDもDVDも本も、広い意味でレコードとします。

 この中から『大賞』『特別賞』を選びたいと思います。
みなさんは、どれがお気に入りでしょうか?

■図書館より借りたレコード■
ジークフリート カイルベルト CD
「タンホイザー」ゲルデス ベルリンドイツオペラ CD
「タンホイザー」シノーポリ フィルハーモニア CD
ワーグナー序曲集 クナッパーツブッシュ ミュンヘンフィル CD
「仮面舞踏会」カラヤン ウイーンPO CD
「ワルキューレ第1幕」マゼール CD
オペラアリア集 スチューダー CD
ベートーヴェンSYM2、ブラームスSYM4 クナッパーツブッシュ1952LIVE CD

■購入したレコード■
カール・ベーム ウィーン国立歌劇場日本公演 1980 DVD
モーツァルト SymNO40、41 ジュリーニ指揮 ベルリンPO CD

■生演奏■
「トリスタンとイゾルデ」バレンボイム ベルリン国立歌劇場 NHKホール

■書籍
人間自身 考えることに終わりなく 池田晶子
暮らしの哲学 池田晶子
小説を読みながら考えた 養老孟司
いのちの力 望月勇
ユダヤ人大富豪の教え 本田健

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2008/01/03 15:43] | レコード | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
著作権切れの音源 英デッカ1955年録音
figaro_k1.jpg



 秋葉原の石丸電機ソフト3に行って、CDを買ってきました。
平積みされたバーゲン品コーナーでモーツァルト4大オペラ10枚組CD¥2、280(レーベルは不明)を発見。不審に思いクレジットを見ると、

「コジ・ファン・トゥッテ」ベーム1955 デラ・カーザ他
「ドン・ジョヴァンニ」クリップス1955 デラ・カーザ、シエピ他
「フィガロの結婚」クライバー1955 デラ・カーザ、シエピ、ギューデン他
以上すべてウイーン国立歌劇場合唱団とウイーン・フィル

 これは英デッカがモーツァルト生誕200年を記念して4大オペラを始めてステレオで録音した名盤ばかりではないか! 当然「魔笛」もベーム1955年のが入っていると思っていたら、それだけどういうわけか違っていた。
「魔笛」フリッチャイ 1954 ドイツのオケ だった。

 「魔笛」ベーム、 「フィガロの結婚」クライバー、 「ドン・ジョヴァンニ」クリップスは持っているので、買わなくてもいいようなものだが、1955年の「コジ」とフリッチャイ「魔笛」だけでも、この値段は安い。一組だけでも3~4千円ぐらいするのに、安すぎるから、なにか問題でもあるのかと、店員にたずねてみた。資料をめくってみて、結局はわからないのだが、恐らく著作権切れのため、安く出せるのだろうと言う。

 著作権切れ。1955年録音だから50年経ったわけだ。ここのところ「レコード芸術」などをとんと読んでいないので、不勉強なのだが、そういえば昨年1955年のステレオライブ録音「ニーベルングの指輪」が出た。以前、デッカレコーディング(音が良いということ)1951年のクナッパーツブッシュ「神々の黄昏」バイロイトライブも、40年経って発売された。これらは新盤同様高価である。

 50年経ったから歌手にまつわる契約関係のごたごたが解消されたのだろうか。それとも、「ニーベルングの指輪」ショルティ盤とカラヤン盤を、莫大な予算をかけて制作した、デッカ社とドイツグラモフォン社が発売にストップをかけた、なんていうことがあるのだろうか。そして、著作権が切れたからといって、誰でも発売して良いのか。

それとは別に、フルトヴェングラーの名盤のLPからの復刻CDがあった。東芝EMIから出ている名盤であるが、どなたかの所有している昔のLPを再生して録音しCD化したものである。このCDの制作は、LP所有者のプライベートレーベルのようだった。置いてあったのは第5と第3交響曲で、視聴してみたが、私の持っているLPと同じ演奏で、なおかつ針の音も演奏も生々しく響いていた。

 お店にあったフリーペーパーによると、フルトヴェングラーの著作隣接権がLPの発売後50年で切れる。この50年を経過すると、誰でも音源を自由に加工して販売できるそうだ。LPの場合はオリジナルのマスターテープがあるが、年々劣化する。したがって最近CD化したものよりも、50年前にLP化したものを再生した方が音の鮮度が高い、という理屈らしい。

 著作権切れに関するのかどうか微妙であるが、もうひとつ驚きがあった。

bemFigalo.jpg


-1980年ウイーン国立歌劇場来日公演「フィガロの結婚」ベーム指揮DVD発売-

のポスターが貼ってありました。このビデオは、ここ十数年もっとも見たいものでした。以前NHK教育で放映され、数年前、放送大学の音楽の歴史の時間に、オペラの例として5分ほど映像が流されたことがありました。やっぱりこの映像は残っていたのだと、うれしくなったことを憶えています。

 ライブから27年経っているのが、どのように関係しているのでしょうか。1976年ベーム・ポネルでグラモフォン制作の「フィガロの結婚」が、30年経過していますが、それも関係しているのでしょうか。

1980年ウイーン国立歌劇場来日公演「フィガロの結婚」ベーム指揮の私が記憶しているキャスト。
伯爵夫人****ヤノヴィッツ
伯爵******ヴァイクル
フィガロ****プライ
スザンナ****ルチア・ポップ
ケルビーノ***アグネス・バルツァ
本場ウイーンでも実現しなかった最高のメンバーのはずです。
そして、ベーム、ウイーン国立歌劇場です。こんなもの出したら他のビデオが売れないでしょう。

 誕生日のプレゼントに、誰かくれないものだろうか。




ありゃまあ、検索したら出てきた。
ウィーン国立歌劇場日本公演 1980年カール・ベーム/『フィガロの結婚』(2DVD)
NHKクラシカル・シリーズ、オペラ公演リリース開始!
カール・ベーム&ウィーン国立歌劇場の1980年日本公演、待望のDVD化!
 世界的名指揮者・名だたるオーケストラによる日本公演を贅沢にラインナップした「NHKクラシカル・シリーズ」。待望のオペラ公演リリース開始。第一弾は、モーツァルト三大オペラのひとつ、歌劇『フィガロの結婚』。ベーム、ウィーン国立歌劇場、ヘルマン・プライ、ルチア・ポップ他、豪華な編成で贈る至極の一作!(NHKエンタープライズ)

・モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』 K.492
 フィガロ:ヘルマン・プライ
 スザンナ:ルチア・ポップ
 アルマヴィーヴァ伯爵:ベルント・ヴァイクル
 伯爵夫人:グンドラ・ヤノヴィッツ
 ケルビーノ:アグネス・バルツァ
 マルチェリーナ:マルガリータ・リローヴァ
 バルトロ:クルト・リドル
 ドン・バジーリオ:ハインツ・ツェドニク
 ドン・クルツィオ:クルト・エクウィルツ
 バルバリーナ:マリア・ヴェヌーティ
 アントニオ:ワルター・フィンク
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 カール・ベーム(指揮)
 演出:ヘルゲ・トマ
 収録:1980年9月30日、東京文化会館(ライヴ)
・(特典映像:国歌演奏)
 収録時間:本編182分+特典2分
 画面:カラー、4:3
 音声:リニアPCMステレオ  字幕:日本語
 ライナーノーツ: 解説: 黒田恭一(音楽評論家)/辻本廉(NHKテクニカルサービス) 1980年日本公演メンバーリスト NTSC


 もう、レコ芸などで取り上げられて有名になっているのだろうか。

テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

[2007/05/16 21:59] | レコード | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
| ホーム |