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オペラ サモトラケのニケ
なぜだか、ただいま『フィガロの結婚』特集と……『ドン・ジョヴァンニ』が割り込んできました。
河鍋暁斎展とNHK日曜美術館
河鍋kyo

★大和美人図屏風

 NHK日曜美術館で私が今年行った展覧会が、偶然でしょうが、行った順番に3週連続で取り上げられていました。

1.『ルオーとマティス展』   松下電工 汐留ミュージアム
2.『モディリアーニ展』 国立新美術館
3.『Kyosai河鍋暁斎
「没後120年記念絵画の冒険者暁斎─近代へ架ける橋」』 京都国立博物館

 それでこの展覧会、奈良京都ツアーの最終日で弱っていたので辛かったのですが、2時間かけてじっくり見ました。中でも感動したのは、第2回内国勧業博覧会で日本画最高賞を受賞した『枯木寒鴉図』(明治14年)です。墨で簡単にカラスを描いただけの掛け軸です。 

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 河鍋暁斎(1831〜89)は、かぞえ7歳で歌川国芳に弟子入りし浮世絵を学びますが、数年で狩野派に移り、11歳から19歳まで、基礎固めの時期には、徳川幕府の表絵師筆頭の駿河台狩野家で、徹底した絵画修業を積みます。独立後、明治維新をはさむ激動期には、「狂斎」と名乗って江戸の地で風刺画などを描き人気を博しました。
  ところが明治3年、描いた風刺画が官憲にとがめられて逮捕・投獄され、笞打ち五十で放免という辛い目にあいます。以降、「狂」を「暁」の字に改め「暁斎」と号するようになったのでした。以降、文明開化の劇変にもけっして自らを見失うことなく、東洋画の伝統手法に工夫をくわえた魅力的な絵画を描きつづけました。
  暁斎は、イギリス人建築家コンドル、ドイツ人医師ベルツ、フランス人実業家ギメをはじめ、来日外国人たちとも交流しています。急激な西欧化に走る日本の風潮を危惧した彼らは、失われつつある江戸文化に魅せられ、暁斎のとりこになったのでした。
  暁斎のユニークな画風は、特に海外で関心を呼んできましたが、その全貌をつたえる大規模な展覧会は開かれたことがありませんでした。今年4月は、明治22年(1889)4月26日に暁斎が他界して120回忌にあたります。その節目をとらえ当館が企画した展覧会で、他会場へは巡回しません。
  出品作は、暁斎の初期から晩年まで、選りすぐりの重要作品130余件。すべて肉筆絵画で、イギリス・オランダからの里帰り作品が24件、初公開作品は22件(うち新出11件)におよびます。展示は、8セクションで構成。奇想的な作品はもとより、暁斎の骨格を形づくった狩野派的側面をしめす作品もあわせた初の体系的な展示となります。
  当館では、若冲、蕭白と、強烈な個性を紹介してきましたが、暁斎はそのラインナップに加わる画家。個性というものが、単なる奔放ではなく基礎的修練によってのみ生まれることを教えてくれます。
  キャッチフレーズは「泣きたくなるほど、おもしろい」。実際に絵の前に立てば、こんなおもしろい絵描きがいたのかと、驚きと発見の喜びにひたれるはず。見逃す手はありません。 (京都国立博物館のページより)

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

ブランデンブルク協奏曲 第3番
ブランデン

☆奈良公園

ブランデンブルク協奏曲を久しぶりに聴き直してみました。
中でも特に軽快な第3番の第3楽章を聞き比べました。
有名なカール・リヒターのものは今回聴いていませんが、それ以外ではこれぐらいあればいいところだと思います。(かっこ内は演奏時間)
どれを聴いても、感動するんですねー、これがまた。

1.グスタフ・レオンハルト ブリュッヘン・クイケン・ビルスマ 1977(4:24)
2.トン・コープマン アムステルダム 1983(4:42)
3.クリストファー・ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 1984(4:32)
4.ラインハルト・ゲーベル ムジカ・アンティカ・ケルン(3:47)

1は、長年親しんできた演奏です。それ以前にリヒターのものを聴いていて、それとは違うのびのびとした演奏だと感じました。それと同時に、線が細く、力強さに欠ける印象は残ります。ヴァイオリンソロの部分は、クイケンでしょうか、このレオンハルト盤ががいちばん活き活き演奏していると思います。演奏の端々で、それぞれの楽器がずれているところもいいですね。

2は、いちばん新しく聴いた演奏ですが、ゆっくりと暖かみのある演奏です。恐らく第3番ではない他の曲の方が、この演奏の魅力が出ているでしょう。1と2は、双方とも、各楽器間の旋律の受け渡し具合が、わかりやすく楽しめます。一部、音が混ざってぐずぐずになって聞こえるところもあります。私が実際に聴いて感動した演奏には、これが一番近いようです。

3は、かつてモーツァルトの交響曲全集で、新しい感動を呼び起こしてくれたホグウッドですが、ここでは非常に無機的です。機械が演奏しているような気がするほど、キビキビピタリと合い、きちんとしすぎていて人間味がありません。

4は、アルヒーフの新バッハ大全集に取り上げられている演奏です。前の大全集ではもちろんリヒターの演奏でした。時間を比べるまでもなく、もの凄い快速で飛ばしています。みんなで頑張って汗を飛び散らせながら、世界記録更新を狙っているかのような熱気を感じます。最高難度の回転技を出して、着地をピタリと決めた。要するにスポーツ的爽快感に引っ張られる演奏です。ヴァイオリンとヴィオラのパートの違いなんて感じるヒマもなく、アッという間に終わってしまいます。


テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

京都・奈良さくらランキング2008
03室生桜

☆ 2003年 室生寺石楠花に桜舞う

 ここ8年ほどのあいだに、春秋合わせて10回ほど京都・奈良に行っているので、馴染みの桜をランキングしてみました。順位はもちろん強引につけましたが、第1位の奈良公園がぶっちぎりなので、それ以降はそんなに差はありません。


第1位  奈良公園(東大寺・興福寺・若草山含む)

第2位  室生寺・大野寺

第3位  京都御苑

第4位  長谷寺

第5位  平安神宮神苑

第6位 京都府立植物園

第7位  善峯寺・勝持寺

第8位  二条城

第9位 吉野・西行庵

第10位 インクライン・南禅寺

第11位 飛鳥・石舞台周辺

第12位 京都国立近代美術館

第13位 大和郡山城跡

第14位 法隆寺

第15位 吉野水分(みくまり)神社


■とってもいい、その他の桜の名所■

甘樫丘
橿原神宮
渉成園
平野神社
東寺
哲学の道
葛城古道
当麻寺
山辺の道
大宇陀・又兵衛桜
醍醐寺
山科疎水・毘沙門堂
平城宮跡
宇治・平等院

テーマ:京都・奈良 - ジャンル:旅行

奈良・京都 桜の旅 概要その4
平安神苑


☆平安神宮神苑

■4月10日(木) 平安神宮、京都国立博物館、帰省■

 6:00起床。7:00朝食。宅配\950荷物を出して8:50ホテル出発。雨で寒い。
M五条→東山\250。昨日混んでいてあきらめた★★『平安神宮神苑』9:20〜10:40、\600に再び。雨の朝のせいか、やっぱり人が少なくとてもよかった。よくよく考えてみると、しだれ桜はとてもいいのだが、同様に見事な『京都御苑』無料、『京都植物園』\200に対して\600も取るのはいかがなものか。

 初めて京阪電車で丸太町→七条\260。平安神宮と美術館周辺の琵琶湖疎水まわりの桜並木はやはり、雨の中を歩いてもとてもいい。京都国立博物館で『河鍋暁斎(きょうさい)』の展覧会\1200、11:30〜14:10。奈良には劣るが常設展もとてもいい。『レンブラント展』『雪舟展』以来3回目です。

 昨日のむちゃ歩きが響いて、足がもう歩くのをいやがっている。京都駅までは、簡単に歩いて行けるぐらいの距離だが、あきらめ、バスで早めに京都駅へ向かう。バス\220博物館前→京都駅。新幹線の出発二時間前の2:30pmに着いてしまった。足に余裕があれば『東寺』でも行くところだが、今日はあきらめてお昼を食べる。「田ごと」で\1300。お茶とパン\267。

ひかり号 京都16:29〜東京19:10 ¥11、500
家に着いたのは9時頃。

テーマ:京都・奈良 - ジャンル:旅行

奈良・京都 桜の旅 概要その3
京植物園

☆京都府立植物園

■4月9日(水) 京都移動、地下鉄8回乗り、夜桜2件■

 7:00朝食、7:25ホテル出発。天気はとても良い。
K新大宮7:38京都行き急行\540→竹田でM地下鉄に乗り換え(1日券\600)→五条。
ホテルに荷物を預けて8:50、M五条→蹴上。いつもの散歩コース★『インクライン』を上から下まで歩き『南禅寺』境内を通過し、★『哲学の道』まで行ったら、昨年覚えた『法然院』によってから、坂を下ってまた登って『真如堂』。新しい道を通って『光明寺』境内を通過。中学生が大勢で階段に座って絵を描いていた。

 そしてこのコースのクライマックスである『平安神宮神苑』にたどり着いたのだが、入り口があまりにも渋滞していて進みが悪そうなのでやめた。明日再挑戦。これまたいつもの近代美術館のレストランで昼食。京ピラフセット\1,100、11:25〜:50。桜はちょっと遅いぐらいだったが、外のテラス席がいっぱいなので中で食べた。それでも景色が良いレストランだ。

 M東山→北山で★『京都植物園』\200、1:00〜2:25pm。初日に混んでいたので再挑戦。やはりしだれ桜が最高で、チューリップもたくさんある。アイスと飲み物\240。けっこうゆっくり見て、出るときに再入場の日付印を押してもらった。「再入場の方は午後八時までに入場してください」と書いてあったから、夜桜も見れるとはずだ。

 M北山→山科。かなり歩いて『琵琶湖疎水沿いの桜並木と菜の花』を通過し、『毘沙門堂』へ。なかなかいいけれど、今まで見てきた桜の名所に比べると印象は薄い。そこから夜桜に備えて一旦ホテルへ帰る。M山科→五条で4:10ホテル着。コンビニ\643。
ホテル代一泊¥6,980(奈良三泊でもらったキャッシュバック\1,000含む)
しばらく休んでから5:50夜桜スタート。

 M五条→北山で再びの★★『京都植物園』6:15〜7:30pm。ここの夜桜は最高。しかもただ同然。他と違って縄張りなどしてなくて、どこでも自由に入れる。だから昼間みたいに思い切りしだれ桜の下に座って飲んでいる人もいる。そして、照明の当て方がいいのか、桜の花びらの固まりと、木全体の立体感の浮き立ち方が尋常ではない。桜を通して空を見上げていると、宇宙の大星雲の中にいるかのようだ。

 M北山→二条城前で★『二条城』\400、8:00〜:30pm。ここは、昼間見ても最高の桜の名所なので、夜の感銘は植物園に劣る。ほんの一部しか見せてくれないし、かなり厳しく、順路が指定されているので、桜の中に入れないし、休めない。この時は風が強く、数回桜吹雪が舞って、幻想的な時間もあった。

 M二条城前→五条9:00pm。コンビニ\782。
今日は移動しすぎ、長時間歩きすぎです。就寝11:00pm〜6:00am。

テーマ:京都・奈良 - ジャンル:旅行

奈良・京都 桜の旅 概要その2
長谷舞台

★長谷寺の舞台から見る

■4月8日(火) 長谷寺 明日香 飛鳥大仏1400年■

 いつものように7:00朝食、8:05ホテル出発。いまにも雨の降り出しそうな曇り。
K新大宮8:12→:16西大寺乗り換え:22急行→:42大和八木乗り換え:43→8:56長谷寺着\540。★★『長谷寺』入山料\500、9:20〜10:50。遠くから見ても山全体が満開なのがわかる。長谷寺の舞台からの長めも最高。飛び降りるなら、清水ではなく長谷が。

 K長谷寺11:13→:21桜井\200。さて、当初の予定では、談山神社までバスで行き、そこから山越えして飛鳥・石舞台古墳に降りてくる道を歩くつもりだった。あまりに雨が降りそうなので、山の上はやめておいた方がいいと思った。バスの発車時間も12:45と、あまりに遅い。石舞台行きが12:05に出るので、そちらに乗って終点まで。コンビニ\339。

 ★★『石舞台古墳』に着くと、いつもの古墳が見える棚田のベンチにすわりお昼。コンビニで買って置いたおにぎりとパン、お茶\120。石舞台を取り囲む桜と、周辺の菜の花の黄色、枯れかかった桃の赤も美しい。三脚を立てたカメラマンも数人いるが、いつ来てもベンチに座れないことはない。周辺をぐるりとまわってから、いつもの散歩コース、飛鳥寺から甘樫丘を通って橿原から帰る。

 歩き始めると、同じ方向に歩いているおばあさんから飛鳥寺へ行くのはこの道で良いのか聞かれた。何かあるのだろうか、しばらく同じ道を歩いて、飛鳥寺直前の万葉文化館に私は入った。中のおみやげ屋やパンフレットを見ているうちに、今日の2時から★『飛鳥大仏開眼1400年記念法要』があるというのを発見。いま1:55、あと5分だ。近いので5分で駆けつけられた。

「飛鳥時代に造立された国内最古の金銅仏、飛鳥寺(奈良県明日香村)の本尊・飛鳥大仏(釈迦如来坐像)が、開眼供養から1400年目を迎えるのに当たり、8日に同寺で記念法要が営まれる。飛鳥大仏(高さ2.75メートル)は、推古天皇が渡来系仏師の鞍作鳥(くらつくりのとり)に命じて作らせ、609年4月8日に開眼供養が行われた。」

 偶然にも、ホントにピッタリ今日は、開眼供養がおこなわれた日ではないか。散歩中に遭遇するとは。ただし狭い境内に人がぎっしりで、お寺の建物も小さいから、後ろの方では大仏のお顔が見えない。今回は大仏の写真をとろうと思っていたのに、こんなイベントのせいで逆に残念。境内の回りの田園景色が美しいので、そこそこに飛鳥寺を後にする。

 続いて、いつも最初か最後になる★★『甘樫丘』。登り道の階段を埋め尽くす桜の花びらもすばらしいが、まあ、どっちかというと、秋の夕暮れの方が合っているような気がする。ここから橿原駅まで、自転車だと5分だけれど、初めて歩いたら20分かかった。

 パン\280、K橿原15:23→16:14近鉄奈良\480。新しく発見した「な・ら・ら」というレストラン街の自然食品店でやさいカレー\500。コンビニ\205。K新大宮に帰る\150。ホテルに午後5時帰着。就寝21:30〜6:30。

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奈良・京都 桜の旅 概要その1
御苑桜08

★京都御苑のしだれ桜

 今年も桜の季節の奈良・京都ツアーです。昨年、奈良にはほとんど行かなかったし、桜も季節が合わなかったので、満開の桜は久しぶりです。奈良3泊、京都1泊、4泊5日の短めの旅です。


4月6日(日)  出発 京都御苑 奈良公園

天気よし ただし日曜日のため京都が混みすぎている。

コンビニ\376
東京駅 ひかり号 東京8:33〜京都11:14 ¥11、500
M(メトロ、地下鉄のこと)11:35京都→丸太町 \250
★『京都御苑』見事なしだれ桜満開、桃はちょっと遅かった。
『下鴨神社』を通り、★鴨川沿い半木の道を歩き、『京都植物園』があまりに混んでいるので早々に奈良に行くことにする。 コンビニ\257

M北山→\310竹田→\540新大宮(地下鉄から近鉄奈良直通電車)2:19〜3:21
とりあえずチェックイン  ホテル3泊 ¥14,940
なんとスタンプカードをくれて、3泊すると千円キャッシュバックだそう。次に使える。
K(近鉄)新大宮→近鉄奈良 往復\300 3:50〜5:50
奈良観光センター、ダイソー(傘、入浴剤)、スーパー\571、コンビニ\1110

★『奈良公園』散歩 桜は満開だが、散り方が少ないのでもうちょっと後の方がいい。
6:00頃、ホテルへ戻り2時間寝る。
ブックオフ\105、コンビニ\265  9:00〜9:50。
深夜「F1バーレーンGP」を見て 就寝7:00〜8:30pm、1:30〜6:30。


4月7日(月) 郡山城 東大寺界隈 雨の日と月曜日重なる

朝食7:00 数の少ないパン食でつまらない。旧態な食事だ。
10時くらいから雨で、だんだんひどくなる。早くホテルに帰ろう。

7:50ホテル出発 K新大宮→西大寺乗り換え→大和郡山\250 8:12着。
★★『郡山城址』雨のせいか月曜日のせいか、城の堀の中、二の丸三の丸に私だけ。他に神社の店番の人がいるだけで、わたし一人。桜は完全に満開で、これ以上ないぐらい、すばらしいのに。9時過ぎたら数人お客さんが現れた。雨が降り始めたので駅に向かう。

K大和郡山→西大寺乗り換え→近鉄奈良\250 、9:55〜10:13。
いつものように雨の日は博物館で時間を潰そうと思っていたら、月曜、休みだった。できるだけ雨の中東大寺を歩く。こんな日でも、大仏殿までの道は人が多い。外人さんも多い。ただし、人が多いのは大仏殿と二月堂ぐらいなもので、少しはずれると、ほとんど人に会わない。お茶\120

★東大寺、南大門、大仏殿、若草山下、手向山八幡宮、二月堂、大仏殿裏、戒壇院を通る。
ここの桜も、満開ながら、もうちょっと散った方が美しい。
県庁、奈良観光センターで休む。お茶\120、12:25。
ここでホテルへ帰りたいところだが、うちのホテルは10時から3時まで入れないのだ。
あおによしラーメン \750 ダメ。
餅飯殿(もちいどの)通りに古本屋を4軒も発見。小西通りにも1軒。以前よりも増えている。小西通りに「ならら」という新しいレストラン街が出来ていた。
スーパーでお寿司とお弁当\966。Kで新大宮に戻る\150。 3:10。
就寝4:30〜6:30pm。起きたら雨が止んでいた。11:00pm〜6:30am。


テーマ:京都・奈良 - ジャンル:旅行

モディリアーニ展  
モディリ新国

★絵はがき。。左「ライモンド」、右「クララ」


 お花見と展覧会は、人が少ないのがいちばん。
「雨の日と月曜日は」お出かけに最適です。
先日27日、今年初の「ルオーとマティス」展に行ったばかりなのに、31日にもう2回目の展覧会行きとなりました。なんて気まぐれ。

 月曜日のけっこうな雨の中、東武線と千代田線で「モディリアーニ展」目指して、国立新美術館へ向かいました。10時半から1時間かけて、会場を2往復、ゆっくり見ました。やはり雨のためか、この手の大展覧会にしては珍しくお客は少な目でした。良い絵の前には2〜3人いますが、ちょっと待てば、いちばん前でじっくり絵と対面できます。

 全体は年代順に4部で構成されていますが、最初の2部は初期の鉛筆によるスケッチやスケッチ風軽い油絵なので印象は薄いものです。その中では、1枚のキャンバス地の両面に描かれた油絵、裏側に上下逆さまの肖像が描かれているのが印象的です。


 いよいよ特定の人物の肖像画となる第3部(といってもたった7点)です。ほぼ同時期に描かれた絵ですが、並べて展示されている「クララ」と「ライモンド」に注目してみました。上の画像が会場で買ってきた絵はがきです。「クララ」の方が先に描いたようで、色使いの迷いや、実験的構図の背景など、画家の気合いとチャレンジ精神に、目が吸い寄せられます。

 対して「ライモンド」は、明らかに同じ構図で、迷いのない安定した美しい仕上がりの絵となっています。「クララ」でつかんだものが大きかったのか、前のような葛藤はありません。心は平静のまま、青白く燃えているようです。悪くとれば、個性の様式化が進められたとも言える作品ですが、わたしは嫌いではありません。この2点、実物で見比べてみるとおもしろいですよ。


 第4部はたくさんの半身肖像画があって、どれもみな似たようなものかと思いきや、一点一点ぜんぜん違う魅力があるのに驚きます。横たわる裸婦の絵が1点しかないことに不満を述べていた方がいましたが、そんなこと全く気がつきませんでした。

気になった作品としては、まず、
「タータンチェックのドレスの女」
「若い娘の肖像」
「ルニア・チェホフスカの肖像」のまあまあの3点がならんでいます。

続いて、画家の肖像が3点
「シャイム・スーティン」
「画家マニュエル・ウンベール・エステーヴの肖像」
「女の肖像(マリー・ローランサン)」
これは真ん中のエステーヴがいちばん良いでしょう。

「赤毛の若い女(ジャンヌ・エビュテルヌ)」
「女の胸像(カフェ・コンソールの歌手)」の2点がまあまあで、
「若いロロット」と
「真珠の首飾りの女(マドレーヌ・ヴェルドゥ)」の2点が良いと思います。

そうして、モディリアーニ展のパンフレットの裏面を見てみると、かろうじて
「赤毛の若い女(ジャンヌ・エビュテルヌ)」と「シャイム・スーティン」が載っているのみで、表紙も含め、あとはお勧めしていない作品ばかり。かろうじて「クララ」と「ライモンド」の絵はがきは売っていたが、やっり一般の評価と選ぶものが違う。たいてい気に入った作品のハガキは無いことが多いんだけれど、モディリアーニはこれといった代表作がないので、好みは人それぞれか。

 かつて、初めて見た時の「モディリアーニ展」の衝撃はないものの、良い展覧会です。

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

良い絵は旅をしない   3月の図書
ウイスキ


SINTRA2002

 わたしはウイスキーは飲めないのですが、この本を読んで、お酒が飲める、違いのわかる人はいいなー、と感嘆しました。缶ビールぐらいがせいぜいですので、バールに入ってシングルモルトのウイスキーを注文するなんて、考えられません。

 『もし僕らのことばがウイスキーであったなら 村上春樹』

 この本は「スコットランドのアイラ島」と「アイルランド」の二部にわかれていて、というかそれだけで、ウイスキーの聖地巡礼を語っています。

 その中から旅に関するところを引用します。

 極端な言い方をするなら、アイルランドから戻ってきてはじめて、「ああ、アイルランドって本当に美しい国だったんだな」と実感する。もちろんそこに実際いるときだって、「美しいところだな」ということは頭では理解できているのだけれど、その美しさがしみじみと身にしみてわかるのは、むしろそこを離れたあとのことだ。

 酒というものは、それがどんな酒であっても、その産地で飲むのがいちばんうまいような気がする。それが造られた場所に近ければ近いほどいい。そこから離れれば離れるほど、その酒を成立せしめている何かが、ちょっとずつ薄らいでいくように感じられる。「うまい酒は旅をしない」のだ。

 旅行というものはいいものだなと、そういうときにあらためて思う。人の心の中にしか残らないもの、だからこそ何よりも貴重なものを、旅は僕らに与えてくれる。そのときには気づかなくても、あとでそれと知ることになるものを。もしそうでなかったら、いったい誰が旅行なんかするだろう?


パーセル ディドーとエネアス クリスティ
ネトレプコ&ビリャソン デュエット集
ベートーヴェン PCon 3&5 アファナシエフ
ストラビンスキー 交響曲、協奏曲集 アンセルメ他
バート・バカラック ベスト
★ナウ・アンド・ゼン カーペンターズ
見つめあう恋 カーペンターズ CD
上海バンスキング 2CD
遙かなる影  カーペンターズ
ア・ソング・フォー・ユー  カーペンターズ
カーペンターズ
★緑の地平線 カーペンターズ
ヘンデル ヴァイオリン協奏曲集
遠い初恋 カレン・カーペンター
ウォンサポナタイム ジョン・レノン
★オリビア・ニュートン・ジョン ベスト
俺たちのフォーク! 2CD
カーペンターズ アンソロジー 4CD
五嶋みどり カーネギーホールリサイタル
バッハ ヴァイオリン協奏曲集 ビオンディ
★ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季」 アンネ=ゾフィー・ムター
(不覚にも感動してしまった。こんなに腹にこたえる「四季」は初めて。)


 『99.9%は仮説 竹内薫』を読んで頭に残っていることと考えたこと。
 世の中には民間療法とか、心霊現象とか不思議なものは数限りなくあるものですが、あるときそれが「科学的に証明された」と言われることがあります。だからといってそれが正しいという保証はなにもありません。科学や物理学で言われていることはすべて「仮説」にすぎません。ダーウィンの自然淘汰説やアインシュタインの相対性理論はもとより、食事の栄養学や地球温暖化の原因などもすべて仮説です。新しい仮説が出れば、すぐにひっくり返ります。

 歴史的に見ると、科学者というのは、自分の「仮説」に当てはまる事実しか認めません。決して実験の積み重ねや事実の観察から「仮説」が出てくるのではなくて、先に目的とする「仮説」を作って、それに都合のいい実験をするのです。その「仮説」に反する結果は無視するか、実験のしかたが悪いということになります。その意見に汲みしない人は、反対する「仮説」を作って、それを実験します。

 学者は新しいことをなかなか認めません。望遠鏡で月の表面を見せても、当時の学者は「月にクレーターがあってデコボコしていること」を認めませんでした。月は丸いに決まっている。望遠鏡が間違っていると言うのです。地球一周航海をしてきたマゼラン艦隊に対しても、他にも証拠がなければ、地球が丸いなんて認められないと言ったものです。そうそう、厚生省も、1日30品目食べろ説を最近言わなくなったみたいですね。


★人生力をつける本 A・スマナサーラ
★もし僕らのことばがウイスキーであったなら 村上春樹
五感で恋する名画鑑賞術 西岡文彦
ブッダ_大人になる道 スマナサーラ
西洋名画の読み方1 パトリック・デ・リンク
三島由紀夫の美学講座
★21世紀 仏教への旅 ブータン 五木寛之

西洋美術史入門 視覚デザイン研究所
人生は誰も教えてくれない 森村誠一
「バランスのいい食事」が老化の原因だった 幕内秀夫
幸運と成功の法則 船井幸雄
モテたい理由 赤坂真理

21世紀 仏教への旅 インド編上 五木寛之
21世紀 仏教への旅 インド編下 五木寛之
99.9%は仮説 竹内薫
富裕層はなぜ、YUCASEEに入るのか 高岡壮一郎
大丈夫な日本 福田和也
日本語のゆくえ 吉本隆明

★病気にならない人は知っている トルドー
三浦家のいきいき長生き健康法
加圧トレーニング健康法 佐藤義昭
買わせる技術 松本朋子
★ニセモノはなぜ、人を騙すのか? 中島誠之助
ぼくはこうして世界の四大アーティストになった 嶋本昭三
恋するために生まれた 江國香織 辻仁成
日本人が知らない世界の歩き方 曾野綾子
芸術のおくりもの ルドルフ・シュタイナー

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術