『椿姫』 ルチア・アリベルティ 1989
椿姫アルベルティ



 自分が見に行ったオペラ公演が、テレビ中継されて放映されることはたまにあることだ。だが、20年以上たって、いまだにCDとして発売されているのは、驚きだ。そして昨日、ブックオフで見つけた。

1989年1月のサントリーホールの演奏会形式オペラ公演。
ヴェルディ:歌劇『椿姫』全曲

 ルチア・アリベルティ(ソプラノ:ヴィオレッタ)
 ペテル・ドヴォルスキー(テノール:アルフレード)
 レナート・ブルゾン(バリトン:ジェルモン)
持木文子,澤滋(Ms),持木弘,市川和彦(T),鹿野章人,石井敏郎,福井克明(Br)
柳澤安雄(Bs-Br)岡山広幸(Bs)

ロベルト・パーテルノストロ指揮 東京フィルハーモニー管弦楽団 藤原歌劇団
 

 歌手の知名度からいうと、ブルゾンがトップクラス、ドヴォルスキーはそこそこ有名。今となってはルチア・アリベルティはそれほど有名ではないし、レコード類も少ない。しかし、この時は、「カラスの再来」などと騒がれていたのだ。

 どういうわけだか、この頃のブルゾンは、やたらと日本のオペラに出ていたので、特に聴きたくもなかった。実際の声の印象も、弱かった。なんでカプッチッリとか出ないのかナー、と思っていたのだ。このCDで聴く限りでは、そんなに悪くないのだが。

ドヴォルスキーも、昨今のスカラ座のテノールに比べれば歌も見かけもましであるが、比較的印象の弱い歌手だ。たしか、「アドリアーナ・ルクブルール」でフレーニの相手をしていた。ほかにも聴いたことあるはずだが、思い出せない。

 オケも含めた全体の印象としては、ライブなのにキッチリ堅めの演奏で、躍動感や盛り上がりにかける。やっぱりザルツブルグでネトレプコのオケをとったカルロ・リッツィなんて、大したものだと思う。

 でも、主役以外は日本人演奏家、ということを考えると、東京でのライブ、最上級のできばえのような気もする。なにしろ、他の名演CDに比べて、ひどく劣るということはない。それだけでもすごいような気がする。

 それで、ルチア・アリベルティ。「カラスの再来」。そういえばカラスの声に似ている。カラスのダミ声も生で聴けば、こんなに良いんだろうなーと、思わせるに十分なすてきな声だった。CDで聴いても、歌い回しはともかく、声は魅力的だ。ウォークマンでなくて、ちゃんとオーティオでかけてみよう。

 
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2012/11/20 17:32] | 椿姫 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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