ローエングリン スカラ座2012 第2幕
☆ 第2幕 81m40s

 一見、第1幕と同じようなセットだったが、なんだか左右壁面が少ない。
ローエングリンが倒れて痙攣している。その横のテーブルには、テルラムントとオルトルートが座っているところから始まる。

 エルザとオルトルートの対話が終わると、舞台転換。第1幕と同じようにみえたアパートの廊下壁面は、上に。そうすると第1幕と同じ奥行きのある舞台が現れる。舞踏会風正装の合唱団員みんなで、巻いてあった赤絨毯を前の方まで伸ばす。その時、右端にあるピアノの部分だけカットされてあった。

 みんな集まっての話し合いと、テルラムントが新たな訴えを起こそうとする場面。ローエングリンは平均台の上を歩くようなよたよた歩きをしたり、ころがって痙攣したりと挙動不審。ただし今度はタキシードを着ている。

 それにしても、ローエングリンのヨナス・カウフマン。カルメンのホセと同じような髪型に無精ひげ。休日の彼そのままのような姿は、これでいいのだろうか。裸足だし。こんなふつうの人で、弱々しくて、とてもローエングリンのようには見えないのだが。

 アニア・ハルテロスの代役として急遽入ったアネッテ・ダッシュ。まさかそのせいではあるまいが、こちらも庶民的。凛とした聖なる女性らしさは全く感じられない。この自信のなさはなんなんだろう。バイロイトの同役でもそんな感じはあった。彼女の「メリー・ウィドウ」は、とても良かったのに。(ロジーナよりスザンナなんだろうな。)

 ワーグナーの他のヒロインは、断固たる意志を持って信念を貫くのに対して、このエルザの弱さはどうしたことだろう。逆にオルトルートの怨念が強すぎて、こっちの方がカッコイイ。アズチューナのように。(これは、普通のことか)

 第2幕は、オルトルートの出てくるところのみ気に入っている。イヴリン・ヘリツィウスって、覚えておかなくちゃ。テルラムントのトマス・トマソンもオルトルート同様に、立派な、主役二人よりも立派な声だ。

しっかし、国王とオルトルート以外は、ダメ人間。(そんな演出なのだ。)
今回は、ローエングリンも弱々しい。


スポンサーサイト

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2013/01/19 20:58] | ワーグナー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<シントラの王宮 | ホーム | コーヒーミルと赤い本>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://samotorakenike.blog91.fc2.com/tb.php/1068-d6a9d528
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |