ローエングリン スカラ座2012 第3幕
☆ 第3幕 61m27s

 背景の、3階アパートの廊下は同じ。手前というか真ん中のスペースに、葦原の湿地帯と船着き足場とちょっとだけ水が見える。エルザがローエングリンの名前を聞き出そうとしているくだりで、足場に座ったり、水の中を歩いたりしながら歌う。

 後で見えてくるのだが、湿地帯水場の舞台手前には結構広い場所があり、そこで愛する二人は、くんずほぐれつ歌う。下になって寝ているエルザは、スカートから両太ももをだして、上にいるローエングリンの胴体を挟んだり、けっこうやります。

 テルラムントが討ち入ってきて返り討ちにあう。その場面を、中央2階の廊下からオルトルートのシルエットが見ている。ローエングリンは、返り血を水辺で洗い落とそうとするがなかなかとれない。そこで、場面転換のファンファーレ。

 場面転換するのかと思いこんでいると、なんとこのセットのままで最後まで通す。今まで映っていなかっただけなのか、ピアノも葦原の右にある。ただ、横倒しになっている。

 ローエングリンが自らの身分を明かすところでは、エルザは最初の場面で持っていた弟?の上着を手に持って、正面を向いてビアノに腰掛けている。身じろぎもせず。

 ひとしきり歌い終わったローエングリンは、葦の中に入り、出てきたときは、手に小さい靴と白鳥の羽を手にしていた。「角笛と剣と指輪をどうたら」のところでは、大事なところで、テルラムントの死体の横で、ローエングリンも痙攣している。うずくまりながら、指さして「王子です」。

 葦原の中から桟橋に王子が出てくる。エルザは王子に手を伸ばそうとして、水の中に沈み。オルトルートは左腕を切って倒れる。


 当方、ワーグナーの中では「ローエングリン」は苦手としており、どういうわけだが、まだ実演に接したことがありません。東京オペラの森では、あの震災で中止となったり、新国はチケットがとれなかったり。

 今までビデオで見たのは、数年前話題のバイロイトのねずみローエングリン。フォークトに今回と同じダッシュ。アバド&ウィーン、ドミンゴ、スチューダー。そして、最初に見たのは、ペーター・ホフマンとカラン・アームストロングのバイロイト版。

 その程度だからして、グート演出が、『フィガロの結婚』のようにとんでもないモノだと言う気はないが、それにしても、気分が良くないぞ。バイロイトのネズミも気持ちよくなかった。バレンボイム演奏含め、爽やかな「ローエングリン」求む。



ダニエル・バレンボイム指揮 クラウス・グート演出
ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団  2012/12/7収録

ローエングリン:ヨナス・カウフマン
ドイツ国王:ルネ・パーペ
エルザ:アネッテ・ダッシュ
テルラムント:トマス・トマソン
オルトルート:イヴリン・ヘリツィウス 
伝令:ジェリコ・ルチッチ
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2013/01/23 20:46] | ワーグナー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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