羊をめぐる冒険
ラム

☆ラム

昨年末に読んだ「1Q84」が、とても良かったものだから、村上春樹作品から、何かもう一つ読んでみようと思った。それというのも、ネット上などの評価を見ると、初期の作品から読んでいるらしい村上ファンの方々の意見が、あまりよろしくなかったのだ。以前の作品の方が評判いいみたいだ。

 朝から、先日放映された、サヴァリッシュ バイエルンの『ワルキューレ全曲』ビデオを流しながら、絵を描いて、それからこれを書いている。もう第二幕が終わるので、2時間半はたっているだろう。

 私は小説をめったに読まないし、比べてどう言おうと説得力がないが、「ノルウェーの森」「クロニクル第1部」「海辺のカフカ」「1Q84」だけをみると、新しい作品の方がいいと思う。先の2作品なんて、もう読む気はしない。

 「ねじまき鳥クロニクル第2部」は買ってはいるのだが、読む気にならないで積んである。ついでに言うと、「スプートニクの恋人」「アフター・ダーク」はもっと以前から持っているが、興味がないので読んでいない。短い小説が苦手なのかもしれない。

 そこで「羊をめぐる冒険」を図書館で借りてきた。2日とかからず、読み終えてしまった。あとでもう一度読んでもいいような気がする作品だ。非常に未熟な感じがするけど、そんなに悪くない。

 その村上春樹全集の一冊には、付録であるところの冊子が挟まれている。「自作を語る」新しい出発 村上春樹、というものだ。おっと、小説はあまり読んでないけど、エッセイの類はたいてい読んでいる。珍しく、村上龍のことが書いてある。

「もうひとつ、僕がこの作品を書くことができたのは、その一年ほど前に村上龍氏が『コインロッカー・ベイビーズ』という力強い作品を書いていたせいもあると思う。僕はその小説の有する長編小説的エネルギー--にそれは他の何者によっても代換されえないものだ--に揺り動かされたし、それが僕にとってかなりの創作の刺激になったと思う。」
 
 『コインロッカー・ベイビーズ』は、私も同じ頃に読んで、衝撃を受けた覚えがある。現代の小説って、こんなに力があるのか、と。

 と、ここまで書いてから、気になったので「ねじまき鳥クロニクル第2部」を読んでしまった。これも第1部よりも読みやすい。クレタもマルタも、ついでにロードス島も行ったので、使われている名前はしっくりこないが。

 同時に、別のエッセイを読んでいたら、前書きにこんなことが書いてあった。
「長編小説『1Q84』を三年がかりで書き終えて、…」
えっ!あれ続かないのかっ!と、がっかり。

「1Q84」もBook3が、なんかちょっと変だ。退行して気圧が下がったみたい。
この次の、村上作品に期待しようっと。
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

[2013/03/23 18:50] | 図書館 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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