「そうだ、村上さんに聞いてみよう」より
村上さんに聞いて

☆ 大和郡山城の桜 それにしては桜が目立たない。

 村上春樹関連の図書を読み始めて3旬です。残念ながら。てことは1ヶ月ですね。恐ろしいことです。ただこの本は、以前に読んだことはあるが、電車の中でとか、お風呂の中でとか、ちょっとした時間に読むのに適しておりまして、旅行中の時間つぶしに効果的でしたので、脳減賞の推薦となりました。その中から。
あっと、村上さん、何か新しい小説が出たらしいですが、あと3年ぐらいたったら読めるかな。


 人生の変わり目はだいたいにおいて、向こうからあなたを選びます。あなたが選ぶことはほとんどありません。

 「後かたづけのない家事」なんてものは世間に存在しません。家事とは、言い換えるならば、永遠の後かたづけです。僕は思うんだけど、芸術というものは日常からぱかっと離れたところにあるのではなくて、日常のちょうど裏側にぴたっとくっついてあるものなのです。卑小な日常的現実を馬鹿にしたところに、本当に人の心を打つ芸術というのは存在しないのではないでしょうか。

 その人の前に出ると、思わず顔がほころんでしまうような相手がいちばんだ。条件なんて関係ないです。

 大学の文学部を出ていなくても、いくらでも文章は書けます。大学にいてもいなくても、自分にとってのほんとうの勉強というのは、手がかりのほとんどない岸壁にしがみついて、じりじりと上によじ登るようなものです。上り方は誰も教えてくれません。誰も手伝ってくれません。自分で爪をはがし、血を流しながらやるしかないのです。

 今の選挙制度に対しては、昔から一貫して、砂を噛むようなむなしさしか、僕は感じられません。それよりは僕は、僕にできるもっとべつのかたちの政治的行為を追求したいと思っています。小説を書いたり、食品を買いに行ったり、表を走ったり、そういうあらゆる社会的行為、個人的営為のなかに政治性は否応なく含まれているはずです。問題はそれらひとつひとつをどこまで深く掘り下げるかということです。

 人生というのは、負けるに決まっているゲームを闘っているようなものです。いずれにせよ、僕らはみんな、遅かれ早かれ、くたびれて倒れて死んでしまうんだから。T・S・ガープは「人生は不治の病に過ぎない」と言ったけれど、ほんとうにそのとおりです。そういう意味では、僕らはひとしくふしあわせです。将来のことなんか考えたってしょうがないんです。一日いちにち気持ちを残していくということをよく考えています。


「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?

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[2013/04/14 14:49] | おすすめの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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