■ チャンドラー式創作法  9月の図書 ■
haiho-.jpg


☆ 村上朝日堂はいほー!


 ここのところ、やたらと小説と小説の読み方、書き方みたいな本を読んでいる。というのも、なにしろ小説の本みたいに、絵の描き方を取り上げている本はほとんどない。面白くない本だったらあるけど。絵描きだから、文章が書けなくて当然だ。ところがたいていの一流の小説家が文章読本を書いているように、小説家は書き方や生き方の指針のようなものをよく書いているので、なんとなく他のことにも生かせるんじゃないかな。(弱気だ)

 芸術家を志すもの、気が向いたときやインスピレーションがわいたときだけ制作にあたるのではなくて、毎日規則的に制作時間を作ることが大切だということは、昔っからいろいろなところに書いてある。1日2~3時間を決めておいて、時間が来たら始め、時間が来たらたとえまだ書きたくても止める。何もしないでぶらぶらしている時間も必要なのだ。作品の質と量を保つにはそれが必要だ。最初に読んだのは渡辺昇一の「続・知的生活の方法」だと思う。

 村上春樹が、早朝から4時間くらい執筆して、午後はランニングなどをすることは、これまたいろいろなエッセイに書いてある。その中から、たしか5冊ほどある村上朝日堂の「ハイホー」から。レイモンド・チャンドラー方式を。

 『まずデスクをきちんと定めなさい。自分が文章を書くのに適したデスクをひとつ定めるのだ。そしてそこに原稿用紙やら万年筆やら資料やらを揃えておく。いつでも仕事が出来るという態勢にはキープしておかなくてはならない。そして毎日ある時間を-たとえば二時間なら二時間を-そのデスクの前に座って過ごすわけである。それでその二時間にすらすらと文章が書けたなら、何の問題もない。しかしそううまくはいかないから、まったく何も書けない日だってある。書きたいのにどうしてもうまく書けなくて嫌になって放り出すということもあるし、そもそも文章なんて全然書きたくないということもある。あるいは今日は何も書かない方がいいな、と直感が教える日もある。そういうときにはどうすればいいか?

 たとえ一行も書けないにしても、とにかくそのデスクの前に座りなさい、とチャンドラーは言う。とにかくそのデスクの前で、二時間じっとしていなさい、と。何もせずにただぼおっとしていればいいのである。そのかわり他のことをしてはいけない。本を読んだり、雑誌をめくったり、音楽を聴いたり、絵を描いたり、猫と遊んだり、誰かと話をしたりしてはいけない。書きたくなったら書けるという態勢でひたすらじっとしていなくてはならない。たとえ何も書いていないにせよ、書くのと同じ集中的な態度を維持しろということである。必ずいつかまた文章が書けるサイクルが回ってくる、あせって余計なことをしても何も得るものはない、というのがチャンドラーのメソッドである。』

深夜、サイトウキネンフェスティバルの模様を見ていたら、小澤が新人指揮者に力説していた。英語で。「明日の事なんて考えなくていいんだ。夕方のことも考えるな。今に集中するんだ。彼らを指揮しなくちゃいけないんだ。今しか考えるな。他のことは考えるな。集中しろ。コーヒーも家もない。人生最後の瞬間だと思って、集中しろ。テクニックじゃない、命そのものなんだ。」


★★潮騒 三島 由紀夫
★ティファニーで朝食を トルーマン・カポーティ 村上春樹訳
★トム・ソーヤーの冒険 マーク・トウェイン  柴田 元幸訳
★ハックルベリ・フィンの冒険 マーク・トウェイン 大久保博訳
★雪国 川端 康成
★★さよなら快傑黒頭巾 庄司薫
★白鳥の歌なんか聞えない 庄司薫
★ぼくの大好きな青髭 庄司薫
★★赤頭巾ちゃん気をつけて 庄司薫
岬 中上 健次
枯木灘 中上 健次(半分)
ダフニスとクロエー ロンゴス 呉茂一訳

書きあぐねている人のための小説入門 保坂和志
「ウケる」話力 近藤 勝重
1000年後に生き残るための青春小説講座 佐藤 友哉
あらゆる小説は模倣である。 清水 良典
ねじれの国、日本 堀井 憲一郎
「見た目」で選ばれる人 竹内 一郎
監察医が触れた温かい死体と冷たい死体 上野 正彦

いますぐ書け、の文章法 堀井 憲一郎
★いつだって大変な時代 堀井 憲一郎
同じ年に生まれて 音楽、文学が僕らをつくった 小沢 征爾
謎の神智学 ジェームズ・宮崎
村上春樹 イニシエーションの物語 徐 忍宇
★「日本=百済」説 原型史観でみる日本事始め 金 容雲

深くておいしい小説の書き方 三田 誠広
なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか? 岸本 裕紀子
日々是作文 山本 文緒
小説の聖典(バイブル) 漫談で読む文学入門 いとう せいこう 奥泉光
国家を築いたしなやかな日本知 中西 進
村上朝日堂はいほー! 村上春樹

ラヴェル「こどもと魔法」サイトウキネンフェスティバル松本2013 放映ビデオ
「タンホイザー」レヴァイン84 ビデオ
「さまよえるオランダ人」ショルティ76
「さまよえるオランダ人」ウォルデマール・ネルソン85
「さまよえるオランダ人」ベーム74
「さまよえるオランダ人」ブルーノ・ヴァイル2004
★「後宮からの誘拐」ワルベルク78 グルベローヴァ
「後宮からの逃走」ショルティ85 グルベローヴァ
★「リゴレット」レヴァイン84
★「オテロ」カラヤン74
ブルックナー 交響曲第6番イ長調 〔原典版〕 サヴァリッシュ
★★「魔笛」ショルティ69
《フィデリオ》 ニコラウス・アーノンクール2004 DVD
★《フィデリオ》 カラヤン1970
ひらめきの法則 新潮CD 講演 星 新一
★マタイ受難曲 ニコラウス・アーノンクール2000
シェリル・スチューダー モーツァルトアリア集 マリナー
「コジ・ファン・トゥッテ」ベーム74
ブランデンブルク協奏曲第3・5・6番 アーノンクール1981

青春時代 森田公一とトップギャラン
あのねのね ゴールデン☆ベスト あのねのね
瞑想呼吸法 原 久子 原アカデミー CD
筒井康隆 時をかける少女 CD
地球大進化 46億年 人類への旅 第1~7集(6h40s)ビデオ
肉体の門 /鳩の街草話 新潮CD 田村 泰次郎
はらいそ 細野晴臣
開高健 1 経験・言葉・虚構 新潮CD
開高健 2 地球を歩く
開高健 3 足で考え、耳で書く
開高健 4 雨の日には釣竿を磨きながら
井上ひさし講演 第1集 新潮CD 講演 名優太宰治 井上 ひさし
井上ひさし講演 第2集 新潮CD 講演 作家の眼、創作の眼 井上 ひさし
伊豆の踊子 CD
雪国 CD
小椋佳コンプリートBEST 夢に向かって 
コバルト・アワー 荒井由実
ヘルプ ビートルズ
草枕 5CD

スポンサーサイト

テーマ:本の紹介 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2013/10/02 19:02] | 今月の図書 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top
<<三色富良野 2 | ホーム | 青着衣の婦人 1>>
コメント
でた!
チャンドラー方式が出ましたね。

これからコロッケを作ります。

春樹さんの「小確幸」だったか、

ちいさなしあわせという意味ですが、

パン屋で買ったパンに、隣のコロッケ屋さんで買ったコロッケをはさんで、その場でハフハフ食べる、

というのが上手い事書いてました。

私の小確幸は、仔猫の目吉の目やにを取ってやることです。

それ以外はさびしい秋です。

にけさんもお元気で。

[2013/10/04 17:55] URL | とも #lQO9N8Ig [ 編集 ]
小さいけど確かなしあわせ
「小確幸」は、毎日あります。っていうか、毎日一回あるぐらいの幸せのことを言うのでしょう。

春樹さんの文章の中には、「肉球でもなめて待っていてくれ」というのがよくでてきますが、肉球ってそんなに楽しいのでしょうか。

こんど5年ぶりぐらいに映画を見に行きます。わざわざ新宿にまで繰り出して。まあそれ以外は、とんとイベントが計画できません。毎日絵でも描きますかね。時間を決めて。健康第一。
[2013/10/05 15:52] URL | にけ #- [ 編集 ]
肉球やつはたまらんのやで(関西弁)
肉球は、肉球自体を触っても、猫は喜びません。

ので、肉球の間のくぼみに指を入れて、

こよこよと掻いてやるように触ると、

すんごいパーを開いて喜びます。



新宿、、、、おそるべし新宿。にけさんそんな所に行って大丈夫なの?

少し心配。

[2013/10/06 21:05] URL | とも #lQO9N8Ig [ 編集 ]
たまらんのかーええなー
えーっと、ダイジョウブではなかったのです。
新宿は着いたら、思いの外気分が悪くなりまして、ぐったりしました。映画を見ている間に、ちょっと回復したので助かりました。これでは、秋の旅行計画を立てる気にもなりません。肉球で遊ばないといけないのかな。
[2013/10/07 10:28] URL | にけ #- [ 編集 ]
ええやろ 煮干しくれるんやったらちょっとさわらしてあげてもええけど
秋の鰯雲など、

夜のお月様など見て、回復してください。


コメントしてて何ですが、パソは触れる時間を短くすると、ケッコー元気でます。目、疲れるし。
[2013/10/07 11:44] URL | とも #lQO9N8Ig [ 編集 ]
しゃーない、そうしまひょ
パソコンは、いや、インターネットは一日おきにしてるんですけど、そうですね、減らしましょう。
ありがとうございます。
[2013/10/07 15:01] URL | にけ #- [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://samotorakenike.blog91.fc2.com/tb.php/1205-edcb78c3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |