古都山の音美しさと哀しみと女であること
益田岩舟

☆益田岩舟 ここまで行くのは大変だったぜ。

 昨年から「草枕」の朗読を何百回も聴いている。いつもと違って、これはけして誇張ではない。毎日、毎晩聴いていたからそうなるはずだ。そしてその次に目をつけたのが「雪国」である。これも、もう、何十回は聴いている。それで、その影響で、本も読んでみる気になった。夏目漱石は、やっぱり他の作品は読みにくい。三四郎以外は。それに比べて、川端康成はすんなりと頭に入ってくる。

 今「千羽鶴」を読んだ。読んだものを最近の順にならべると、こうなる。

千羽鶴 新潮文庫 川端 康成
★古都 川端 康成
みずうみ 川端 康成
★女であること 川端 康成
眠れる美女 川端 康成
▼山の音 川端 康成
美しさと哀しみと 川端 康成
★雪国 川端 康成
★伊豆の踊子 川端 康成

 この中では、だいたい面白かったのだが、一つだけ楽しくないのがあった。解説を読むと「川端のみならず日本文学の最高傑作ではないか」と書いてあって期待したのだが、分からなかった。20年後に読めば分かるようになっているかもしれない。おそらく原因は、他の作品と違い、美人が出てこなくて、戦後の日本家庭の困惑みたいなものを取り上げているからだろうと思う。男と女の関係なら共感できるが、親族親子関係みたいなものに興味がないのだろう。

 湯沢より古都に行きたい12月。
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[2013/11/13 17:29] | おすすめの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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