オクサナ・ディカの「仮面舞踏会」
仮面トリ03-1

ヴェルディ「仮面舞踏会」 
ジャナンドレア・ノセダ指揮 トリノ王立歌劇場
ロレンツォ・マリアーニ演出
第1幕:50分 第2幕:40分 - 休憩 30分 - 第3幕:55分

リッカルド:ラモン・ヴァルガス
レナート:ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ
アメーリア:オクサナ・ディカ★★
ウルリカ:マリアンネ・コルネッティ
オスカル:市原愛
シルヴァーノ:フェデリコ・ロンギ
サムエル:ファブリツィオ・ベッジ
トム:ホセ・アントニオ・ガルシア
判事:ルカ・カザリン
アメーリアの召使:アレハンドロ・エスコバル

 リッカルドのラモン・ヴァルガスは、スカラ座のドン・カルロの時よりも声が出ていたかな、頑張ったかな、という名誉ちょっと挽回ぐらい。あとオケも歌手も、アメーリアと段違いすぎてなんとも言いにくい。オスカルは、かつて本宮寛子さんが歌ったのが気に入っている。日本人歌手だからというわけではない。

 舞台装置は、低予算でなかなか華やかに見せていたと思う。なんとなく演出は弱い。演技と言うよりも、顔の表情に物足りなさがありました。白黒格子のフェルメール風床面。遠近をあまり付けていないのがよかった。第3幕で別れ際にレナートのガブリエーレ・ヴィヴィアーニが、これみよがしに、アメーリアに、ブチュッと口づけをした。
どうやら実生活でもパートナーらしい。是非に及ばず。

 どなたかの影響で、主役のオクサナ・ディカちゃん(笑)。
これはもう3年に一度しか巡り合わせない素晴らしい声であります。

ノルマ エディタ・グルベローヴァ
(「ノルマ」演奏会形式 東京フィル、スロヴァキア・フィル合唱団2003年)
イゾルデ ヴァルトラウト・マイアー
(『トリスタンとイゾルデ』 バレンボイム ベルリン国立歌劇場2007年)
ヴィオレッタ アンナ・ネトレプコ
(「椿姫」パッパーノ指揮 ロイヤル・オペラ2010年)

以来、ひさびさに大歌手の声を聴いた思いです。
ネトレプコに近い声量で、コッソットの鋭さを併せ持つ。
こんなに立派な声なら、他のことは気にならない。



仮面トリ03-5

仮面トリ03-3

仮面トリ03-4

ディカ
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2013/12/08 18:48] | 仮面舞踏会 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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コメント
こんばんは、「私の愛したリリコ・スピント」です
こんばんは、「私の愛したリリコ・スピント」のdawaです。nikeさんも私と同じ感想をお持ちのようで感激です。もともと日本の音楽評論は一部の方以外、商業主義、外国のブログの引き写し、中学生程度の感想文で全く信用できず、長いオペラ鑑賞の積み上げをもとに自分の直観を素直に書こうと思い「私の愛したリリコ・スピント」を立ち上げました。その頃、偶然オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんの歌を聴き一声でファンになりました。日本で知られていない名演奏家を紹介するのも音楽評論家の仕事だと思うのですが、いつも海外の後追いの文章ばかりですね。オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんはスピントらしい強い声と美しい声を持っていますが、これはなかなか両立しません。きっと歴史的な大歌手になってくれると信じています。私の長いオペラ鑑賞人生でこれほどの歌手に出会ったことは滅多にありません。彼女はウクライナのジトーミルで生まれ18歳ではじめて声楽を目指し、キエフの音楽院に進みキエフオペラのソリストを務め、ヴィヴィアーニ君と結婚しルッカに移住、子どもを育てながらオペラ歌手として活躍しています。最初はイタリア語は全く分からなかったそうですが、自分の人生を切り開いていく意志の強さ、それが彼女の歌に現れていると思います。そこもファンになった一員です。これからも一人のファンとして彼女の歌をずっと聴いてゆきたいと思います。よろしくお願い致します。ペコリ。
[2013/12/08 22:21] URL | dawa #- [ 編集 ]
dawaさん、ありがとうございます。
オクサナ・ディカ(Oksana Dyka)ちゃんを教えていただいて、感謝しています。

今回の公演は、体調不良もあってチケットを買っていませんでした。なにしろ埼玉からでも、オペラを見て、夜の電車で帰ってくるのはしんどいです。(京都行く方が楽です)

ところが1週間前に、急に元気になったので、旅先でネットでチケットを買いました。それでこのような暁光にありつきました。
これからも、よろしくおねがいします。
[2013/12/09 10:07] URL | にけ #- [ 編集 ]
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