神々のたそがれ スカラ座2013 第1幕 第2場
スカラ座神々1-2ss


スカラ座神々1-5ss



ダニエル・バレンボイム指揮 ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団
ギー・カシアス演出 2013年6月 ミラノ・スカラ座
プロローグ+第1幕 2h04m24s

ジークフリート:ランス・ライアン
グンター:ゲルト・グロホウスキ(バリトン)
アルベリヒ:ヨハネス・マルティン・クレンツレ(バリトン)
ハーゲン:ミハイル・ペトレンコ(バス)
ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン
グートルーネ:アンナ・サムイル
ワルトラウテ:ヴァルトラウト・マイヤー
第一のノルン:マルガリータ・ネクラソワ
第二のノルン:ヴァルトラウト・マイヤー


第1幕第1場で書き忘れていた。
ジークフリートは薬を飲まされて、過去の記憶を消される。グンターと義兄弟のちぎりを結び、妹のグートルーネと結婚する。何しろシャバの世界へ出て初めていい女に出会ったのである。グンターには、ブリュンヒルデっていう女をつれてきてやろう、という約束をする。

第2場
 ギービヒ家の後であるが、近年最高のイゾルデである、ヴァルトラウト・マイヤーが出てくる。この場面もオペラらしくなくて、分からないところだ。背景に真っ赤や琥珀色がゆらめいているだけで、岩場があるだけの質素な舞台だ。
 あたしジークフリートと結婚して、ルンルン幸せなの、というブリュンヒルデに、そんな浮かれている場合じゃないとワルトラウテが諫める。

 神々の世界はもう終わりだ。ブリュンヒルデが、ラインの乙女に指輪を返してくれれば救われるかもしれない。私はもう地上の人間よ。あんたたちに私の幸せのじゃまはさせないわ。指輪はジークフリートの愛の証なの。その呪われた指輪を捨てて。神々の幸せより、指輪の方が大事。ジークフリートとの愛が大事。アンタなんかにはわからないわね。これがあのお姉様。

 てなことを言い合っているわけです。背景は真っ赤に、巨大な心臓の鼓動のような動きをしています。左手のきらめく指輪手袋は、サイコガンをつけたコブラのようにかっこいい。

 ワルトラウテが去ると、ズンズンズンと音楽が不気味になり、スターウォーズの黒マントをかぶった悪の皇帝があらわれる。顔を隠してグンターのふりをしているジークフリートです。誰っ!ジークフリート以外の人間は入ってこられないはずなのに。回りは真っ赤に燃えているし、ジークフリートの回りは隠れカブトのダンサーに守られている。マントから隠れカブトが伸びてブリュンヒルデの周りを取り巻いているうちに、指輪手袋は引っこ抜かれてジークフリートの手に落ちる。

 背景は炎、上からは針のような、剣山のようなものが降りていてそれも燃えているよう。悪の皇帝もいて、さながら地獄絵図のよう。最後の所だけは、盛り上がって終わる。それにしても、指輪に力が無いようにみえるのは、どういうことなのだろう。簡単に取られるなんて。ジークフリートも薬のせいだとはいえ、だまされてるし。これは「引きずり女は福を呼ぶ」の反対で、「指輪は不幸を呼ぶ」のではないか。そんなに指輪がほしいのか。

 歌手はみんな悪くないような気がする。特にハーゲンが魅力的だ。オケはバイロイトほど特徴がない。次回、第2幕「ブリュンヒルデ、ジークフリートの弱点を語る」は、もっと面白いよ。(千夜一夜物語の手口だ)

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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2014/01/28 16:43] | 神々の黄昏 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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