たくさん生まれてたくさん死にます
愛の法則


 子どもの時のことを考えると、ほぼ中学生までだが、たいていの男の子は背が低いか、やせていた。女の子の方が、体格もよく、健康優良児。なにをやっても女の子にはかなわないと思っていた。高校生ぐらいになってやっと、背の高さで女の子を追い越した。

 私の兄弟は、上に兄二人、下に妹がいる。若い頃の母親は虚弱体質であったらしく、男の子は体が弱かった。母親が元気になってから生んだのが妹だ。

 そんな環境から、私が薄々感じていたことを、ハッキリと書いている。
米原万里の「愛の法則」
米原万里さんは、ロシア語通訳、作家で、55歳で亡くなる少し前の講演を集めた本だ。他の本も何度か読もうとしたが、なかなか読み切りにくい。この本がいちばん読みやすいようだ。

 別の作家が書いた本に。米原万里さんを美人作家と言ったら怒られた話が載っていた。それでは作家のなかでは美人という意味にとれる。私は美人作家ではなくて美人なのよ!と言われたそうだ。いま米原万里「心臓に毛が生えている理由」も借りてきている。

 ところがこの「愛の法則」の中では、文学作品の中に登場する男たちが、みんな若い美女に決まっていることに腹を立て、がっかりしている。「私は当時、まだ中学生ぐらいで、若くはあったけれども美女ではなかったから、鏡を見て、ああ、私の一生は恋に恵まれないのだとずっと思いこんで…」と書いてます。

 男は、源氏物語、ドン・ファンなど、やたらたくさんの女を相手にするものだし、女は、竹取物語、風と共に去りぬ、(トゥーランドット)など、大勢の求婚者からたった一人を選ぶのが定番だ。

 「人間を含むほとんどの生物は、元々メスに比べてオスの方が、たくさん生まれてたくさん死にます」戦争なんかあったときは、特に男がたくさん死にます。そして戦後は、男子の出生率が激増します。日本でも、ロシアでもドイツでもカンボジアでもそうです。

 それで結局のところ、「栄養過多、栄養がいいと女の子が生まれるらしい。よのなか安定すると、栄養が安定しますからね。逆に、栄養が行き届かないと男の子生まれるそうです」そのようですね。

 男の子が死なない社会を。
 よのなかの安定は、少子化にもつながりますけどね。
 (やっぱり私は栄養不足なのか。そうなのか。)

米原万里の「愛の法則」
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[2014/07/15 19:12] | おすすめの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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