イル・トロヴァトーレ Salzburger Festspiele2014 第3幕
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第3幕 ロマの子 12:10、11:28

 相変わらず変な副題だ。ロマの子とは、アズチェーナの子ということだろうからマンリーコのことだろうけれど、本当のアズチェーナの子は死んでいる。トロヴァトーレというのもマンリーコのことだろう。マンリーコは、いちおうテノールだから主役扱いされているのかもしれないが、アズチェーナやレオノーレやルーナ伯爵に比べればキャラクターが弱い。タイトルになる要素はないと思うが。

 ルーナ伯爵側の陣営。みんな真っ赤な衣装であるが、どういうわけか少しずつ違った衣装を着ている。変なカブトとか、ベストとか、時代を特定できないようにしているのだろうか。合唱のみんなが後へ下がると、赤い円筒形の帽子をかぶったドミンゴが出てくる。まわりはやはり美術館の中。ここで捕まったアズチェーナが入ってくる。全員と言うべきか、主役の二人とも似たような真っ赤な衣装で、同類に見えるのはなぜ。

 背後では、フーケとラファエロなどの巨大人物画が、相変わらず動いているが、歌手主体のカメラワークのせいか、ほとんど気にならない。慣れたせいか、ここでやっとアズチェーナの声が立派だということが確信できた。

 第2場ではレオノーレとマンリーコ(ルイスもいるけど)の二重唱。なぜか一般人のお客が5人ほどソファーに座って二人の歌唱を鑑賞しているようだ。壁に掛かっている絵は、やはり何の関係もないようだ。いつまでこんなことをするのだろう。

 みんなおなじような赤い衣装だが、レオノーレのみベルベット風の、ちょっと高級そうな生地だ。左手には目立つ大きな指輪がしてある。これは、もちろん第4幕で意味を持つ。この短すぎる第3幕の締めにマンリーコが高音を出す。第2幕アズチェーナのアリアと双璧に強烈な印象を残す。

 いったん幕が閉まるが、比較的すぐに第4幕に突入する。休憩なしに進むようだ。短いからしょうがないが、だからして、書くこともあまりないのであった。それにしても、生で聴いた印象とまったく違って、老ドミンゴとネトレプコの声が同じくらいに聞こえる。ネトレプコが声をセーブしているのか。


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[2015/06/15 21:43] | ヴェルディ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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