『失われた時を求めて』 ソドムとゴモラ
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 さて、新年であるが、掃除以外は、何も特別なことをしないように気をつけている。しかし変わったことを書かないと、おもしろくない。大晦日に、ふだんは買わない「クリームたっぷり400円のロールケーキ」と「缶入り粒あん」(お餅はある)を買ってきたぐらいだ。いつもは買いたいけど、我慢しているのだ。その点は、めったにしない、後悔をしている。

 年末に、遠い中央図書館に行ってみたら、吉川一義訳の「失われた時を求めて 9巻」が出ていたので、8巻とまとめて借りてきた。

『失われた時を求めて』(うしなわれたときをもとめて, À la recherche du temps perdu)は、マルセル・プルーストによる長編小説。1913年から1927年までかかって刊行された。ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』と共に20世紀を代表する小説の一つとされている。

 一昨年、2ヶ月かかって通しで読んだ。鈴木道彦訳 『失われた時を求めて』(全13巻)集英社、1996年 - 2001年版である。これはこれで良かったので、新しい訳のものがないか探したところ、二人の訳が進んでいた。

高遠弘美訳 『失われた時を求めて』(全14巻予定)光文社古典新訳文庫、
吉川一義訳 『失われた時を求めて』(全14巻予定)岩波文庫、である。

 前者(こっちも3巻読んだ)は途中で、ストップしているみたいだ。後者は、文庫で出ているものの、一昨年までに半分の7巻まで、そこまで読んだ。それ以降、半年に一冊ペースだ。訳は非常に読みやすい。

 8巻と9巻は同じテーマの1と2だ。だから2冊そろうまで待とうと思っていた。そのタイトルは、「ソドムとゴモラ」である。ギリシャ時代からよくある同性愛がテーマで、この時代は社会的に厳しかったようだ。ちなみにソドムが男で、ゴモラが怪獣ではなくて女のことだ。遠回しに言うときは「倒錯者」となっている。

 ふつうの文学作品みたいに暗くて悲惨なわけではないが、新年にふさわしい内容とはいえない。

 出たばっかりの9巻も、半年前に出た8巻も、ちゃんと棚にある。それもページを開いた形跡のない真新しい本だ。安部総理以上に、人気がない。ちゃんと最後まで刊行されるのだろうか。自分で買わなくても、図書館が購入してくれるのだろうか。心配で、お餅が喉を通らず、粒あんだけ食べている。


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[2016/01/04 16:41] | おすすめの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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