宗教も消滅
 そういえば、何十年か前にちがいないが、アパートに住んでいた頃は、新興宗教の勧誘が、それも同じ人が何度も訪問してきて辟易していた。いちいち断るのも面倒なので、ノックがあっても居留守を使って出ないようにしていた。(今でもたまにはすることがある)おかげで、友人が来てくれたのに、すっぽかして嫌な思いをしたこともある。

 今では、似たような理由から、電話に出ないことの方が多いような気がする。逆に、人に電話をかけても、こちらがあやしいものではないと分かるまでの、相手の警戒感が気持ちよくない。平日に男性が住宅街を歩いているだけで、通報されるなんてことがあるらしい。そう考え出すと、私なんか怪しい人だ。
 
 その頃は、残念なことに親しい友人、知人にも宗教にはまっている人が多くて、困った。好きな女の子が、やけに親切にしてくれると思ったら、結果的に宗教の集まりに参加していたり、一部の政党に投票させられたりもした。結局そんな人たちとは付き会わなくなったから、回りからいなくなったような気がしていたら、そんな宗教活動をしている人が、激減しているようなのだ。

 戦後の高度成長期、田舎から都会に出て、孤独にひとり暮らしを始めた人を取り込んで大きくなった宗教団体であったが、昨今の若者は入信しない。だいたい、都会以外にどこへ行っても若者をほとんど見かけない。地方の限界集落と同じで、信者の減少と高齢化で頭打ちになっているようだ。

 それどころか、この本によると「宗教消滅 資本主義は宗教と心中する 」ヨーロッパのカトリックなんかでも、毎週教会へ行く人が激減しているそうだ。それに伴い、特にスペインあたりで、イスラム教徒が増えているようだ。イスラム教徒が増えたといっても、全体に宗教人口が減少しているのは間違いない。この本は本当に面白かった。

 宗教の信者が減少したからって、檀家を持っているお寺以外、日本全体が困るわけではないと思うが、やっぱり全体的に国力が弱ってきているのはまちがいない。さらにこの本によると、葬式も簡素にし、お墓を持たないようにする人も増えているそうだ。ブッダも葬式なんかしないで、修行に励めと言っているのだから、葬式はしなくてもいいと思っているし、近所の小さいお寺もなくてもいいと思っている。何事にもとらわれてはいけない。

 ついでに言うと、人口が減少するのも、そんなに悪いことではないと思っている。狭い国だし。しかし、大都会しか普通の生活がしにくくて、地方都市には高齢者しかいなくなって、どんどん限界集落が増えているのには歯止めをかけないといけないと思っている。私が育った地方なんて、仕事もないし消滅しそうだ。それにしても、みんなサラリーマンやってて、誰が食料を作っているのだろう。 私の知る限り、お米を作っているのは高齢の方ですよ。
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[2016/04/17 14:12] | おすすめの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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