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「学問ノススメ」3
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この番組では、どういうわけか最後に「いちばん好きだった先生は?」という質問を、たいていしていた。そして、このときも、司会者がお決まり(らしく)質問をした。
「いちばん好きな画家は誰ですか?」

 『そんな「聞き分けのない女」みたいな言いぐさに、みんなよく答えてるよね。「誰が一番好きなの」「どっちが大事なの」。そんなこと決められないですよ。時計にしたって、どれが一番だなんて。』

 私が思うに、これは「信じることと知ること」に似ているようです。「私は地球が丸いって信じてる」と言う人は、今時いないでしょう。2000年前だったら別ですよ。地球が丸いことは、知っているものです。信じることではありません。マリア様を信じてるのは、イイかな?。全員がマリア様を信じていたら、そんなこと言わないでしょう。

 ですから、偉大な画家に対して「この画家が好き」とか「この絵が好き」とは使う気になりません。「私は、空気を吸うことより、水を飲む方が好きです。だから空気は吸いません」そんなわけないでしょう。好き嫌いの問題じゃない。しかし「AKBが好き」「ジミー大西の絵が好き」というのは、当然、ありです。

 たとえば「ルノワールが好き」なんて気軽に言う人は、ルノワール周辺以外の画家をろくに知らない人が多いような気がします。レンブラントもルーベンスも、ベラスケスもデューラーも、ボッスもティントレットも見たことがない人が多い。近年やたら、「フェルメールが好き」な人が増えたと思う。

 そうはいっても、質問に答えないわけにはいかないので、山田さん、しぶしぶ「こういうときは、この画家だと言ってます」と言い出した。そういっている間、私の方でも、答えを考えていたのだが、山田さんの答えと、まさに同じだった。音楽でいえば、バッハやモーツァルトのようなものです。失礼ながら、山田五郎を見直したところです。

 その答えとは別ですが、印象派付近では「マネ」の絵が好きです。
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テーマ:本の紹介 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2018/05/30 21:42] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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