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最後のグルベローヴァ
グルベローヴァ

奇跡のソプラノ エディタ・グルベローヴァ
~最後の日本リサイタル~

 美術展にもめったにいかないのだが、最近NHKやサントリーホールなどの都心のコンサートに出て行くのがしんどい。大宮ソニックシティのコンサートパンフレットを見ていたらグルベローヴァが来るという。県民特別料金(今まで聞いたことがないが)で、S席16,000が半額になると書いてある。というわけでチケットを取りました。

 会員優先販売なので、一般申し込みではひどい席しか残っていないのではないかと心配していたのだが、12列目というそこそこ、なかなか悪くない席が取れた。あれっ!もしやあまり売れていないのではないか。たしか5回は聴いたが、以前聴いたのは30年も前だから、今ではもはや有名ではないのかもしれない。

 古いところでいうとメニューヒンも、ニコライ・ゲッダもレオニー・リザネクも、聴いた。その当時から、まだ生きていたのか?とびっくりしたものだが、まさか、若かったエディタ・グルベローヴァが、こんな感じになるとは思わなかった。ちゃんと歌えるのだろうか。

 最初に聴いたときの広告を見てみた。

サントリーホール1周年記念コンサート
エディタ・グルベローヴァ「オペラ・アリアの夕べ」 1987年10月13日

ロッシーニ:オペラ『セビリャの理髪師』から「今の歌声は」
ベッリーニ:オペラ『夢遊病の女』第1幕からアミーナのアリア「愛する仲間の方々~気もはればれと」
ヴェルディ:オペラ『椿姫』から「ああ、そはかの人か」「花から花へ」
ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』から「優しいささやき」
トマオペラ『ハムレット』からオフェリア狂乱の場「遊びの仲間に入れて下さい」
R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』から「私はひとりだけのもの」
オッフェンバック:オペラ『ホフマン物語』からオリンピアのアリア「森の小鳥はあこがれを歌う」
J.シュトラウスⅡ:オペレッタ『こうもり』からアデーレのアリア「いなか娘の姿で」

 なんといっても『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタのアリアは圧巻ですね。オリンピアも。他の誰にも歌えないと思います。サントリーホールが出来た頃で、31年前じゃないですか。1970年代後半に登場して、すでに10年以上経っていた。だんだん普通のソプラノに近づいてきたようだが、最初の頃は半端ではなかった。とても人間とは思えない。

 その時の広告の裏に載っていた紹介文から、

史上最高のコロラトゥーラ・ソプラノ!
 ショパンが弾くピアノを聴けないのを残念に思うことはあっても、あのスウェーデンのナイチンゲール、ジェニー・リンドの歌が聴けないのを、悔しいと思う必要はもうなさそうだ。エディタ・グルベローヴァを聴けるのだから。

 あの作曲者リヒャルト・シュトラウスでさえ想像もつかなかっただろうツェルビネッタを、ウィーンの人たちだけでなく、世界中の人たちが聴いた。あと30年生き延びられたら、全盛期のエディタ・グルベローヴァを聴いたことがあるぞ、オペラも聴いたし歌曲も聴いたぞ、と言ってやろうと思う。

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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2018/07/08 16:37] | コンサート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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