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わたしを離さないで・再・再
私を離さないDVD

 カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」についての、3回目です。

【【カズオ・イシグロのベストセラー小説を奇跡の映画化!
劇場ロングランヒットを記録した、あまりにも儚く切ない衝撃作!
命を“提供”するために、彼らは生まれた――

<キャスト&スタッフ>
キャシー…キャリー・マリガン
トミー…アンドリュー・ガーフィールド
ルース…キーラ・ナイトレイ

監督:マーク・ロマネク
脚本:アレックス・ガーランド
原作:カズオ・イシグロ
製作総指揮:アレックス・ガーランド/カズオ・イシグロ/テッサ・ロス】】

という映画のDVDです。いつものように借りてきました。

 有名な小説を映画化したもので、よかったと思えるのは「風と共に去りぬ」ぐらいしか思いつきません。もっともこれは小説の方のできはそこそこであるので、映画の方が歴史的名作なのだろうけれど。

 「わたしを離さないで」は、それ以上の作品だと思っているので、映画などはなっから見る気はなかったのである。原作がたいしたものではない作品では、「ダビンチ・コード」。たいした作品に違いないブッカー賞の「日の名残り」など見たけど、ぜんぜんダメ。

 映画は時間的制約があるとはいえ、大河ドラマの総集編を見ているような、大事な部分がたくさん省略されて、ほとんどあらすじだけになっているように感じて、不満が残るのです。

 映画の口コミなどを見ても、ほとんど的外れなコメントばかりなので、表面的なことしか伝わっていないにちがいない。そうにちがいない。

 どうせ今回もそんなものだろうと思い、最初の方はやはりそうで、早送りしました。しかし後半は、原作の雰囲気を壊すことのない、すばらしい総集編でした。画像も、めったに見ないぐらい美しいと思います。

  実は、あまりにすばらしかったので、最初からもう一度見ました。主題であるヘールシャムの話は減らして、恋愛を多めにしています。カセットテープのくだりなど、原作と違っている部分もありますが、悪い感じはしません。カズオ・イシグロが制作に関わっているからでしょう。

ほんとは、アミダラ女王の替え玉、キーラ・ナイトレイが気になって見始めたのですが、彼女は嫌な役でした。主役キャシーのキャリー・マリガンは、ほんとうによかった。すこし元気になりました。


■二〇〇六年五月十日、ロンドンでの著者へのインタヴューから
 究極的な言い方をすれば、私は我々が住む人間の状況の、一種のメタファーを書こうとしていたのです。幸運であれば、七十歳、八十歳、恐らく九十歳まで生きることができますが、二百歳まで生きることはできません。つまり現実には、我々の時間は限られているのです。いずれ老化と死に直面しなければなりません。確かに私は、このストーリーの中で、若い人がかなり早く年を取る状況を人工的に作りました。つまり、彼らが三十代になると、もう老人のようになるのです。でもこれは、我々がすでにわかっていることを、別の新しい観点から認識させてくれる方法に過ぎません。

わたしを離さないで

わたしを離さないで [DVD]


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