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マハーバーラタ
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 バガバット・ギーターの本を何冊か借りて読んでみた。専門家がユーチューブで話しているのも、いくつか見た。おしなべて、何が言いたいのかよくわからない。わかりやすい本も見当たらない。

 偶然、図書館の新刊棚に、「マハーバーラタ(下)」という本があった。中を見ると、『神の歌】という章がある。読んでみると、バガバット・ギーターの内容に似ている。でも、大ざっぱに似ているだけだ。「小説・旧約聖書」などのように、初心者向けにわかりやすい言葉で、かなり大胆に要約している本のようだ。(全部訳すと、もっとずっと長ーいそうだ)

 基本的な話は、ある王家というか一族が、仲たがいして、二つに分かれて戦争をするというものだ。登場人物は、ギリシャ神話や古事記のように、古代の神々の子供や生まれ変わりの英雄が活躍する。千夜一夜物語のようでもある。

 解説まで読んでみると、確かにバガバット・ギーターである。(主題と関係なさそうな)冒頭の戦争の話が、なんで出てくるのかという疑問の答えがここにある。バガバット・ギーターの本を読んでいるときは、確かにそんなこと言ってたような気はしたが、不思議なことに、認識していなかった。
 
 そもそもが民族戦争の話である「マハーバーラタ」のなかで、神の生まれ変わりが、一方の将軍に説教している場面なのである。『そこでクリシュナがアルジュナに、世界の真実を明らかにするために詠い聞かせたのが、神の歌である』この本の(上)(下)巻からみると、わずか3パーセントぐらいの分量しかない。

 3日かけて全部読んだが、全体の話はそれなりに面白いものの、バガバット・ギーター部分は、やはりわかりにくい。ところが「マハーバーラタ(上)」の最後に、わかりやすいところがあった。今でも役に立ちそうなところを。

☆彡

何が、バラモンを尊敬に値する者としているのか?
「心を制御する能力である」
生きている人間が、死んでいるとみなされるのは、どのようなときか?
「所有する富を、神々、客人、使用人、動物、先祖と分かち合わないときである」
黄金よりも価値があるものは何か?
「知識である」
富よりも望ましいものは何か?
「健康である」
もっとも望ましい幸福のかたちとは?
「満足である」
寛容とはどういうことか?
「最悪の敵の行為を耐え忍ぶことである」
人間が征服できる唯一のものとは?
「おのれの心である」
人間にとって最も恐ろしい敵とは?
「怒りである」

この世界について、もっとも驚嘆すべきことは何か?
「毎日、多くのものが死んでいくのに、生きている者たちは、まるで自分は不死であるかのように生きていることだ」
真理の道は、どのようにして見つければよいか?
「人は沈黙と孤独の中で、自分自身の人生について熟考しなければならない」

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テーマ:読書メモ - ジャンル:学問・文化・芸術

[2019/09/17 20:11] | おすすめの本 2 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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コメント
御訪問下さり有り難う御座います。
色んな本をお読みになられるのですね。

人間にとって、最も恐ろしいものは、怒りである・・・
私のブログにスゥ~っと入って来て、此れは嫌い、はい、良いですよと、何やら忙しい、全くつじつまが有っていない方がいました。変だな・・・と思ったら障害2級の分裂病でした。置き換えという形があり、私と話していると・・・自分は絵描き。絵を描きたい、どんな方法も有るとエスカレートし、自分が描くのは「怒り」だと言い出したのでした。絵は、、仁王像の目からも、口からも、全身血が噴き出しているという感覚のものを「どうです、描きました!。」と、送って来たのでした。

良い感覚だとは、思いませんでした。彼女は幼い頃に血をみたのです。
難しいものだと、つくづく思いました。
[2019/09/19 00:50] URL | 関口眞世 #Sqwshs3k [ 編集 ]
怒りは全てを破壊します。
関口様、いつもコメントありがとうございます。

大変変わり者のような方にコメントを頂くことも、年に一度くらいはありました。
それにしても、人の作品に、「これは嫌い」なんて、失礼ですね。お茶の作法のように「けっこうな作品ですね」なんて言ってくれなくてもいいけれど、嫌いならスルーしていただきたいものです。

「怒らないこと」なんていう本も、何冊かありますね。
[2019/09/19 17:03] URL | ニケ #- [ 編集 ]
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