
★真実の口
4月に読んだ『透明人間の買いもの 指南役』にあったもの。 −最近の宮崎アニメはたいして面白くないと思っている− −喫茶店でいちばん多い注文は「わたしも」− など、普通の人が薄々感じていることを、ハッキリ言っていておもしろかった。
ここのところ洋画を見始めたので、簡単な映画の本を読んでみようと探したところ、新書版で、『アメリ』と『ユー・ガット・メール』も載っている本を発見。 『愛の教訓』 松久淳著 ぜんぜん教訓にはなりそうもない本だが、興味深いところもある。 薄々感じていることや、感じていないこと?を、極度にハッキリさせている。
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世の中一般では『あの映画よかった』と言われるメジャーものの恋愛映画が、どうして雑誌なんかではちゃんと紹介されたり、良い評価を得たりしないのか。
そういう映画は決してレベルの低い観客が見に行ったのではなくて、紹介コラムを書いた人の色恋レベルが低い、というのが根本的理由。
1年間にセックスした回数より、見た映画の本数の方が多いから、映画には鋭いのに色恋の話になるといきなり手ぬるい。
ラブコメは基本的に、どんな手を尽くしたところで話の根幹は同じ。 男女が出会う→いろいろある→なんかある→ハッピーエンドと、これが黄金の起承転結。 簡単に言えば、どうしたってこの2人は結ばれない……と思ったら結ばれた、とそれだけの話。
それだけの話だからこそ、脚本家なり監督なり俳優なりの力量が、何を語ったかじゃなくて、どう語ったかで計られることになる。
それでラブコメと落語は同じである。 落語は話は同じ。でも演者がちがえばそれはまるで違うものになる。 「よく聞く話」を飽きさせないテクニックを持っているか否かがもっとも重要なのである。
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となれば、今年になってさらに、このブログで、同じオペラばかり 『フィガロの結婚』ばかりをやたら取り上げる理由もそこにある! (どこにあるんじゃい!)
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