スカラ座のアイーダは…見るべきであった、残念!
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 何度か採り上げているように、年末年始にBS放送でメトロポリタンとスカラ座の公演をたくさん放映した。その中にかぶる演目が一つだけあった。『アイーダ』である。ブログ始めてから今まで、余り採り上げてこなかったが、よくよく考えると、外来オペラでは3回も見ているし、テレビ放映されたものもたくさん見ている。

 あまり実演を見に行かない私としては、外来オペラ3回は最多だし、人気の演目ということもあってビデオで見た種類も最多だろう。実はそのせいもあって、一昨年のスカラ座来日公演では、珍しい方の「ドン・カルロ」を選んでしまった。バレンボイムは同時に行われた「レクイエム」のチケットも取ってあったし、その前年「トリスタンとイゾルデ」も見たから、この『アイーダ』はやめておいたのだ。

 ああ、あれは失敗だった。『アイーダ』の方にしておけば良かった。メトの舞台と段違いの、絵にも描けない、言葉に言えない、伝統を感じさせるすばらしさ。

 スカラ座の『アイーダ』というと、1972年デ・ルッロ&アバドで、アーロヨ、コッソット、ドミンゴ、カップッチッリ、ギャウロフ。という素晴らしすぎる、そのキャストをそのまま使ってムーティがEMIにオペラ初レコーディング。このCDは買っている。

 その後、たぶん初めてTVで見た『アイーダ』が、ロリン・マゼール指揮、ルカ・ロンコーニ演出、スカラ座1986年。
アイーダ(アムネリスの奴隷、実はエチオピア王女):マリア・キアーラ
ラダメス(エジプトの武将):ルチアーノ・パヴァロッティ
アムネリス(エジプトの王女):ゲーナ・デミトローヴァ
アモナズロ(エチオピア王):ホアン・ポンス
ランフィス(司祭長):ニコライ・ギャウロウ
エジプト王:パータ・ブルチュラーゼ   

 ランフィスとエジプト王は、メトも含め、このあと歌手が先細りしていくような気がするので、この時の2人は最高。そしてさらに今後、見た目のかっこわるいラダメスが続き、アイーダやアムネリスも、たとえばリッチャレッリのような役柄にふさわしい見栄えの歌手がいなくなる中、アムネリスがゲーナ・デミトローヴァである。

 アムネリスがこのオペラの主役だと思っているが、エジプト女王にふさわしい容貌でビデオになっているのはデミトローヴァただ一人である。歌唱に関してはコッソットに劣り、メトのザージックもそれに次ぐが、長丁場画面を見ていると、少々の歌の欠点などよりも、エリザベス・テーラー張りのデミトローヴァの方が納得できるし、泣ける。先日のメトの舞台なんか、主役3人ともひどくて見ていられない。まあ、演奏は双方とも並ですけど。



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テーマ:オペラ - ジャンル:音楽

[2011/01/27 19:42] | アイーダ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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