スコットとネトレプコの「椿姫」


 昨年、「椿姫」のレコードをたくさん聴いた。
その多くは、なんと、さいたま図書カードと引き替えに手に入れたものなのだった。
(当然です)

その中で最も良かったヴィオレッタは!

「矢口真里」! \(^O^)/ … ではなくて、

「レナータ・スコット」と「アンナ・ネトレプコ」だった。

ついて来れないヤツはおいていくよ! 僕はブレないよ!  (^o^;


 それで、先にネトレプコのことを言うと、5年ほど前の大晦日深夜に、NHKで放映されたので初めて見た。その中で、「イドメネオ」のエレットラのアリアを歌っていた。こんな珍しい歌。映像で見たのは、二十数年前にベーレンスが歌っているのを見たきりだ。しかも、ベーレンスよりも楽々と歌っている。なかなか良い。

 と思ったのだけれど、どう聴いても、好きじゃないタイプの声だし、アリア集など聴いても、特にいいとも思わない。自分から聴こうという気にはならない声だ。実演で「椿姫」が聴けたのは偶然だし、今年も「ボエーム」を歌いに来るみたいだが、聴きに行く気はない。

 実際、目の前で聴いてみると、それはそれは大歌手の風格。今まで聴いた、ギネス・ジョーンズ、フィオレンツァ・コッソット、エディタ・グルベローヴァ、ワルトラウト・マイアーのような、圧倒的な声の力にひれ伏すしかない。…が、レコードで聴く分には、おおむねつまらないと言ってもいい。(あくまで当社比です)

 だからして、ネトレプコのは、あの企画全体、2005年のザルツブルグ音楽祭が素晴らしかったのかもしれない。たまたま演出家と指揮者が良かったのかもしれない。なにしろこの指揮者は、「椿姫」以外では聞いたことがないが、グルベローヴァの「椿姫」、レコードとビデオ双方で見事な指揮をしている。


 このように、ネトレプコが素晴らしかったのは、たまたま一度きり、の可能性もあるが、レナータ・スコットの場合は、そうではない。

 ネトレプコのように、レコードではたいしたことないが、実際に聴くとすばらしい、というような事態になるはずはない。スコットの声は、実演ではもう聴けないからである。グルベローヴァなんかも、最初に聴いた時と、最近ではずいぶん違うから、実際に聴いたからといって、絶対にこうとは言えない。

 これは、「写真」などといっしょで、レコード製品には、現実のほんの一部しか入っていないのだ。そこへいくと「絵」なんてのは、写真に入りきらない現実を入れられる再生装置とも言えるな。決して「写真みたいにそっくりー」なんて、絵をほめないように。

 編集技術などにより、レコードでは素晴らしく聞こえるが、実際はそうでもないという歌手もいるが、どちらかというと、実際はもっと素晴らしいのに、残念!。良い録音が残っていないという歌手の方が多いと思う。…思いたい。


 ついてこーい!

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[2011/03/08 22:23] | 椿姫 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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