『フィガロの結婚』 スウィトナー指揮1964 前編
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 さて、先日、「フェルメールとフランドル絵画展 Bunkamura」のついでに安価に買ってきたスウィトナー指揮の『フィガロの結婚』3枚組である。申し訳ないぐらいの、たしか、たったの¥1260だった。

 スウィトナーという指揮者は、私が実演で聴いた中では、間違いなく最高の指揮者でした。しかしレコード製品となったモノには、その片鱗が感じられません。サヴァリッシュもそうですが、他の指揮者に比べて、個性が弱いように感じられます。つまり、買わなくてもいいかな、と思わせる演奏が多いのです。(だから多くは聴いていませんが…)

 スウィトナーでは、「魔法の笛」同じく1968ドレスデン盤を愛聴しています。まあ、他にはあまり聴いていないわけです。彼はモーツァルトの4大オペラを録音していますが、1961年に「後宮」、64年に「フィガロ」、68年に「魔法の笛」。以上ドレスデンで。その後、1970年に「コジ」ベルリンで、これはイタリア語。

 ドレスデンの3つがドイツ語(二つはもともとドイツ語でいいんだけど)。その後の「コジ」だけイタリア語。長らくベルリン国立歌劇場で活躍していたから、なぜドレスデンとこんなにレコーディングしているのか不思議だった。


『フィガロの結婚』のドイツ語盤というと、
いちばん最初に買った全曲盤である、フルトヴェングラーのザルツブルグライブ54、『FIGAROS HOCHZEIT』 ハイライト ライトナー指揮BPO61。
『DIE HOCHZEIT DES FIGARO』ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮とゲーツァ・オーバーフランク指揮のDVD。などを採り上げました。

 『フィガロの結婚』ドイツ語版は、どれを聴いても、ドイツ語の言葉が違っているように聞こえる。「魔笛」のように定番の台本があって、どこかをカットしているとかいう問題ではなくて、全く違ったセリフになっている部分もある。イタリア語からの訳では、演出家や指揮者が、そのたびに変えたりしていたのではないのだろうか。
というのも以前書きましたが、ここでは指揮の流れがひときわスムーズなせいか、ドイツ語の硬さをそれほど感じません。

 この『フィガロの結婚』CDも、きっとジュリーニ盤のような、きっちり標準的な演奏をしているのだろうと予想していました。序曲をかけたとたん、うんっ?フィガロか?と思うぐらいの快速です。最近、古楽器で「魔法の笛」などを演奏するときありがちな、めちゃくちゃ速い演奏です。

 これは、古ーいワルターのライブや、1950年録音のカラヤン・ウィーン盤の速くて颯爽とした、かつコクのある演奏を、真新しく録音し直したような名演です。


オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデン1964年、ルカ教会

 アルマヴィーヴァ伯爵==ヘルマン・プライ
 伯爵夫人========ヒルデ・ギューデン
 フィガロ========ワルター・ベリー
 スザンナ========アンネリーゼ・ローテンベルガー
 ケルビーノ=======エディット・マティス
 マルチェリーナ=====アンネリース・ブルマイスター
 バルトロ========フリッツ・オルレンドルフ
 ドン・バジーリオ====ペーター・シュライアー


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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2011/04/24 19:21] | フィガロの結婚 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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