『コシ・ファン・トゥッテ』 ムーティ 1983ザルツブルグライブ
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リッカルド・ムーティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ミヒャエル・ハンペ演出 1983年7月ザルツブルグ音楽祭

フィオルディリージ======マーガレット・マーシャル★
ドラベルラ==========アン・マレイ★★
グリエルモ==========ジェイムズ・モリス
フェルランド=========フランシスコ・アライザ★★
デスピーナ==========キャスリーン・バトル★★
ドン・アルフォンソ======セスト・ブルスカンティーニ★★


 かつて小澤征爾も「コジ・ファン・トゥッテ」でザルツブルグ音楽祭デビューしたが、ムーティもオペラでの初登場。先のポネルの映画とは打って変わって、自然で全く問題を感じないすばらしい演奏だ。ベームの名演が続いてきた後に、よくこれだけの成果をあげたものだ。ムーティの演奏の中でいちばん好きかもしれない。

 歌手もみんないい。主役のマーガレット・マーシャルだけは、他で聴いたことがないのだが、グルベローヴァより真摯な歌い方だ。グリエルモのジェイムズ・モリスは、確か2回ほど実演で聴いて、すばらしい歌手だが、モーツァルトのバリトンとしては、先のフルラネットの方が合っていると思う。

 デスピーナのキャスリーン・バトルもピッタリ。この人もこの頃よく出てきたが、デスピーナやツェルリーナが最高だ。しかし、スザンナとかツェルビネッタをやると、ものすごくもの足りない。フランシスコ・アライザは、ペーター・シュライアー後の定番というか鉄板でしょう。

 ドラベルラのアン・マレイ。ムーティ指揮ではケルビーノとドンナ・エルヴィーラも歌っている。ショルティ指揮でもエルヴィーラを歌っている。他では覚えがないが、最高だ。この素晴らしい配役の中でも、なくてはならない歌手だろう。

 名前を見て不思議だった。カラヤンのEMI1954年盤でもセスト・ブルスカンティーニってあるが、これって同じ人?、全くもって、はまっている。

 ジャン=ピエール・ポネルの後によく名前を聞くようになったのがミヒャエル・ハンペ。これがザルツブルグ音楽祭初演出で、このあとカラヤンの『ドン・ジョヴァンニ』とハイティンクの『フィガロの結婚』でも見事な冴えを見せる。

 ポネルの映画に、ずーと昔にベームの映画も見たし、ムーティにはスカラ座のライブもあるが、『フィガロ』のようにベームのライブ映像でも出てこない限り、これが最高の『コジ・ファン・トゥッテ』ビデオではないか。ちょっと古いか!



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[2011/05/30 16:15] | コジ・ファン・トゥッテ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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