「クレタの王イドメネウス」 日本語初演 モーツァルト劇場
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 3ヶ月ぶりにオペラに行ってきました。またまた格安の席が買えたので行ったのですが、うれしいことがありました。私の2階席に照明設備が置かれており、1階のかなり前の方、11列に変更されたのだ。さらに、実際には前の5列目まではオーケストラ用に空けられており、実質6列目の素晴らしいS席だった。

 この曲も、かなり以前にテレビ放映されたものを見たことがあっただけなので、楽曲の良さがわからず、あるいはもともと出来のよくない曲で、楽しめないのではないかと懸念された。ところが、素敵な曲だった。特にエレットラの歌は、ビデオとネトレプコが歌うのも聴いていたので、十分楽しめた。夜の女王のアリアよりも聴き応えがある。

 その他の曲も、アリア集などで馴染んでいた曲もあり、歌手もイドメネオ役以外は立派な声で、十分に感動的なオペラであった。演奏会形式かと予想されたのだが、舞台上は、一応のセットがあり、動きもあった。舞台変更は、映写と、ヨットの帆のような布を天井からつり下げたもので、嵐や海獣や怒りなどを表現していた。


 『イドメネオ』(Idomeneo)K.366は、モーツァルトが1781年に作曲したイタリア語オペラ。正式なタイトルは、Idomeneo, re di Creta ossia Ilia e Idamante(クレタの王イドメネオ、またはイリアとイダマンテ)。トロイア戦争後のクレタ島を舞台とした3幕のオペラ・セリアである。

 『イドメネオ』の翌年にウィーンで書かれたのが「後宮からの誘拐」- その後、1786年『フィガロの結婚 K.492』をブルク劇場で初演し、翌年プラハで大ヒットした。したがって、『フィガロの結婚』からそんなに遠くない時期の作品なのである。


「クレタの王イドメネウス」 全3幕 別名イーリアとイダマンテ 日本語初演
2011年6月17日 紀尾井ホール 18:30開演

第1幕 52m  第2幕 33m 休憩25m 第3幕 55m

高橋英郎(訳詞・總監督),大井剛史(指揮),鵜山 仁(演出),蔵田雅之(T),小貫岩夫(T),鵜木絵里(S),石上朋美(S),吉田伸昭(T),志村文彦(B) 他


過去に見た「イドメネオ」ビデオは以下の二つだけ。

1982年 ニューヨーク   ジェイムズ・レヴァイン指揮
演奏:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
演出:ジャン=ピエール・ポネル
イドメネオ ……… ルチアーノ・パヴァロッティ
イダマンテ………フレデリカ・フォン・シュターデ
イリア……………イレアナ・コトルバス
エレットラ…………ヒルデガルト・ベーレンス
アルバーチェ ……ジョン・アレグザンダー
大祭司……………ティモシー・ジェンキンズ   


1974年 グラインドボーン ジョン・プリッチャード指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/グラインドボーン音楽祭合唱団
演出:ジョン・コックス
イリア…ボゼナ・ボトレイ(ソプラノ)
イダマンテ…レオ・ゲーク(テノール)
アルバーチェ…アレクサンダー・オリバー(バリトン)
エレットラ …ジョセフィン・バーストウ(ソプラノ)
ネットゥーノに仕える大祭司 …ジョン・フリアット(テノール)
イドメネオ …リチャード・ルイス

しかし、今回の実演の方が、とても楽しめた。
もしかすると、マリインスキーなどを含めて、今年いちばん良かったかもしれないと、思っている。
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2011/06/18 21:57] | モーツァルト | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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