カール・ベームのモーツァルト・オペラ録音
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☆写真の二つは違うモノです。


 数ヶ月前、ほとんど20年ぶりぐらいに、ベーム1968年の『フィガロの結婚』ベルリン・ドイツ・オペラ盤を聴き直してみた。もともと最高の演奏だと思っていたのだが、いろいろな盤を聴いてきて、さらに一層、磨き抜かれたような演奏に感じた。


 ベームのスタジオ録音は、カラヤンと比べてなんだか妙だ。
まず、私の聴いているのでは、1955年に英デッカがステレオ録音を始めた年に、『フィガロの結婚』、「コジ・ファン・トゥッテ」、『ドン・ジョヴァンニ』、「魔法の笛」、『運命の力』、『影のない女』があり、そのうち、なんと半分の3つがベームの指揮でウィーン・フィル。ここまでは快進撃です。

 ところが、デッカに、ベーム嫌いのカルショーがやってくるや、追い出される。(まあ、そのように見える)そして、残念ながら、ショルティが救われる。

 その後、
『フィガロの結婚』1956 ウィーン交響楽団 フィリップス (未聴)
「コジ・ファン・トゥッテ」1962 フィルハーモニア EMI
「魔法の笛」1964 ベルリン・フィル グラモフォン
「ドン・ジョヴァンニ」1967 プラハ国立歌劇場 グラモフォン (未聴)
『フィガロの結婚』1968 ベルリン・ドイツ・オペラ グラモフォン

 このうち、3つは押しも押されもしない名盤であるが、なんと、オーケストラが全部違っているのだ。コンナコトって普通、ありえないと思うのだが。まあ、これでも快進撃ではある。

 途中、私の嫌いな、「ユニテル映画」も制作されるが不問に処す。ウィーン・フィルの演奏で、音声だけならそんなに悪くない。


 そのあとはグラモフォンから(予算がないのか)ライブ録音。
「コジ・ファン・トゥッテ」1974年8月28日、ザルツブルク音楽祭。
「ドン・ジョヴァンニ」1977年7月29~30日、8月1、4、8、18、27日、ザルツブルク、当然ウィーン・フィル。

 この「コジ・ファン・トゥッテ」誕生日一発録りライブは、名盤で、確か吉田秀和も、ベームの名盤と言うよりも、モーツァルト演奏史に残る演奏!みたいなことを書いていた。

 さて、この1977年ライブ「ドン・ジョヴァンニ」。ベームの亡くなった頃に出たような気がするが、はたしてベーム本人のOKが出ていたのだろうか。それと、この件は、どこにも書いてあるものを見つけられないので、知っている人は教えてほしい。当初LPの演奏と、(もちろんそれと同じ表紙のCDも出ていた)廉価版で出ているCDのテイクが違うのだ。

 元LPの方が、編集が強いみたいで、歌をキッチリ歌っている。見事な歌唱が入っている。それに対して、廉価版は、こっちも編集してあるのだろうが、ちょっと生中継っぽいラフさと自然さがある。「コジ・ファン・トゥッテ」の音に近い。ラジオ放送用に作ったものかもしれない。

 今回は、あらためて聴いた『フィガロの結婚』がよかったので、「魔法の笛」も聴き直してみようかと思って、聴いて、それを書こうとし始めたら、こうなったのでした。

そこで一言、1964年ぐらいまでのディースカウはいける。

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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2011/08/04 20:16] | ドン・ジョヴァンニ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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