死とは、モーツァルトがもっと聴けるということだ
死モーツァ



 『宇宙方程式の研究 小林正観』より

 プラトンの「想起説」とは次のようなものです。
 人間が住むこの世界は、「向こうの世界」の投影である。つまり“影”でしかない。本当の世界を「イデア世界」と呼ぶ。

 この世に生まれいずる人は川の畔で一泊する。川の水はとてもおいしく、欲の強い人はガブガブ飲んでしまう。水を飲めば飲むほど、人は「向こうの世界」のことを忘れてしまう。

 こちらの世界で良いものを作ったり残したりするのは、その人が作りだしているのではなくて、イデア世界の記憶が残っているためだ。

 イデアの世界の記憶を最も色濃くこの世に持ち込んだ人は誰だろう。四歳から作曲し、500曲も、曲を書いたモーツァルトは、不出来な曲が一つもない。

 ある人が、アインシュタインに「死とはどういうものなのでしょうか」と聞いた話があります。もちろん、物理学的な説明をしてほしかったわけです。アインシュタインの答えは、「死とは、モーツァルトが聴けなくなることだ」というものでした。



  


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[2011/08/14 19:32] | おすすめの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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