「マリー・ド・メディシスのマルセイユ到着」 1622-23 ルーベンス

『マリー・ド・メディシスの生涯』 1622-25 ルーベンスより
「マリー・ド・メディシスのマルセイユ到着」です。

ru-mari0.jpg
油彩画によるスケッチ 63.5×50.2cm アルテ・ピナコティーク

ru-mari1.jpg
完成作品 394×295cm ルーブル美術館



 久しく、「名画100選」を書いていなかったので、気分転換に一点。

「マリー・ド・メディシスの生涯」から「マリーのマルセイユ到着」です。
この作品は、ルーブル美術館で見ていただければ、立ちくらみしそうになること間違いありません。バブル人気のフェルメールなどは、最近やたらと来日しますが、この手の名画は、日本に来ることはありません。

 以前紹介した、「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」(1616)は、ちょっと目立たない作品でしたが、今回の「マリー・ド・メディシスの生涯」は、まさにルーベンスの代表作と言っていい、大量の作品群です。

 わたしはルーベンスを、音楽史上のモーツァルトになぞらえます。それ以前の、イタリアルネッサンスやブリューゲルなどのフランドル絵画に一線を画し、いきなり近代絵画っぽくなります。印象派の登場はもうすぐだと感じられる自然な画風を確立しました。しかも、その作品の量が、モーツァルトと同じように、同業者を圧倒しています。

 ルーブル美術館には、この連作である「マリー・ド・メディシスの生涯」394×295cmの作品が21点、肖像画が3点、一室に列んでいます。

 基本的に、この頃の絵は、工房作品で、ルーベンスが小さい下絵を描き、それを数人の弟子が、作品となる巨大キャンバスに拡大して描き、もちろん最終的にはルーベンス本人が仕上げるといったものです。ルーベンスの手がどの程度入っているかによって、作品の値段に差が付けられました。

スポンサーサイト

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2011/08/26 18:51] | 名画100選 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<今、聴いてみる カーペンターズ・ベスト | ホーム | もいちど行きたい エーゲ海クルーズ>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://samotorakenike.blog91.fc2.com/tb.php/776-baea0244
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |