愛されるよりも恐れられよ
君主論

☆ジョヴズ なんといっても、パソコンというものを創ったのがえらい!
「これからの人生、砂糖水を売って暮らすのか、それとも世界を変えたいか!」
と言って、ペプシから引き抜いたスカリーに、追い出される。


 NHKで「100分で名著」という、時間が短い割に、展開がたいへん回りくどく、まさに教育放送的な番組がある。ブッダとか、孔子とか、他のちゃんとした番組で、よくやっている人物に関しては、まったく面白くなかったが、マキャベリは、めったに採り上げられない人なので、興味深く見た。

 そもそも、国の上に立つ人は、恐れられ嫌われるぐらいでないと世の中を治められない。お人好しの平清盛とか足利尊氏とか民主党の総理大臣では、世の中が乱れて混乱する。源頼朝、徳川家康、スッラ、アウグストゥスのように、非常に冷酷な将軍の元に安定した社会が訪れる。



そこで、君主論を。
「君主」は社長に、「武力」は情報力や知力に置き換えるといいかも。

君主論 「マキャベリ兵法」 大橋武夫より


 君主に大切なことは信義を守り、誠実で人情に厚く、信心深そうに見えることである。本当にそうであり、常にその全てを実行すれば失敗する。やむを得ないときには悪に踏み込んでいく勇気が必要なのである。

 君主は愛されるよりも恐れられる方が安全である。人間は、愛している者でも利害がからめば傷つけるが、恐れている者に手出しをすることはない。また恩恵による愛は、恩恵を受けている間だけのものである。これを過信して他の対策を怠る君主は滅びる。

 ある国を征服するためにどうしても悪逆な行為が必要ならば、その全部を一度にやってしまって繰り返さないことである。この勇断を欠き、悪逆を小出しにしていつまでも繰り返せば、人民を不安にし、剣を手放せなくなる。
新しく国を作る場合には、どうしても荒療治が必要であり、新君主は残酷だという悪評を免れることはできない。これは宿命である。

 人間は人に恩恵を与えると、恩恵を受けたのと同じくらい、その人のために尽くす。

 新君主は新しい組織、職名、権限による行政官を任命し、気に入らない階級、身分、財産など何一つ残しておいてはならない。これは一見人道に反することのようではあるが、このくらい徹底しないと成功できない。人間は完全な善、完全の悪にはともになりきれないものである。 多くの人は中道をとると称し、どっちつかずのことをして失敗する。
 
 時代に即応して、絶えず法律を改めよ。一般に、いったんある方法を用いて成功した者に対し、今度は別の方法を採用した方が有利であると信じさせることは困難である。弊害というものは具体的には見えないし、人間という者は自分が馴染んでいる生き方は容易なことでは変えようとしないものだからである。制度を改めるには、国家の支配権を握った強力な支配者が非常手段を使って強行しなければならない。

 金で友好を買うのは弱国である。黄金で得たものは武力で取られる。武力を伴わない金力はかえって敵の攻撃を誘引する。黄金の力だけでは精兵を求めることはできないが、精兵があれば黄金を手に入れることができるのである。

 味方でない国には、まず中立を強要せよ。

 運命には勝てないと言われているが、運命が支配できるのは人間の半分だけで、後の半分は、運命も我々自身の支配にまかせている。運命は河である。怒り出すと手に負えないが、堤防やダムによってその猛威をそらすことができる。運命と握手するには、用心深くするよりも果断に進む方がよい。どうも運命は女神らしい。彼女を征服するには、叩いたり、突き飛ばしたりする必要がある。運命は女性に似て若者の友である。若者の、無分別で、荒々しく、大胆なところに魅力を感じる。

 ことさらに敵を作り、そしてこれを滅ぼせ。

国家の威信を損なうようなことは絶対にしてはならない。相手より実力が優れている場合に、下手に妥協したり、寛大であったりすると、かえって相手を誤解させ、過ちを繰り返させることになる。相手にかなわない場合でも、いたずらに譲歩するより「あたって砕ける」態度にでる方がよい。譲歩すれば相手は満足するとは限らない。否、譲歩すれば、相手はかえってつけあがるのが普通である。
 戦争というものは、恐れて譲歩しても回避しきれるものではない。また弱みを暴露すれば、従来の味方までも離れていく。 相手の軍事力が優っていても、攻めてくる気配を察知したらすぐ武器を取れ。そうすれば相手も我が国を見直すであろうし、まわりの諸国も我が国を尊敬し、援助に駆けつけることもある。我が国が武器を投げ出せば、今までの味方までが敵に回ることさえある。




  

  

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[2011/10/09 09:59] | おすすめの本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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