『フィガロの結婚』 カラヤン ウィーン1950EMI
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☆『フィガロの結婚』カラヤン1950 西独盤LP(なぜかドイツ語?)


 そろそろ、ほんとうの名盤を聴きたくなった。
『フィガロの結婚』はたくさん採り上げてきましたが、以前から聞いていた名盤は避けて、比較的新しいのが多かったのです(当社比)。そこでLPも持っている決定版「カラヤン旧盤」をあらためて聴いてみました。

 しかし、今となっては、他盤に比べ、音質が劣ります。どれくらい悪いかというと、フルトヴェングラーのスタジオ録音「トリスタン」「ワルキューレ」に劣るのはもちろん、あの「ニーベルングの指輪・ローマ歌劇場」よりも、さらにちょっとだけ悪いような気がします。

 この当時ではしょうがないものの、レチタティーヴォ・セッコが省かれている点も、ちょっとした息抜きがなくて圧迫感を受ける。しかし、不思議なことに、オケとのバランスの問題か、ステレオ初期の、クライバー盤やジュリーニ盤などよりも、歌手の声がハッキリ聞こえる。より生々しい歌声に感じるという、いいところもある。CDの1枚目に、1・2幕がキッチリ入っているのも良い。

 プロデューサーはウォルター・レッグ。「魔笛」ともども、フルトヴェングラーがザルツブルグ音楽祭で上演したのとほとんど同じ配役をカラヤンで録音したので、2人の関係が悪化したようです。フルトヴェングラーの54年ライブも良い演奏で、シュヴァルツコップを始め、スタジオ録音にはない名唱を聴くことが出来ます。ただし、ドイツ語ですが。

 カラヤン42歳、初のオペラ全曲録音でした。そしてこのレコードは、カラヤンとか『フィガロの結婚』ではなくて、LPでの国内初のオペラ全曲盤でした。この録音が上手くいったので、同年12月に「魔笛」もレコーディングされました。

 若きカラヤンの序曲から、熱気と勢いありあまる演奏は、55年録音の「こうもり」を思い出させる。シュヴァルツコップ、ゼーフリート、クンツも、この頃が最高。そしてユリナッチのケルビーノ。



ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団  ウォルター・レッグD、ロバート・ベケットRE
1950年6月17-21日、10月23-27 & 31 ウィーン、ムジークフェラインザール EMI

フィガロ:エーリヒ・クンツ
スザンナ:イルムガルト・ゼーフリート
アルマヴィーヴァ伯爵:ジョージ・ロンドン
アルマヴィーヴァ伯爵夫人:エリーザベト・シュヴァルツコップ
ケルビーノ:セーナ・ユリナッチ
バルトロ:マリアン・ルス
マルチェリーナ:エリーザベト・ヘンゲン
ドン・バジリオ/ドン・クルツィオ:エーリヒ・マイクート
バルバリーナ:ローズル・シュヴァイガー
アントニオ:ヴィルヘルム・フェルデン
二人の少女:アニー・フェルバーマイヤー、ヒルデ・チェスカ
 


  


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[2011/10/17 22:04] | フィガロの結婚 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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