『フィガロの結婚』 ゼッダ指揮 藤原歌劇団公演
藤原1203s



 行ってきました、『フィガロの結婚』。昨年の新国に続いてですけど、新国のは十数年ぶりでした。『フィガロの結婚』を見るのは、9回目ですけど、つまり、ここのところ、めったにないことだったのです。震災以来、観劇が減ったこともあり。

 格安航空券のはびこる今日、格安チケットが買えたので決めました。当然、東京文化会館の5階の2列目です。通常、5階の時は、1列目にするのですが、2列目だったんです。運良く、左右と1列目に空きがありました。その点、息苦しさはありません。

 しかし、この前に座るカップルが、よく動くのです。ご承知の通り、5階ともなると、舞台との高低差もそうとうあり、1列目の人がどう頑張っても、舞台に被さるのです。それも1人の頭で、画面上の上から下まで隠れます。したがって頭の左右から見るしかありません。

 それでも動かなければいいのですが、カップルなものだから、お喋りのように顔を近づけたりもどったり、舞台が3分割されて見えていました。2列目の特権で、後ろがいないから、思いっきり背伸びして見ていました。ああ、疲れた。

 第1幕開演前に、楽器の修理が必要とかで、15分ぐらい遅れて始まりました。そのちょっとした待ち時間の間に、バームクーヘンを食べ始めたら、苦しい。急がなくても良かったんだけど、いつ始まるか分からないと、気が気じゃなくて、飲み込めなくて、冷や汗ものでした。(そんなもの食べるな!)


アルベルト・ゼッダ指揮東京 東京フィルハーモニー交響楽団 藤原歌劇団合唱部
マルコ・ガンディーニ演出 2012年3月4日(日) 14時 東京文化会館

アルマヴィーヴァ伯爵:谷友博
伯爵夫人:清水知子
フィガロ:上田誠司
スザンナ:納富景子
ケルビーノ:松浦麗
マルチェリーナ:二渡加津子
バルトロ:田中大揮
バジリオ:小宮一浩


 さて、この5階は、声がよく聞こえます。スザンナが、レリ・グリストかキャスリーン・バトルかといった声で、良かったです。おそらく、ツェルリーナの方が、合っているでしょう。

 幕が開いた、舞台装置にはビックリしました。壁の禿げた、だだっ広い倉庫の中を、壁で仕切っただけ。そして、左右の前壁が別々に降りてきて、舞台上を隠しているときに、テーブルやベッドなどの小道具を取り替えていました。もうちょっとロココ調が好きですね。なにしろ、舞台上が見えずらいので、歌手の演技がわかりません。

 まあ、よくあるように、第4幕のマルチェリーナとバジリオのアリアはカットされていました。ハイライト盤を聴いているようで、残念です。全曲やってほしいです。

 かねてから(ウソです)、アルベルト・ゼッダの指揮は、聴いてみたいと思っていました。最初は、オケの人数が少ないぞ、響きが薄いぞ、と思っていたのですが、どんどん良くなっていったような気がします。

 テンポは速めで軽快。もっとゆったりしてもイイのにと思ったり、間がなくて次の音がすぐに始まったりと、ちょっとした違和感は感じたのですが、だんだん感動に包まれてきて、そんなことどうでもよくなりました。

 ゼッダの指揮では、一昨年の「タンクレーディ」を聴き逃したわけで、初めてだったのです。このフィガロも、やっぱりロッシーニっぽいのでしょうか?

 大河ドラマの「平清盛」を見てるので、「藤原」という名前に良い印象はない。しかし…
 手前のカップル以外には、(自分が一人だからといって、ヤキモチを焼いているわけではないぞ、)
完全に満足した、藤原歌劇団の『フィガロの結婚』でした。

スポンサーサイト

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2012/03/05 17:32] | フィガロの結婚 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
<<モン・サン・ミシェルの怪 | ホーム | ■ 相手との関係をうやむやなままに  2月の図書 ■>>
コメント
うろちょろされると大変でしたね。
記事を拝読しました。演劇の格安チケットが運良く取れても、前にアベックの頭を頻繁に動かされたとなれば、演劇の楽しみが半減しますね。お気の毒です。
[2013/07/04 15:22] URL | 格安チケット #kQBTdAVk [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://samotorakenike.blog91.fc2.com/tb.php/879-ba1452c4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |