『ドン・ジョヴァンニ』 ジュリーニ指揮 1959年 第1幕
ジュリーニ59



 ジュリーニ指揮の「ドン・ジョヴァンニ」は、かつては名盤としてよく採り上げられていたものです。しかし聴いていませんでした。なぜなら、LPからCDになった頃、初めて期待して買った『フィガロの結婚』のCDがジュリーニ盤でした。これまた名盤として誉れ高いものですが、良くありませんでした。

 両方とも、EMIレッグ・プロデュースで、クレンペラーの代役としてのジュリーニ起用です。だから、この「ドン・ジョヴァンニ」は、いままで興味を示さずにいたのです。いかに『フィガロ』にガッカリしたか。


『ドン・ジョヴァンニ』 ジュリーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団
ロンドン,アビー・ロード・スタジオ EMI 1959.10/7~15、11/23,24 61m+65m+36m

ドン・ジョヴァンニ:エヴァーハルト・ヴェヒター
ドンナ・アンナ:ジョーン・サザーランド
ドンナ・エルヴィラ:エリザベート・シュヴァルツコップ
ドン・オッターヴィオ:ルイジ・アルヴァ
レポレロ:ジュセッペ・タッディ
騎士長:ゴットローブ・フリック
マゼット:ピエロ・カプッチルリ
ツェルリーナ:グラツィエルラ・シゥッティ


 名盤として有名なこの『フィガロの結婚』、ベームの『コジ・ファン・トゥッテ』、その他カラヤンのこの時期のレコーディング。どうも気に入らないのです。ベームの演奏なんて、55年のデッカ、74年のグラモフォン盤の方が好きです。(だからこの頃のは、あんまり聴いていない)

 それが、予想に反して,今回の『ドン・ジョヴァンニ』は名演だと思いました。フルトヴェングラー、ワルター、クリップス、ベーム、クレンペラー、カラヤンを除けば、十分名盤でしょう。音が気持ちいいのです。

 なぜそうなのか、考えてみました。この当時のEMIフィルハーモニアの録音のほとんどは、キングスウェイホールとなっています。ところが今回、他にここを使った例があるのか知らないけれど、アビー・ロード・スタジオ録音です。ビートルズのアビー・ロードです。

 キングスウェイホール録音でも、64年のクレンペラー「魔笛」はいい音です。これはレッグがスタジオから追い出され、ピーター・アンドリューがプロデュースしているせい?。1955年録音のデッカのモーツァルト4部作や「影のない女」を制作したオロフと共に、EMIに移籍していました。

 というわけで、アビー・ロード・スタジオのせいなのか、初期のCDマスタリングの音が悪すぎたのか、エンジニアが変わったのか、原因は良くわかりません。ビートルズもラバー・ソウルとリボルバー、ホワイトアルバムとアビーロード、まさにそこで、全く音が変わっていますよね。

 なにを今さらでありますが、
 この『ドン・ジョヴァンニ』、ジュリーニを見直すような良い演奏です。



モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ ハイライト
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(全曲)
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☆ ジュリーニ指揮の「ドン・ジョヴァンニ」は、かつては名盤としてよく採り上げられていたものです。しかし聴いていませんでした。なぜなら、LPからCDになった頃、初めて期待して買った『フィガロの結婚』のCDがジュリーニ盤でした。これまた名盤として誉れ高いも...
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