初めて見た 『仮面舞踏会』
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 だいたいオペラなんていう面倒なものは、100回くらい聴かないと好きにはならないのだ。特にモーツァルトのオペラは難しい。(もちろん当社比)。だから最初にビデオで見たときなんかは、歌手が美人でもなければ、全然共感できない。最近は、特にイタリアものテノールが、見るに堪えない人が多い。

 ところがこの『仮面舞踏会』というオペラは、どういうわけか初めてテレビ放映されたのを見て、楽しかったのだ。アメーリアが良くて、オスカルの声と歌がとっぴょうしもなく感じたのだと思う。見かけはともかくテノールの市原多郎も良かった。

 それは、ザルツブルグ音楽祭実況中継やミラノ・スカラ座の中継ではなく、藤原歌劇団公演だった。こてこての日本人歌手である。日本人の歌手や合唱団員は、西欧人歌手にくらべて、さらによりいっそう見るに堪えない場合が多いが、このときはそうではなかった。ちょっと背が低いくらいで。

 特にオスカルは、この後に視聴した、第何回かのイタリアオペラ団来日公演よりもずっといい。スカラ座やザルツブルグ音楽祭ライブでも、たいてい一本調子の歌い方で、見栄えの良くない歌手がつとめていた。ベータテープに録画してあるが、もはや見ることができない。


アルマンド・ガット指揮  東京フィルハーモニー管弦楽団
栗國安彦演出 藤原歌劇団合唱部 東京文化会館 1986年2月6日

リッカルド=======市原多郎
レナート========エリア・パドヴァン
アメーリア=======片岡啓子
オスカル========本宮寛子
ウルリカ========牧野恭子


 先日のパタネ1964ドイツ語ハイライト盤を書くついでに、ムーティ、ショルティ新、カラヤン盤を聴いて、さらにジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮 ミラノ・スカラ座1957年、カラス、ステファノ、バスティアニーニ、シミオナート、ラッティも聴いてみた。やっぱりオスカルはいまいちだ。
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2012/07/22 19:46] | 仮面舞踏会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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