『フィガロの結婚』 エクサン・プロバンス音楽祭2012 第3・4幕
ekusan2012-4.jpg



 第3幕 結婚式のために飾られた大広間
 左が広めの社長室、右がオフィス。右側のガラスブース越しに書棚が見える。バルバリーナは、オフィスの受付嬢だった。

 伯爵のアリアを歌っている途中で、椅子を並べる数人が入ってきて作業。ただし歌っている方は、歌に専念しているのでいい。その次の伯爵夫人のアリアでは、その裁判所風にセッティングされた椅子にフィガロ、スザンナ他数人座り、伯爵は裁判長のように立っている。その人たちだけ時間が止まっているように静止している中、伯爵夫人はアリアを歌う。ドタバタしてなくていい。

 モウバリーとレイバーン説による、夫人のアリア位置前倒しをおこなっている。したがって伯爵夫人が歌ってから、六重唱。バルバリーナにピンを渡した後、伯爵は嫌がる彼女を思いきり抱きしめる、というか体に触りまくる。ここで第4幕に入る。

 第4幕 左右に一個ずつ小屋のある庭 
変な説明だが、小屋があるだけの舞台なので、今までと違って違和感がない。あのオフィス設定とは、何の関連があるのだろう。

 マルチェリーナは、英会話のマーシャ・クラッカワ先生に似ている。マルチェリーナとバジリオのアリアはカット。まあ、前半後半ともに、スザンナのアリア~フィナーレ部分がいいので、途中はなくてもかまわない。第4幕のスザンナのアリアがたっぷりとした見事な歌唱。最後の部分をこんなに伸ばすとは。

 最後の疑問。婦人と衣装を入れ替えたスザンナであるが、お腹を膨らませるためにクッションを入れている。途中でそれをスカートの下から出し、フィガロをたたいて、伯爵に見つかりそうになるとまたお腹に戻す。てことは、婦人のお腹のふくらみは、本物ではなくて、演出なのか?

 さらに、今までブラをしても小さめの胸だったスザンナが、夫人衣装の時はノーブラでひときわ小さい胸になっている。(夫人の胸は立派なのに)お腹は大きく、胸は小さく。意味がわからん。

 昨今の、見た目のそれほど良くない歌手の映像が多い中、外見上の不満は非常に少ない。みんな見苦しくない、その役にふさわしい容貌に感じる。どっちかって言うと、フィガロとスザンナが見劣りするが、そんなに悪くない。なんだかんだ言いながらも、それなりに楽しく終わるのであった。

こんばんはネトレプコの『ボエーム』があるぞ。たのしみだぞ。
スポンサーサイト

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

[2012/08/19 18:41] | フィガロの結婚 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
<<ブッダと仏教への旅 | ホーム | 青富士1>>
コメント
当店「ボエーム」は
当店では、「ボエーム」はお取り扱いしておりません。(笑)
何百回聴いても、どうもよくわかりません。したがって書きませんが、やっぱり現代的演出ですね。
ネトレプコも生では素晴らしいのですが、映像では、野太い声に聞こえてしまいます。ザルツブルク祝祭大劇場はたしかに、必要ないくらいに広いですね。
[2012/08/23 19:34] URL | にけ #- [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://samotorakenike.blog91.fc2.com/tb.php/976-c8004fbf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |